会うことあたわず。 ――エピローグ――
高校三年生春。桜舞う――と言いたいところだがその春ではなく、旧暦の春だ。あの新春から一年以上経った。何事も無かったということはないのだが、とにかく入試がどうだとかうざったいことばっかりだったのでここには記したくもない。
幻想郷とここを行き来し一年半。楽しい記憶は速く過ぎると言われるはそのようには思えない。学校は楽しくないし、避難場所として行っていた。幻想郷には人間でないものもいて興味がそそられた。そうして私はもっと図書館に入り浸って妖怪について調べた。学校の「勉強」、入試のための「勉強」は嫌になった。自ら進んでそれをしようとしないだけで、おおよそ内容は分かるから、四月から歴史学部へ行くことが出来るのだが、自分のしたいことを制限されてまでさせられることには一種のいらだちも感じた。
墨染さんとも別れることになる。その後会うこともないだろう。
あの本はまた図書館に戻さないといけない。紅魔館や幻想郷ともおさらばしてしまう。せっかく私が見つけた居場所がどんどん奪われていく。しかしよく考えればこんなことは初めから分かっていたはず、なのに勝手に何某かの期待を抱いていたのだろうか。私はこの日々が終わらないで欲しかった。紅魔館に行って、墨染さんと仲良く――まさか、私こそ最も彼女に期待をしていたのではないのだろうか。
こんにちはたかつきです!
「あの図書館でまた、」最後までみてくださりありがとうございます。
この話を思いついたのは一年以上前、深夜テンションに近い時です。
紅魔館×男の娘×メイド だぁグヘヘへ とイメージは膨らませたものの、文章化はされず放置、当時の構想が半ば消えた状態から再構築し、第一話を作りました。
そうしてなんやかんやありまして、全然当初とは違う形で〆ました。たぶん作者がちょっと病んでるからです。すいません。
メイド服ってどうしてあんなに可愛んでしょう。フリル大好きぃ。すごくお上品だし……。着たいです!
またしばらくお休みするのですが、よろしくお願いします。




