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コミュニティー


男達の手によって拉致されたハク、明は薬を持ち、

急ぎ鈴の所に急ぎ向かう。


急ぎ走る明、雨は再び降り始めるーー

明「糞、こんな時に!ハクの言った通りビリなん

とか棒は使えない、感電する恐れが」


「ここは走るしか無い!」

降り始めな事もあり、ゾンビの数はまだ、多くは

無い、複数いるも、一体、一体はバラバラで動き、

ゾンビ達の間隔もある事から走る明。


途中、ハクと出会った場所に行くと原付があのま

まの状態もあり、其れに乗り戻る、その短い間に

ゾンビも集まり始め、焦る明は何とか鈴達のいる

民家へと辿りつくが体勢を崩し転倒した。


美優「何?今の音!」

カーテン越しに家の外を見ると、明が手を振りな

がら、必死で走る姿が目に飛び込んだ。


美優「追われてる!数は2体、銃、異星人のじっ

銃!」

慌て美優もライフルの先をドアの縁で固定し構え

た。


美優「慌てない……」

「慌てない……」

銃の標準はドアの縁で固定した、大丈夫、きっと

当たる……」


スコープに明が映る、微妙に標準をずらしゾンビ

一体目の首を狙う。

指をトリガーに置き深呼吸……静かに引き金を引

いた。


「ビシュ!」

美優「外した!お、落ち着け美優!」

自分に言い聞かせた。


二発目を発射

見事ゾンビの右胸に当たる、勢いに体が揺れるよ

うに倒れるゾンビ。


美優「やった!」

「……あれ、起き上がった」

「何で!」


痛みのないゾンビはただの衝撃の物理的、力で倒

れただけであり再び行動不能になるまでその本能

のみの力で起き出す。更に雨足が強くなり撃つも

次第にゾンビは倒れにくくなっていた。


トリガーを引きまくる美優、数発当たりようやく

倒れるゾンビ残りのゾンビにも数発当て、撃退に

成功する。


美優「こんな弱かったっけ……この銃」

民家のドアで待機した真美が明が入った瞬間ドア

を閉め鍵をかける。


明「ハァハァ……ハ、大変だ!ハクが拐われた!」

2階から駆け下りる美優、


美優「え?どういう事!なんでハクが!」

明は事の経緯を細かく説明した。


美優「どうしよう……」

真美「この人数じゃ助けるのは無理よ……鈴ちゃ

んも居るし……」

明「俺、仲間に連絡してみるよ、この近くに住ん

でる友達がいる、あ、それにそいつ、ハクの知り

合いかも知れないんだ!」


真美「え、どういう事?」

明「俺達、大学が一緒だったみたいで、記憶、彼

には無いけど、持ってたペンで」


明「いや今は説明してる時間は無い、俺行ってく

る、ソイツ、めちゃ喧嘩強いからきっと無事だと

思うし、てかソレしかもう助け呼べる信用出来る

仲間なんかいないんだ、今はもう奴が無事で、ま

だここに居てくれてる事を願うしか無い」


明は着くかいなや、急ぎ、雨の中、飛びだそうと

した、しかしその無謀な行為を美優と真美に抱き

止められたのだった。


真美「明が今行ったら2次災害になる!」

美優「そうよハクはそんな事望んでない!」


焦りと悔しそうな表情を浮かべる明。

明「……わかった、でも雨が上がり次第、反対し

ても行くよ、俺は……」


緊迫する環境、鈴も倒れ薬もない、雨でゾンビは

増え、彼女達の居る家もいつゾンビが侵入するか

もしれない状況に頼りのハクすら今、命の危険が

迫る。


泣きながら美優は呟いた「有難う……アイツ」

「……助けてあげて欲し」

「……い」


真美「そうね……生き残る人間は何かしら運もあ

るわ、行動が伴えば……そして彼がまだ生きる運

命なら、その希望もきっとある」


こうして雨が上がるまで暗く沈んだ空気の中、過

ごす長い1日となった……



【今日のポイント】


レーザー兵器は地球でも既に完成に近い。

対空ミサイル迎撃に適したこの武器は熱で

攻撃する事が出来る、すでにアメリカでは

搭載された巡洋艦まである。

中国に至っては小型化も進み、ライフル等に

完成している、近い将来音がないこの銃は

殺傷能力の低さと安全に撃てる(行動不能)

にさせれる事が安易な為、配備は世界に

広がると思われる。


しかし霧や雨など光を分散させる状態では

威力は皆無に近い程弱くなる。


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