元カノが後悔してる間に、俺は彼女の背中に日焼け止め塗ってます
夏休み三日目。
今日は、蓮と一緒にプールに行く約束をしていた。
「プールか……」
俺は少し緊張していた。朝から、心臓が普段より早く鼓動している。蓮の水着姿を見るのは、今日が初めてだ。その事実が、俺の緊張を高めていく。想像するだけで、胸が高鳴る。
スマホを見ると、蓮からメッセージが届いていた。
『おはよう、海斗。今日は11時に駅前ね。楽しみにしてる』
俺は返信を打った。
『おはよう。俺も楽しみにしてる』
送信すると、すぐに既読がついた。そして、絵文字付きのスタンプが送られてきた。
俺は準備を始めた。水着、タオル、日焼け止め。必要なものを一つ一つ確認しながら、バッグに詰めていく。蓮の水着姿を想像して、また心臓が跳ね上がる。
※ ※ ※
駅前に着くと、蓮がすでに待っていた。
今日の蓮は、白いTシャツにデニムのショートパンツ。大きなトートバッグを持っている。夏の日差しの中で、蓮が眩しく見える。ショートパンツから伸びる白い脚が、目に眩しい。
「おはよう、海斗」
「おはよう」
「準備できた?」
「ああ、水着も持ってきた」
「よかった」
蓮は嬉しそうに微笑んだ。その笑顔を見ていると、俺の緊張が少しだけ和らぐ。
「じゃあ、行こうか」
二人でバスに乗り、大型プール施設に向かった。車内で、蓮が少し緊張した様子で話しかけてくる。その声が、いつもより少し上ずっている。
「ねえ、海斗」
「ん?」
「私の水着……変じゃないかな」
「まだ見てないから分からないけど、蓮なら絶対似合ってる」
「……そうかな」
蓮は不安そうに呟いた。
「実は、初めて買った水着なんだよね」
「初めて?」
「うん。海斗と来るために、新しく買ったの」
蓮は少し照れた表情を浮かべた。その頬が、桜色に染まっている。
「海斗に可愛いって思ってもらいたくて」
「蓮……」
俺は蓮の手を握った。蓮の手は少し冷たい。緊張しているんだ。
「蓮はいつも可愛いよ」
「……ありがとう」
蓮は嬉しそうに微笑んだ。その笑顔を見て、俺の胸が温かくなる。
プール施設に到着すると、入口には長い列ができていた。家族連れやカップルで賑わっている。
「人気だな」
「夏休みだからね」
チケットを買って、更衣室に向かった。
「じゃあ、着替えたらここで待ち合わせね」
「ああ」
俺は男性更衣室に入り、水着に着替えた。着替え終えて外に出ると、まだ蓮は来ていなかった。俺は待ち合わせ場所で、蓮を待つ。心臓が、早く鼓動している。蓮の水着姿を想像するだけで、胸が高鳴る。
数分後、更衣室から蓮が出てきた。
白いパレオを巻いているが、その下から黒いビキニが見えている。蓮の白い肌に、黒いビキニが映える。鎖骨のラインが美しい。
「お、お待たせ……」
蓮は恥ずかしそうに俯いていた。その頬が、少し赤く染まっている。
「蓮……」
俺は思わず、言葉を失った。蓮のスタイルの良さは知っていたが、水着姿は想像以上だった。その姿に、俺の心臓が激しく鼓動する。パレオの隙間から覗く白い太ももが、どうしようもなく色っぽい。
「ど、どう……?」
蓮は顔を真っ赤にしながら、俺を見た。その瞳には、不安と期待が混じっている。
「すごく……可愛い」
俺の声が、少し掠れている。
「……本当?」
「ああ。めちゃくちゃ似合ってる」
本当は、もっと言いたいことがあった。蓮が綺麗すぎて、見とれてしまう。でも、それを言葉にするのは恥ずかしい。
「よかった……」
蓮は安堵のため息をついた。その胸が、小さく上下する。その動きに、俺の視線が釘付けになる。
「実は、すごく緊張してた」
「俺も緊張してる」
「え?」
「蓮が可愛すぎて」
「……もう」
蓮は照れた表情で、俺の腕を叩いた。その仕草が、どうしようもなく可愛い。
「行こうよ」
「ああ」
プールサイドに出ると、多くの家族連れやカップルで賑わっていた。あちこちから、歓声や笑い声が聞こえてくる。
「わあ、すごい人……」
「そうだな」
「でも、楽しそう!」
蓮は目を輝かせた。
「まずは、流れるプールに行こうよ!」
「いいな」
