表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/25

明日は平和だと良いな。

鋼洗の教員の指導の後、私はふたたび理事長室に居る。私は抗議の感情を込めて言った。

「何故私を第八倉庫に向かわせたのか!しかも何故私がErika・Steinbergという名前になっているのだ。しかも鋼洗の転校生って何事だ!」

「あら、貴女。まず、向かわせた理由はやっぱりあの鏡の呪いにかかって貰うため。ただ、まさか女の子になってしまうとはね。」

「…呪いには他の効果の場合も有るのか。」

「ええ、例えばいきなり勉強が出来なくなったり、いきなり皆から嫌われたり。全てその人に合わせて違うのよ。」

「で、何故私は女子になったか。ここがミソか。」

「そう。あと、名前の件だけど、ただの思いつき。だって可愛いし。苗字はそのままなのは解るでしょう。」

「可愛い……」

 私は露骨に落ち込む。元々背は百六十八位で顔は悪かったが、あちらの方が体の調子は良かった。今は百六十無い。しかも私の感性では可愛いと言われることは余り嬉しく無いのだ。

「あと転校生にした理由は、貴女の服装。だってここの生徒で無いのにここの制服を着ていたら、転校の都合とかにしないと説明が着かないじゃない。」

「解りました。で、明日から鋼洗に通えば宜しいのですか。」

「勿論。」




そのあと私は採寸や証明書写真の撮影を受け、やっと解放されたときには最終下校時刻ギリギリになっていた。




家に帰ると、まず二階の自室に行って制服をぬぐ。下着も女物になっていた。が、部屋にある服装は制服を除き、全て男物だった。勿論ブラなど無い。パンツは男物でごまかすとして、上はどうすべきか。まあ、サラシでも巻くか。幸い軍服コスプレで使うやつが有った。主に怪我防止に腹周りに巻いていたやつだが構わんだろう。どうせそんなサイズ無いし。


悩むより行動だ。下着は脱がず、上に適当によれたTシャツを着て、作業ズボンを履く。足の長さが変わらないが、背が低く成った事を考えると、スタイルは良くなったのかも知らん。腹周りが余ったので紐で括って留める。そして中着を洗濯機にぶち込みに一階に降りる。そのあと、米を炊く。弁当がある日は三合炊く。だが何時もより疲れる。多分体力も落ちたのだろう。もはやどうでも宜しい。無事用意すると炊飯器に釜を戻し、タイマーを入れる。そして汁物を作りはじめる。煮干し、もやし、人参を手鍋に突っ込み火に掛ける。沸いたら豆腐と油揚げを入れて醤油をぶっこんで完成だ。あとはジャガ芋とウインナーをぶつ切りにして、玉葱の千切りと共に適当に炒めて塩胡椒をぶっかけ、今日の夕飯の完成である。今日一日は無茶苦茶だったけど、明日は平和だと良いな。風呂を沸かしてから、飯を食う。一人で悠々と食う飯はやはり寂しいが、そればかりは仕方ない。




 風呂は最初戸惑ったが、何とか乗り切った。どうしたか?開き直っただけである。風呂で余計に疲れたく無かったしな。では寝るか。私は何時か男に戻れるのだろうか。

十八禁にお風呂シーンを追加した。のでよろしくhttp://nk.syousetu.com/n4720cm/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