表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/324

ログインボーナス7日目 夕ご飯

 7日目の今日、6時、6時半、7時を過ぎても配達員さんは来なかった。

 今日の用事を済ませに出かけるが、いつもと比べてやる気が起きなかった。

 12時過ぎメールが届いた。

 ログインボーナス関連かと思ったが違った。


『ホムンクルスに気を付けろ』


 と言った不可解なメール。

 ログインボーナスを楽しみにしていた僕にとっては迷惑メールだ。


 17時、用事が済んだので帰宅する。

 部屋の近くまで来た時、部屋の明かりがついている事に気が付いた。

 消し忘れたのか、と思い玄関のドアを開けると夕ご飯匂いが漂ってきた。

 湯に味噌を解いた匂い、ご飯が炊ける匂い、衣を揚げた匂い、根菜をつゆで煮込んだ匂い。

 それらの匂いを嗅いだ時、実家を思い出ししんみりとした感情が湧き出た。


 居間に入るとエプロンを身に着けて、机に料理をもった皿を並べている配達員さんと顔を合した。


「お疲れ様です。本日のログインボーナスは夕ご飯です」


 今日の鬱憤を晴らすように、配達員さんが作ったご飯を、配達員さんと談笑しながら味わった。


 よかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