蓮がパレオを外した。その瞬間、俺の心臓が跳ね上がる。黒いビキニが、蓮の身体のラインを強調している。くびれたウエスト、丸みを帯びた腰。その全てが、どうしようもなく美しい。
二人で流れるプールに入った。水は少し冷たかったが、心地よかった。夏の暑さが、水の冷たさで和らいでいく。
「気持ちいい……」
蓮は嬉しそうに水に浮かんでいる。その姿が、とても幸せそうだ。水に濡れた蓮の肌が、太陽の光を反射して輝いている。
「ねえ、海斗。手、繋いでもいい?」
「もちろん」
俺は蓮の手を握った。蓮の手は、水に濡れて冷たい。でも、その温もりは確かに伝わってくる。
二人で手を繋ぎながら、流れに身を任せる。ゆったりとした時間が流れていく。蓮の身体が、時々俺に触れる。その度に、俺の心臓が跳ね上がる。
「幸せ……」
蓮は俺の肩に頭を預けた。蓮の温もりが、俺に伝わってくる。蓮の濡れた髪が、俺の肩に触れる。その感触が、どうしようもなく愛おしい。
「海斗と一緒だから、もっと幸せ」
「俺も」
蓮の身体が、俺にぴったりと寄り添ってくる。その柔らかさを感じて、俺の心臓が激しく鼓動する。水着越しに感じる蓮の体温が、俺の全身に広がっていく。
しばらく流れるプールを楽しんだ後、蓮が提案した。
「ねえ、次はウォータースライダー行こうよ!」
「いいな」
ウォータースライダーの列に並んだ。前には、何組かのカップルや家族連れが並んでいる。
順番が来て、俺が先に滑ることになった。
「じゃあ、先に行くな」
「うん、気をつけてね!」
俺はスライダーに入り、一気に滑り降りた。水しぶきを上げながら、プールに着水した。スリルがあって、心臓が高鳴る。
数秒後、蓮も滑り降りてきた。
「きゃあ!」
蓮は歓声を上げながら、着水した。その表情は、興奮と喜びで輝いている。濡れた髪が蓮の顔にかかって、その姿がどうしようもなく色っぽい。
「蓮、大丈夫か?」
「うん! すごく楽しかった!」
蓮は目を輝かせた。
「もう一回行こうよ!」
「いいぞ」
二人で何度もウォータースライダーを楽しんだ。蓮の嬉しそうな表情を見ていると、俺の胸も温かくなる。
昼になり、二人でプールサイドのレストランに入った。店内は、エアコンが効いていて涼しい。
「お腹空いたね」
「ああ」
俺はカレーライス、蓮はハンバーガーを注文した。
「いただきます」
二人で食事を始めた。蓮が食べる姿を見ていると、それだけで胸が高鳴る。
「ねえ、海斗」
「ん?」
「午前中、楽しかった?」
「ああ、すごく」
俺は正直に答えた。
「蓮と一緒だと、何をしても楽しい」
「……私も」
蓮は嬉しそうに微笑んだ。
「午後も、いっぱい楽しもうね」
「ああ」
食事を終え、再びプールに向かった。
「次は、波のプール行こうよ!」
「いいな」
波のプールに入ると、ちょうど波が発生し始めた。ゴーッという音とともに、大きな波が押し寄せてくる。
「わあ!」
蓮は波に揺られながら、楽しそうにしている。その笑顔が、どうしようもなく可愛い。波に揺られて、蓮の身体が俺に押し寄せてくる。その度に、蓮の柔らかい身体が俺に触れる。
俺は蓮の手を握って、一緒に波を楽しんだ。大きな波が来ると、蓮が俺にしがみついてくる。その感触に、俺の心臓が激しく鼓動する。
「海斗!」
「ん?」
「これ、海みたいだね!」
「そうだな」
「本物の海も、早く行きたいね!」
蓮は目を輝かせた。
「ああ、絶対行こう」
「約束だよ!」
波のプールを楽しんだ後、二人で休憩スペースに向かった。パラソルの下で、二人並んでデッキチェアに座る。日陰の涼しさが、疲れた身体を癒してくれる。
「疲れたね」
「ああ」
蓮は俺の肩に頭を預けた。蓮の温もりが、俺に伝わってくる。濡れた髪から、甘い香りがする。
「でも、すごく楽しかった」
「俺も」
しばらくそうしていると、蓮が顔を上げた。その瞳が、俺を見つめている。
「ねえ、海斗」
「ん?」
「日焼け止め、塗ってもらっていい?」
「ああ」
蓮は日焼け止めを取り出した。
「背中、お願い」
「分かった」
蓮は俺に背中を向けた。蓮の白い肌が、俺の目に入る。水滴が、蓮の背中を伝っている。その光景が、どうしようもなく色っぽい。
俺は日焼け止めを手に取り、蓮の背中に塗り始めた。
