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決着②


『ガー……聞こえますか?健です』


トランシーバーから連絡が入る


健「ハクさん、今交差点に入りました商店街側の

方に行きそうです」


ハク「了解、お父さんにも連絡して指示通り

頼むよ」


健「うん解った!」


こうして作戦は始まった、まずは交差点から熊達が

入り込んだ通路は北側だった。


東西南北全てに罠が仕掛けられていた。どの道を

チョイスしようがハクは構わなかった、地形、

建物の構造、風向き全てが対応できる布陣だった。

高度な罠等は時間の都合上出来ずにはいたが人が

いる事自体が頭脳や手数の多さ見張る目の多さ

優位点は力だけで勝る熊など相手にはならない。


後はそれを上手く発揮、協力出来るかが問題である

恐怖、怠慢、緊張全てを和らげ人だけが持つ優位点

を遺憾無く発揮する事こそ安全になるのだ。


御堂「道が狭いこっちに来たか……

という事はプランB」


開始までに御堂はクリス誠と隣町まで

見張りの指示に従い熊が居ない場所をぬって

バイクで移動、そこで何とかバン2台を手に入れる

事に成功、誠、クリスがそれに乗車し

計3台、そして元々あるバン合わせ4台を

既に手配していた。


状況を把握する、これは作戦に置いて何よりも重要

といっても過言ではない、人が増えれば出来る事は

数限りなく増え安全に事を運ぶ事が出来るいい例だ


交差点、北側通路に全ての熊が入った事を確認した

御堂はハクの指示で一台のバンの乗り込み

エンジンを掛ける。


板に穴を開け車体の後方の窓後方に針金で通す

車体の上部屋根に角材をH型に固定、縦にした後部

板壁に取り付け動く壁の完成だ。『図「後車前』

手早く作れるには頑丈で早々に壊れるものでは無い

板が壊されそうになる事も想定して壁部分には

複雑に絡み合わせた針金を張り巡らせた物だ。

針金は体当たりの際クッションにもなり形状が

複雑な絡みは前足による打撃にも耐えやすく

壊された際にも足をとられ侵入は時間も稼げるし

絡めば車で引き摺り周す事も安易である。


ハクは板が視界を遮る事だけで本能的にわざわざ

壁側に壊してまで近づこうとはしない事を予測

したが……

安全に安全を重ねる今回の作戦、人がいる事の

優位性に再び熊が現れた時、彼等自身で何とか

出来る事を見せる、そして実戦経験、女性も子供も

戦える事を示したかったのである。


戦えれば人の中には差別も減り、生き残るための

力として無闇に放り出す事も無くなる。

このコミュニティに欠けた物それは団結力と

感じたからだった。


何故組織が強いのか部隊が強いのか、それは

協力体制が整っているからだ。

これは強さという意味では全てに言える、

前に言った様に1人が物事を生産する時2

時間で矢を20本作れたとする。


だが1人増えればどうだろう、計40本となるだろう

しかし材料の木材を取り運搬に1時間そして

作るのに1時間、最初はいいだろうだが休み

無く行われる作業に体力低下等時間が経つ程に能力

は落ちる、手分けする事により体力面や休憩などに

よる気持ちの余裕、更に作業というものは慣れが

コツを掴み時間が経てば立つほどに落ちていく能力

を逆に上げていく事も出来る。

それは1時間に40本の能率を底上げ

出来るものなのだ。


狩りにおいても1人で獲物を捕らえる難しさは

安易に想像出来るだろう。しかし5人居て囲めば

それは容易くなる、5人分を的確に取る事が可能と

なるが1人だと何も取れず終わる確率の方が高い。


『ピーピーピー』

御堂「良し静かにな、俺の車の両サイドに壁を

隙間の無いように合わせて止めてくれ」


交差点の道片側をバックで道を封鎖。


車3台分のスペースに隙間が極力無い状況を作る

運転の上手い集会所の人が担当、御堂父の車の横に

ピタリとつける様に残り2台も並ぶ様な形となる。

一枚の板に被さる様に3台の車に貼り付けられた

板が完全に通路の隙間を埋める。


熊は背後を取られた、一頭の熊が不思議そうに

壁に近づきガリガリと爪を立て様子を伺う

時折出した前足が針金に絡みそうになり、

警戒する熊。


だが壁は車だ、動く事を利用し3人が同時に

ユックリとアクセルを吹かしバックする


動く壁に驚いた熊は前方の群れへと合流した。


道は横道に移動する所が極端に狭くタンス等で封鎖

熊の視界にはソレが入るが前方がガラ空きの為

そこまで意識するものでは無かった。


わざわざ木のある森に邪魔だから一本、一本

倒して行く熊も居ない、そういう事である。


クリス「よし全ての熊が入った……」

指示は手を挙げて始まった、伝達ゲームの様に

クリスが手を挙げると向かい側の待機した住人が

手を挙げる、更に向かいの住人が手を挙げて……

最終的に出口付近に待機する住人がそれを確認し

作戦は開始されたのだった。


クリス「作戦開始!」


先ずは合図が最後の出口付近の待機組が先陣を切る


屋上に待機した人達が一斉に槍を投げた。


人の数が一番多い出口担当待機組が

雨の様な槍を降らせ、熊を奥に戻す様に仕掛ける。

軽く練習をし投擲が得意な者は熊の前方から

