ジャンル再編に潜む、危険な思惑
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さて。
ジャンルが再編成されると発表されて一月以上経ちました。
自分の作品を見つめ直している作者様も多いと思います。今後どのようなジャンルの作品を書くのかと考えているかもしれません。
ランキングにどのような影響があるのだろうと考える利用者も多いと思います。結局変わらないだろうと期待していない読者様もいるでしょう。
ですけどね?
ここに一人、ひねくれた思考を持つ男がランキングとは別の思惑を感じ取っています。
ジャンル再編の目的ははランキングではなく、「放置作品の排除」じゃないかと。
あたりまえですが、「小説家になろう」は小説の投稿をするサイトです。
運営は投稿された小説を「保管し」、読者が読めるように「管理する」業務をしているわけですよね。
そんな仕事をしている運営は、サイト内に放置されている作品がある事をどう考えているでしょうか?
短編や完結した作品であればまだいいです。
ですが、連載中のまま放置され、作者行方不明の作品に対してどのような考えを持つでしょう?
あまりいい考えは出てこないのではないでしょうか?
基本的に、作品に関する各種権利は作者側に委ねられています。
一部の人気作を除き、運営サイドにしてみれば消してしまいたいものではないでしょうか?
私は今回のジャンル再編成を、そういった放置作品を削除する理由付けじゃないかと邪推します。
2016年4月現在の放置作品は約13万。
これらが無くなることで保管するデータは少なくなり、小説検索はスムーズになり、現役作家の注目度が「相対的に」高まる。
そして「小説家になろう」は劇的ではなくとも改善される。
これが運営の狙いじゃないでしょうか?
消したい作品を消す権利を合法的に得る事こそ。
もしかすると、不人気作品の消極的排除も行われるかもしれませんね。「運営が消すなっていうから残していたけど、ジャンルを直すのも面倒だし消えちゃってもいいか」などと考える作者様もいるかもしれませんし、消える作品は13万では済まないかもしれません。
復帰を願いつつも休載中のお気に入り作品が危ういかもしれません。
運営サイドは「投稿した作品は自分のPCなどにバックアップを取っておいてください」と昔から言っています。消したところで「PCにバックアップがありますよね? それに新しいジャンルを設定して再掲載してください」というだけで責任を逃れる事が出来ます。
ここまで私の個人的な推理を披露しましたが、これらには一切根拠がありません。
もしかしたら運営は放置作品に温情をかけるかもしれません。問答無用の削除など行わないかもしれません。
ですが、それも「根拠のない推測」でしかありませんよね。
休載しているお気に入り作品、ブックマークを辿って確保した方がいいかもしれませんね。