「……っ」
蓮の肌は柔らかくて、思わずドキドキした。心臓が、激しく鼓動している。蓮の肌の感触が、俺の手のひらから伝わってくる。滑らかで、温かい。
「海斗、ちゃんと塗ってね」
蓮の声が、少し甘い。その声を聞いて、俺の胸が熱くなる。
「ああ……」
俺は丁寧に日焼け止めを塗っていった。蓮の肩、背中、腰。一つ一つの部分を、丁寧に塗っていく。その度に、蓮の肌の感触が俺の手のひらから伝わってくる。
「終わったよ」
「ありがとう」
蓮は振り返って、俺を見た。その頬が、少し赤く染まっている。その瞳には、何か熱っぽいものが宿っている。
「じゃあ、海斗も塗ってあげる」
「え?」
「背中、見せて」
俺は蓮に背中を向けた。蓮の手が、俺の背中に触れる。その感触が、俺の背中から伝わってくる。蓮の手は柔らかく、温かい。
「海斗の背中、広いね」
「そうか?」
「うん。かっこいい」
蓮は丁寧に日焼け止めを塗ってくれた。その手の動きが、優しい。でも、時々蓮の指が俺の肌を撫でる。その感覚に、俺の全身に電流が走る。
「終わったよ」
「ありがとう」
俺が振り返ると、蓮の顔が近かった。その瞳が、俺を見つめている。蓮の唇が、すぐそこにある。
「海斗……」
蓮の声は、切なげだ。その瞳には、何か言いたげなものが宿っている。
「蓮……」
俺は蓮の頬に手を添えた。蓮の肌は、温かい。
「ここじゃ、ダメだ」
「……うん」
蓮は少し残念そうに微笑んだ。でも、その瞳には理解が宿っている。
夕方になり、そろそろ帰る時間になった。空が、少しずつオレンジ色に染まっていく。
「もう帰る時間か……」
蓮は少し寂しそうに呟いた。
「でも、すごく楽しかった」
「俺も」
二人で更衣室に向かい、着替えを済ませた。プール施設を出ると、夕日が照りつけていた。
「今日は、疲れたね」
「ああ」
「でも、最高の一日だった」
蓮は嬉しそうに微笑んだ。
駅までの道を、手を繋いで歩く。蓮の手の温もりが、俺の心を満たしていく。
「ねえ、海斗」
「ん?」
「今度は、本物の海に行こうね」
「ああ、絶対に」
「いつ行く?」
「来週はどうだ?」
「いいね! 楽しみ!」
蓮は目を輝かせた。
駅の改札前で、蓮が立ち止まった。
「じゃあ、また明日」
「ああ」
別れ際、蓮が俺の頬にキスをした。でも、今日はそれだけじゃなかった。蓮の唇が、俺の頬から耳元に移動する。
「海斗……」
蓮が耳元で囁いた。その声は、甘く溶けるようだ。蓮の吐息が、耳にかかる。
「今日は、本当に楽しかった。ありがとう、海斗」
蓮の声が、俺の耳を刺激する。その感覚に、俺の全身に電流が走る。
「こっちこそ」
「おやすみ」
蓮は少し恥ずかしそうに微笑んだ。その頬が、真っ赤に染まっている。
「おやすみ、蓮」
蓮が改札を通っていくのを見送りながら、俺は思った。今日のプールデート、最高だった。蓮の水着姿も見れたし、一緒に楽しい時間を過ごせた。そして、来週は本物の海に行く。楽しみで仕方ない。
※ ※ ※
家に帰り、ベッドに横になる。スマホを見ると、蓮からメッセージが届いていた。
『今日は本当に楽しかった。海斗と一緒だったから、もっと楽しかった。来週の海、楽しみにしてるね。海斗に背中触られて、ドキドキが止まらなかった。おやすみ、海斗』
最後の一文に、俺の心臓が跳ね上がる。蓮も、俺と同じことを感じていたんだ。
添付されていた写真には、プールで笑顔の蓮が写っていた。その笑顔が、俺の心を温かくしてくれる。
俺は返信を打った。
『蓮と一緒で、最高の一日だった。来週の海、楽しみにしてる。俺も、蓮に触れてドキドキが止まらなかった。おやすみ』
送信すると、すぐに既読がついた。そして、ハートマークのスタンプが送られてきた。
「蓮……」
夏休みは、まだまだ続く。蓮と一緒に過ごす、幸せな日々が。
「明日も、蓮と一緒」
呟いて、俺は目を閉じた。窓の外から、蝉の声が聞こえてくる。夏が、どんどん深まっていく。蓮と一緒に過ごす、最高の夏が。蓮の水着姿を思い出しながら、俺は深い眠りについた。
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