投擲を始める、前方からの攻撃に後ろへ下がる様に

仕向けるためだ。


クリス「よし2頭仕留めたな、残りの熊達が

下がった、中央組攻撃始め!」



中央は女や子供達で構成されていた、そして

最も熊の撃退出来る場所に何故、女子供が

配置されたか……


それは槍も通常の槍では無かったからだ。


熊を目掛け槍を投擲して倒す等、余程慣れた者で

無い限り難しい、集会所にいる人達は普通の人々

である。


クリス「いいか!狙わなくていい!槍を投擲する

のでは無く真上に放り投げるんだ!」


建物の階数が最低三階と言う高さがあるこの場所を

利用した。


槍には尖った側に近い部分に重りがつけたあった

そして尻には空気抵抗を生み出す様、矢で言う

羽の役割を担う為に取り付けられた板の切れ端が

打ち付けたものである。物資が少ない分、重りも

花瓶やヌイグルミを水で浸し重くしたものや

トースターの壊れた物、あらゆる、そこら辺に

転がる物を利用していた。


後は重力で斜めに落とそうが尻の空気抵抗も手伝い

槍の先は下に向き重さが重力が加わり威力は熊を

退治できる位に容易に跳ね上がるのである。


熊を直接狙うのは難しいがビルや民家の向かい

合わせの距離で落ちる位置は把握しやすい

更に重りのついた槍は重力も手伝い正確性と破壊力

槍が肉を食い込ませるには力の無いものでもソレを

安易にさせるものであった。


右往左往する熊、最初の投擲の数に奥へと

逃げようとする……が道は車の壁で遮断状態

力を合わせれば熊も壁を破壊して逃れるだろうが

熊にとってはただの壁にしか見えなかった、その

行動に協力というものはなく、更に壁を壁としか

思えない知能の低さもあった。


そして熊は目が悪いのもあった。


だがそこも計算だった、前方をわざと

封鎖しなかったのは、逃げ道に思える場所を

開けたからこその思い込みや意識を壁に

向けさせない心理トラップという意味もあった。


投擲のみで倒せるとは思えたが何重にも安全に

対処する事こそ失敗のリスクを減らす事だという

作戦だった。仮に失敗して違う交差点に逃げこんだ

としても通路全てに罠がある、つまりまだ3重の

トラップがある。


その一つは一階に仕掛けられた壁に穴を開けて

そこから槍を突き通す、窓は厳重に釘と木で封鎖

お城で良くある通路に仕掛けられた罠である。


竹の長さも計算し通路の狭い通りの幅、半分弱に

合わせた物である、互いの通路側からの

交差同時攻撃は逃げ場など無い。


だがこれもまた保険であり使う事はなかった。


移動は基本屋根を使う、簡素だが人だけが通れる

屋上通路を既に作って配備していた。

民家と民家の幅、ビルと民家の幅は離れて大抵の

建物の建て方同様はおらず、板を置くだけでも橋は

安易に作れた。


移動する人は男が基本である。

道を渡らねばならない場所は危険が伴う、そこには

燃料の無くなった高さのある車を一列に並べて

簡易な橋とした。時間の無さを補う簡単な橋だ。


女性子供は移動の危険も含め念の為待機、

熊がバラバラで移動した際の保険も含めてだ。

各人配置に置いての見張りの役目も果たしていた。


1人の目は2つ各交差点20名の目、内待機組10名

計20の目に死角はない。

状況に応じて男は移動出来る、人の数の補充だ。


個々が動けば激闘になるも人が力を合わせれば

数で押し切れるだけでなく安全に圧倒的な力の差は

頭脳とアイデア、そして少しの原理的基本で

数倍に膨れ上がる。


武器は場所である程度作ってある物を配備、

だがなくなったとしても第2、第3のその場で

製作する武器の材料だけは置いていた。


時間との戦いでもあったからだ。

間をおけば統率が崩れてしまう。

反対勢力の相葉達を押さえ込み、

人の英気が高まっている間にという

意図もあったのだった。


クリス「どうだ一回の矢の雨で20だ、

7秒に2回40の攻撃だ、その一つ一つで一頭を

仕留められる、廃材は山程あるぜ、

耐えれないだろう」


熊は断末魔を挙げ右往左往する、だが建物全てに

配置した人間の投擲回数には逃げる隙間は無かった


子供「お母さん!緑の印」

「次は黄色ね!」


母「わかった!それ!」

「黄色ね、沙織、投擲もってきて!」


道路には簡素なペンキで塗られた円が書いてある

投擲にはロープが家に貼られ投げる者はその印に

向かって放り投げると基本下の色に合わせた所で

落ちる工夫もあった。


クリス「全滅だ……よし移動組、次に移動できる

準備をしてくれ!」


トランシーバーから連絡が入る。


ハク「向こうは片付いたみたい、じゃ交差点に

向かって誠」


誠「あいよ、了解!」


「しかし早いな交差点入ってから15分も

経ってないぞ」


こうして誠達も誘導に成功、今度は東通路に熊は

侵入する形となった。


ハク「東側チョイスね、では作戦開始!」


東側は通路は先程より大きく2車線分の幅があった

同じ作戦は取れない、だが罠はハクの頭では何通り

もあり、臨機応変に対処する事は既に考えられて

いたのであった。


御堂母「ハクさん……御堂母です、この度は何と

言っていいか……」


ハク「気にしなくていいんじゃないですか?

