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世紀末異星人侵略世界でスローライフ【解説付き】  作者: しおじろう
民家攻防戦
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民家攻防戦


ハクと森裕太は、電気屋に向かった。


誠「おう、オメーそれ貸せや」

純衣の持っている棒に手を出そうとする。


純衣「ちょ、触んないでくれる、しばくで」

誠「……オメーは相変わらず口が悪いな」

純衣「あーアンタだけだから安心して」

手を上下に振り含み笑いで返す仕草をする純衣、


逆に純衣の方を見て呆れ顔のをする誠だった。

誠「……はいはい、ハクがお前の持ってる棒の先

にナイフ付けて槍にしとけって言ってたんだよな」


純衣「ハクが?渡す!」

言うが早いか、先程までのごねた感が嘘のように

素早く棒を誠に渡した。

誠(同一人物とは思えない変わり身だな……)


誠「お前……ハクの指示だと素直だな」

純衣「……いやん」

顔を赤らめ照れる純衣


誠は棒をナイフで削る、器用に窪みを付け

紐を縛りナイフが槍から外れない様に細工

したのだった。


純衣「器用ね相変わらず」

「そういやアンタの実家、工務店だったね」


誠「そうだな昔から親父の仕事見てたからな

今じゃ親父の手伝いにバイト励んでたんだぜ

此処をこうして……よっとっ

これでチョットやそっと刺した位で

ナイフが棒から抜ける事は無ぇぞ」


棒を純衣に返しながら懐かしそうに話す。

「お前、覚えてるか?俺達サークルでゾンビ

テーマにサバイバル論争したよな、

あの時はテレビのゾンビで論争したが、

現実はちと違う様だが、基本は同じだ、

頭じゃなく心臓狙ってくんだぞ」


純衣「あーわかってるって」

頭は意外と頭骨が硬く、的が小さい事も

承知している様子だ。


思い出したかの様に……

「あ、飛び道具も持って来たわよ、

弓道で使ってた弓も、それに私が古武道

やってたし特に槍術得意なの知ってるもんね

だから此処に残したんでしょ」


「間合いが一番有るのは槍、遠距離対応は

ゾンビの基本、だったわよね、近づくと危険

だし、一番大事なのはゾンビの体自体に

触れない事、あらゆる病原体やバイ菌から

身を守る為だったよね」


「私が後方支援でアンタが特攻ね」

「……ヤンキーなアンタにはピッタリね」


天真爛漫な純衣らしい振る舞いで誠に

言葉を返す。

誠「一言いつも多いんだよ、お前ぇは

昔の話だろ、今は真っ当なんだよ……」


目を細めじっと誠を見る純衣

純衣「真っ当ねぇ……

まぁ昔よりはマシなのは認めるケドね」


誠「あぁハクが俺を変えてくれたからな」

純衣「流石、ハクねぇ~ゴキブリを哺乳類

まで進化させるなんてぇ~」

体をクネクネさせ照れる純衣


誠「なっゴキ!オメェそれ傷つくわ流石に」

純衣「シッ、何か奴ら……何か揉めてる」


敵、浅井の周りが騒がしくなり始めたのだ。

浅井「おい、剛田はどうした、それに見張り

の奴らは、まだ集まらないのか!」


手下「いやその……連絡はしているのですが

返事が有りません……」

怒りに顔を赤らめる浅井がトランシーバーを

手下からもぎ取った。


浅井「剛田!何してやがる!出ろボケクソが

トランシーバー「……」

浅井「あの糞が、先行きやがったな……」


手下「あの、今アジトから連絡があって、

あの民家にいた奴ら東に逃げたようです、

それを剛田が追跡中との連絡が入りました」


浅井「……チッ、これ以上人員は減らせねぇ

ついて来い、東に向かうぞ」

(……しかし妙だな、見張りも連れて?

ゾンビが多かったからか?……しかし奴等

銃を持っている限り5名では不安だからな)


剛田が追ったと思われる東へ向かう浅井達

それを見ていた誠達


純衣「何かトラブルの様ね……

東に向かったけど背後今なら取れるけど

5人対2人か……キツイけどやる?」


誠「いや待て、アイツらの中にマシンガン

持ってる奴が居るはずだ、恐らくリーダーの

浅井が持ってる筈だ」


純衣「マシンガンか……勝てないね」

誠「あっさり言うなよ……

浅井カバン持ってるだろ、恐らくあの中

あれさえ奪えれば何とかなるがな、

しかし情報では銃は2丁しかない筈なんだが、

一丁はさっきハクを助けに言った時持って

いた奴がいたから……」


純衣「じゃ此処に居ないグループの奴らか

チャンス!な様な……

でもマシンガンかぁ……」


誠「だが、いざとなったら行くぜ、

心の準備しとけよ」

誠の方に手を合わせ拝むハク


誠「おわっ!居たのかよハク!

