1/12
学校1
担任の先生が教室に入って来た。
もうすぐ休み時間も終わるみたいだ。
凪沙や茅乃は次の授業の準備を始めていた。
「リヒも早く授業の準備したほうがいいよ」
「そうだぞ。さっきの時間も先生に怒られてただろう?おかげでなかなかレアなモノが見れた」
そう言った二人の目はあからさまに俺を冷やかしている。
「いいんだよ、どーせ次の授業は俺の得意教科だ!寝てても赤点はとらねーよ」
二人の視線を遮るように手を振って自分の席へ向かう。
毎度の事で悟っていた先生は呆れた顔を浮かべながらも、始業の合図を始めた。
しばらくは瞼との根性くらべ。
見馴れた数式がユラユラ揺れている。
そのうちどうでもよくなって俺は目を閉じた。