僕、気にしてないし、クリス、誠も気にしてない

から、ね?誠」


誠「おう!健の母ちゃんか!アンタが健を愛しての

考えは解ってるさ、道は間違えたら修正すればいい

だけさ、だからハクは東側のリーダーにアンタを

指名したと思うぜ?ここで名誉挽回、そして本当の

意味で健を守ろうぜ!」


御堂母「健を守る事が出来れば私はソレが一番大事

ありがとう御座います……」

「あの人にも悪い事言ったと反省しています……

私だけの子供じゃないのに……」


ハク「そうですね、健を守るって事は生きてる体

だけじゃ無い、心もです、御堂さんは貴方本人も

含め父も守る事こそが健を守る事になる」


御堂母「はい……」


誠「これが終わったら無邪気に笑う

健の顔拝めるぜ」


御堂母「そうですね……あのまま健だけ守っても

健は……笑わなかったと思います」


誠「……アンタもいい母親だな、

じゃアンタの愛する家族やそれに繋がる集会所の皆

纏めて救いまくろーじゃねーか!」


こうして御堂母の合図を待つ集会所の皆んなが

待機する場所は通路に沿ったビル、民間の

2階以上の窓際だった。


御堂母「準備して!ハクさんの指示通り窓に

例の物を設置して!」


合図と共に皆が一斉に準備を整えた。

弓矢で構成された通路だ。


男「えと自転車のチューブを棒の両端に固定して」


男の子供「お父さん僕は矢を渡して行けば

良いんだよね?」


男「あぁそうだ、矢がなくなったらそこら辺の

部屋に転がってる物をお父さんに渡してくれ」


棒の両端に固定されたチューブはゴムを伸ばすと

弓になる。


しかし安定性が悪い、そして攻撃チームには

女性も多かった。


しかしソレを補う方法もハクは指示していた。


棒にゴムチューブは硬く弦の代わりのゴムを

引き伸ばすには力がいる、男ならばそれ単体でも

いいのだがブレによる正確さを増す為に指示された

方法は……



□窓に棒を突くように出す。

□出した棒を横に向ける事により外側の窓枠に棒の

両橋が当たる事によりゴムの反発作用を壁が補い

より弱い力で弓を引く事が可能になった。


□腕力に劣る女性チームは弓を射出した際、棒が

落ちないように弓棒に括り付けた紐をタンス等に

括り付けたり片側の弓矢を渡す側がその紐を腕に

括り付けたりして対策をした。

部屋の構造により固定の仕方は様々だ、ハクは

何通りかのやり方、作り方を示していた。


ゴムを引く際に木がずれない様狙いが定まるのも

含め、壁に釘を打ち付け、ズレ防止を作る者

支えに紐を引っ張る者、各個人が状況に合わせた。


これにより射出した際に飛び出しにくくなる。

支え切れなかった際にも飛び出した弓を何度でも

回収出来る形となる。


更に力が弱い者は各個人伸びるゴム、運動用の

チューブを2重にしたり工夫した。


しなりのある木や竹の場合は糸代わりは伸びる

必要が無くロープ等で作った。

板の場合一枚板だと折れやすく左右のしなりが

均等で無くなりやすい、それを補うには

弓部分の木にサイズの小さい木を真ん中にあてる、

真ん中はしなる事は無くなるのだ。

そしてしなる部分の左右が少なくなり

折れにくく反発作用も大きくなる。


更に投擲が苦手な者はT状に板を釘で打ちつけ射出

する土台=矢の下に板が来る様に指示していた。

Tの上にVのゴムを重ねる感じだ。

ボウガンの基礎である。


窓が離れているバルコニータイプにも工夫がある

手すりが横に巡らされ、その手すりの土台に複数の

結合部分との間にゴムチューブを括り付ける

矢は外側から中に入れ大きめを使えば手すりの下の

コンクリート部分が土台の役目も果たすという訳だ


総勢100名程が強力すれば弓の矢を作る作業も

大幅に短縮し矢は山程作る事が出来た。


何人かの力自慢はゴムチューブを何個か重ね鉄柱を

利用し重量のある槍自体を飛ばす事になった。

ハクの案を基礎に彼等の考えで行い作られたものだ


