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学校5
「よし、じゃあ作戦を言うぞ」
活き活きと目を輝かせ茅乃は言葉を続けた。
「まず私とリヒはそれぞれ別の通路を移動する。他の教室からは出来る限り見えないように行動を心掛けてくれ」
「分かった。で、どの道からいけばいいんだ?」
「鳴った警報機は1階のホールにある。私が2階を行くからリヒは1階から頼む」
薫流の言葉に「分かった」と返答する。
ここは2階なのでどちらの道も直線上の距離はだいたい同じになる。
「カヤノとリヒが探しにいくんだね、それじゃぁわたしはどうすればいいのかな?」
「凪沙は教室から外を見張っててくれ。先生が帰ってきそうだったり何かあれば私に連絡を頼む」
「見張り役かぁ・・・。うん、がんばるよ」
電話を取り出して張り切る凪沙。
見張りってのもなかなか重要な役割だ。
いるといないじゃ動き方がだいぶ変わってくる。
「特に問題ないならいつもの通り、各自臨機応変に任せたぞ!」
「あぁ分かった。じゃあ警報機の前で合流だな」
「ふたりとも見つからないように頑張ってね」
教室の外周りを見て誰もいない事を確認し、俺たちはそれぞれの方向に向かった。