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今日から始めるログインボーナス  作者: シルヴィア・紫の夜明け


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ログインボーナス59日目 石川県

「おはようございます。今日のログインボーナスは石川県です」


 いつもの様に配達員さんから唐突に旅行を告げられた。

 少しだけペースが速いような気がした。


 飛行機か新幹線で行くのかと思いきや、バリバリ車だった。

 新幹線の方が半分の時間で行けることは、配達員さんも知っているはずなので口には出さなかった。


 途中で長野のパーキングエリアで早めの昼食を取った。

 配達員さんはチーズトマトラーメンを、俺はざるそば定食を食べた。

 配達員さんは結構、好奇心旺盛なのかもしれない。

 トマトスープをはねさせないように、気を使いながら食べる配達員さんが愛おしかった。

 トマトラーメンは配達員さんのお腹を満たせなかったようで、軽食コーナーで山賊焼きを頼んだ。

 一見、ただのカツレツのようだったが、中の鳥のもも肉にたれがしょんでいて美味しかった。

 他に売店でアフォガードを2つ買った。

 エスプレッソの苦みとソフトクリームの甘みが相応して美味しかった。


「石川県に着いたら何処か行ってみたいところありますか?」


 サービスエリアを出たところで、配達員さんにそう問いかけられた。

 そもそも兼六園くらいしか知らない俺は、もう配達員さんとずっとドライブしていたかった。

 後半の思考が口から言葉となって漏れていたらしく、配達員さんは少し笑った後「ならおススメなスポットがあります」と返答した。


 1都4県を通り、やっと石川入りを果たした。

 海を見ながら高速を走った後、情緒あふれる街のICで降り海沿いの道を進んでいると、千里浜という場所についた。

 降りて歩くのかと思ったら、配達員さんは車で浜に直進を決めた。


「ここ車で走れる浜なんですよ」


 まだシーズンに入っていない浜には人の気配がなく、砂漠のオアシスにでもいるのかと思った。となりの水は深い色をしているけれど。

 快晴だったので潮風がより一層気持ち良く感じる。

 ただ20分間、同じ風景はとても心に来るものがあった。


 8キロの浜道を抜けた後、配達員さんが寄りたい場所があるらしく、流れに身を任せる。

 石川と富山の県境を超えて氷見へ。

 氷見から海岸線沿いを走った後、海水浴場の駐車場に車をとめた。


「少し歩きませんか?」


 配達員さんの誘いを受け、2人で夕日に包まれている浜を歩いた。

 途中にある石で造られたベンチに座って沈む夕日を眺めたりもした。

 後で調べたらこの場所は日本の渚100景にも選ばれたことがあるらしい。


 帰りは群馬のサービスエリアでカルビ丼と豚汁を味わった。

 配達員さんが買っていたパンを少し分けて貰ったら、口の中が辛さに包まれた。

 ワサビ漬けらしい。


 部屋に帰ってきたのは23時過ぎだった。


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