材料は長めの杭の他にベランダにある物干し竿の

先を外し包丁を取り付けたものだ。矢のブレを

無くす為土台には家の雨樋を使った。これで

正確さは飛躍的に上がる。

材料は山程ある民家一つ一つに3つはある。


その破壊力は凄まじく当たりさえすれば一撃で

熊を倒した。


同じく通路に入った群れが道路真ん中まで来るまで

待機、そして一斉に放たれた矢は先程と同じく

無数に飛び、熊を一気に撃退した。


照子「まぁ!私にも倒せたわ!」

ハナ「私達も捨てたもんじゃないわね!これなら

私達も若いもんには負けず戦力になるわ」


照子「ふふふ……さ!負けないわよ皆んな!」


最低でも2階以上に設置した理由は、交差する両面

の人間に不慣れな弓の扱いによる人災を避ける

為である。


約下に向け30度前後で放たれる矢は跳ね返りも

含め同士討ちを完全に無くす、そして視野も広く

狙いやすい為である。


子供は速射を可能にする運搬役もあり、それぞれが

出来る事をやって初めて安全が確保されるのだ。

手の空いた子供や女達は水鉄砲にハクが使った

唐辛子液で熊を狙う、鉄砲は筒に穴を開けて空気圧

で飛び出す昭和レトロな手作りも簡単に製作出来る

ものである。


子供「お母さん!やった!熊が目を擦ってる!」

「私もお母さんや皆んなを守る!」


子供だから、女性だからでは無い遠慮や配慮が

守るべくものの生存率すら危うくするのだ。


役に立たない人間など居ない

ハクは今後の集会所の為にも皆で作戦を行う事を

前提に考えたものであった。


こうして戦いは呆気なく収束する事となった……

時間にして1時間だった。


照子「私達全員の命が危うかった状況が……

今まで何人もの犠牲者が出た熊に

たった1時間で……」


女「そうですね……あのまま事が運んでいたらと

思うとゾッとします……」


トランシーバーから連絡が入るハクからだ。


ハク「照子さん、カチドキ上げて皆に知らして

まだ残りがいるから僕達が片付ける、

お疲れ様でした、照子さん声を挙げるのは貴方です

皆の事を心配して僕達を救ってくれた、全ては

貴方の優しさが生んだ結果です」


照子「……私はたいしたことは」


ハク「クスクス……したんですよ充分」


クリス「そうですよ結果がそれを証明している」


誠「そう他の誰でも無い照子さんだったから俺達も

協力した、そして御堂さんや健とあった

広がったんだよ全てが照子さんの優しさから」


照子「……ありがとね」


「ヨシ!長い事生きてるがまだ頑張らなきゃね!

かちどき挙げるもんが弱音

吐いてちゃいけないものね」


照子は大きく手作りの旗を上げた。


照子「勝利よ!皆んな!私達の勝利だ!」


叫ぶ照子さんに呼応するかの様に集会所の皆が

雄叫びを挙げる。


地響きの様な歓声に皆、酔いしれた。


生きてられる実感、不安な未来しか見えなかった

前日までの悩み、自らが動き勝利した高揚、

戦える自信、家族の絆、今全てが動き出す。


一つの完成されたコミュニティーの誕生の

瞬間だった。


男「相葉さん……終わっちまいましたよ、俺ら

不参加でしたが加わってた方が

良かったんじゃないですか?」


相葉「なら戻れよ!プライドねーのかお前は

情け無ぇな、男はな頭下げたら終わりなんだよ」


「俺の意見も間違いでは無かった筈だ

奴等がたまたま運がいいだけじゃねーか」


「あの足場だってもし落ちたら誰が責任取れるって

言うんだ!こんな戦い俺は認めねぇぞ!」


男「確かに今更頭下げれないっすよね……」


相葉「チッ、どうなってんだ、こんな簡単に事が

済むとは……今更戻れねぇよ」


「あのまま事が俺らに進んでれば

天国だったのによ、いらん事しやがって」


後は残された熊退治のみとなった。


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