てか……俺が逝く設定なのな

で、どうする、この人数なら5対4だ

いけない事もない気もするが」


ハク「いや、東に行ってくれたのなら明さん

が誘導してくれたんだと思う、美優達が

見張りをかい潜り、行けるとは思えないし

晴がいるなら尚更そうだ」


「これで此処は残り5名、まずはこの人数を

なんとかしよう、でも浅井が気付くまで、

時間の余裕は無い、感のいい奴だったから」


森が沢山の荷物を下ろす

誠「コレまた沢山持って来たな……」

何やら段ボール3箱分一杯の荷物を届けた

ハク達


ハク「上手く行く保証は無いけどコレ皆

出しやすいようにバックに携帯して、

肩から掛けれるカバンも用意してきた、

カバンの引っ掛ける所にあまりバッグが移動

の妨げにならない様固定させて装着して」


誠「これは何となくわかるがコレはなに

使うんだ?」

袋に詰めたのは

○カイロ

○壁紙

○手袋

悪い顔をするハク

「後のお楽しみって事で……」



【今日のポイント】


持ち運ぶ荷物が多い時はリュックタイプが

一番だ、キャリーバックは音がしてこういう

時は最悪だ。


直ぐに荷物を取り出さなければいけない状況

な時はメッセンジャーバックなどがオススメ


肩からかける時もクロスがけの様に斜めに

掛けて紐かなんかで取っ手の金具にジーパン

のベルト通し等で固定さすと良い。


そこは創意工夫で何とでもなる。

防災の際は、手袋も手を切らない様、ホーム

センター等で売っている刃物でも切れにくい

手袋があると便利だ、ガラス撤去等、災害後

の場合はかなり役に立つ値段もお手頃で

一つは持っておこう。

海外のボディガード等は刺すナイフにも対応

する手袋を常に持つものも多い、これは金属の

尖った先端に対する圧力の差をも耐えれる

一品だ、注射器等尖ったものでも対応可能

普通の手袋よりは少し硬めではあるものの

指も動かせる、動作には不便はない

価格はそこそこするが値段に見合った安心感

だろう。


不衛生な場所へと変貌した場所では怪我を

しない事、コレが大事である。


手袋と言えど燃えにくい熱さを伝えにくい

素材もある。


何かあった時、地域の土地柄を判断し、

総合的準備が必要だ。


例えば川、海が近い時は土地の高低差を把握

自分の住んでいる場所のハザードマップ

国土地理院がWEBで公開している。


水害対策意外にも必要性の高い長靴を用意

長靴もぬかるんだ足場では抜けて意味がない

足のサイズに合ったもの、また履いた上部を

紐でくくれて、水が侵入しにくい物が

好ましい。


町などは先程の手袋等、文化建造物に対する

知識、ビルが多いならば上部への配慮、

古い家屋、など避難経路までのチェックも

大事だ。


町は支援も比較的早いが危険度は変わらない

標準防災装備はどの状況でも同じだが、

プラス何かを持っていくの参考に。


山側なら、とかく問題になりやすいのは道の

封鎖による閉じ込められた場所での生活


土砂崩れなども注意だ、事前に把握して

おく事が大事、逃げるルート上に土砂崩れ

が起きそうな場所がある場合、命の危険も

まずは避難経路にお自分のいる場所からの

道を把握


都会と分断された場所はともかく、食料や水

の確保が重要、あとは季節に左右されやすい

田舎では、寒さ、熱さ対策も不可欠だ。


物資は人の集まる場所に来やすいから

避難場所の基本は公共施設。

希望が大きい災害では市役所等の公共施設に

分類される場所の提供もある。


寒さにも注意が必要だ熱さ対策は近年よく

知られる事にもなったが人間は基本寒さに

強くは出来てない、寒さは病気を招く以外

命の危険度も高い。人が集まる事で室内自体

の気温も上がることから、なるべく人が

集まる場所に移動、寒さには動脈関係の場所

を温める事はかなり有効だ。


脇や首、股間の付け根の太腿等、動脈から

血液を温める事で体は早く温まる。


カイロ一つでも使い方次第だ。


普段と違う状況に合わせた思考を働かせる。


水害に対しては思った以上に、、水変化する

あとは汚い、切り傷など消毒も大事だ、

近年小さいやつも売っている携帯

しておくとよい。


後は痛み止めこれも何かと緊急時には

手に入りにくい、小説の中には書いたが


一先ずここまで。


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