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課題が終わらなくてこまってます

作者: モブC

何故課題というものがあるのか、考えたことはないだろうか。

課題は、人々を不幸にし、地獄へと突き落とすものである。

つまり、何が言いたいのか…


今…私は…課題が終わっていない!


これは、私、ラブコメ系主人公の背景とかにいるモブキャラAの日常である!


*学校、そして課題*


「なんで今日も学校……」

そう、今日も学校なのである。

(何故学校があるんだ…今日、土曜日だよね?)

一般的にサタデースクールと言われる休みの日まで学校に行かなければならないという苦行を私たち学生はほぼ毎月サタデースクールがある。


更に私、A子は今日提出する課題が終わっていない。

夜やろうと思っているうちにいつの間にかゲームにのめり込み、結局そのまま寝てしまった。

「課題…なんでやらなかったんだろ…」

「課題、消えろ。」


そんな事を思いつつ、しっかりと先生に怒られたA子であった。



*休日、しかし課題*


「やっと休みだぁ~」


なんて浮かれていた昨日の私を恨みたい。


サタデースクールがおわった解放感と、平日の疲れにより11時に私は寝た。


寝たはずだった。


しかし11時に寝てしまったせいでなんと朝4時に起きてしまったのである。

完全に失敗した。

私は一度起きてしまうとなかなか寝付けないので、そのまま起きていることが多い。


そのため寝坊はしたことがないが代わりに昼を過ぎるととてつもなく眠くなってしまう。

だから昼を過ぎた今、凄く眠い。

「くそ眠い…」


私は自室で考える。

(今寝たら起きるの確実に深夜だわこれ)

(しかも明日は学校だし、課題やるのに少なくとも1時間半はかかる…)


(詰んだ)


とりあえず眠気覚ましにミントガムを口に含む。

ミントの香りが鼻に抜けて心地よい。


「課題、やらなきゃなぁ」


「まぁやらないけど!」


とか言いつつ課題のプリント出す私偉い。



*夜、A子と課題*


私は風呂から上がると歯を磨き布団に入った。

早くベッド欲しい。

背中痛い。


まあそんな布団も住めば都とでも言うのか、入ってしまえば心地よい。


(布団、あったけぇ…)


「じゃない!」「ヒッ!?」


私が急に声を出したせいで親の寝室まで聞こえていたようだ。


ちなみに親はベッドで寝ている。ちくしょうめ。


ではなく、課題、そう、課題の存在を忘れていたんだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は机の上の課題とにらめっこをする。

数学とか無理ゲーだわ。

ゲームの裏ボス並の攻略難易度である。

中2の範囲でも解ける自信がない。

そんな私に高校の範囲なんて酷な話だ。


私の数学力をフルで使い解いてみる。


空欄が約9割も残ってしまった。


「……………は?」


自分の数学力の無さに自分で驚いてしまった。


「あっ、そう言えば」


今日の課題教科書見れば解けるって先生言ってたわ。


完全に忘れていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふぅ」

「なんとか終わった…」


開始から2時間。


教科書見てこの時間はヤバイ、と自分で思う。


2時間て。


アホか。


アホだったわ。


「寝よ。」


課題が終わってホッとした私はそのまま眠りについた。



*月曜日、されど課題*


月曜とかめっちゃテンション下がるわー。

ホント下がるわー。


そんな月曜日。


通学中。


~電車の中~


目の前のリア充どもがキャッキャウフフしてやがる。

しかも安定のうるささで


カップル「キャッキャウフフ」


(リア充、爆死しやがれ。)


なんて考えていたら いつの間にか学校近くのいつも降りる駅だった。


~学校~


やっと学校に着いた。

足痛てぇ。


早く座りたいので自分のクラスに早足で向かう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


クラスに入って直ぐに自分の席に座る。


「回復ポイントやぁ…」


なんて呟いてしまった。


周りはちょっと引いていたが気にしない気にしない。


そこでふと机の上を見る。


ウス≒異本「やあ」


「!?」


目の前にはウス≒異本さんがいた。


(何故私の机の上に…)


そんな事を考えていたら、木村が来てサッと奪っていった。


犯人あいつかよ。


そんなこんなあって課題を提出したA子であった。



*ラブコメとA子の視点*


さて、冒頭でラブコメとか書いたが今まで何一つとしてラブコメがなかった私の日常であるがここで私の周りにいるリア充どもの生態を書いて見ようと思う。


個人的な意見だから「は?」とか思うかもだけど聞いて欲しい。


もう一度言う!

個人的な意見だ!


~高野~


高野。

あいつはうちの学校のトップ3に入るリア充だ。


彼女の藍川としょっちゅうイチャイチャしている。


●ァック!


まず人前でイチャイチャして周りの迷惑になると思わないのか?


藍川なんか香水つけまくりだから香水の匂いがキツイ。


臭いレベルだわ。


(吐き気がするわぁ!)


と叫びたい。


~相原~


とりあえずうざい。


自己中発言に加えナルシスト、女好きという最低極まりない野郎である。


なんでコイツがモテるのかを知りたい。


それだけだ。


~新井~


顔は爽やか系イケメン。

四肢はスラッとしておりそこそこに筋肉がついている。


Theラブコメ主人公って感じ。


性格も良く、リーダー的な物を感じるらしい(友人談)


運動神経も良いので更にモテている。


ちなみに最近では先輩の中でも噂となっている。


まだ彼女は居ないため、大抵の女子は新井を狙っている。


私的にはなーんか気取ってる感あるからあまり好かない人種。


これはリア充なのかと思うかもしれないが私的には十分リア充だと思っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


と、まぁ私の周りのリア充の生態はこんな感じだ。


目の毒である。


最後に一つ言っておこう!


課題は終わっていない!!


つらたん…






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