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剣さえあれば魔法なんていらない!  作者: 神桜
序章 すべての始まり
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幕間 「荒れ狂うルシフェル」 エリア?:消失の間

物語とはほとんど関係ない話です。荒れ狂うルシフェルを温かい目で見てやってください。

 

 真っ黒な空間ーー

 時間に追われる作者に世界観説明を頼まれたルシフェルが1人佇んでいたーー


「剣さえあれば魔法なんていらない……略して剣いらの世界観を大天使ルシフェルが説明させていただきます!」


「……助手の現在未登場キャラ、シェリー・マクスウェル……です」


 あ、あれ?

 私の横に黒髪ショートヘアのロリッ子少女がいるのですが……というか未登場キャラなんて出していいのでしょうか?

 私、作者が何をしたいのか全く理解できません……


「……始めなくていいの?」


「そ、そうですね! 始めちゃいましょうか!」


 なんだかよくわからない展開になってきたけど、私はとりあえず世界観説明を始めることにした。


「まず始めに主人公である増井悠(ますいゆう)についてです! 彼が送られたのは異世界のアラクワ王国にある終焉の森という場所です。どんな場所か簡単に説明すると富士の樹海より10倍も大きい森だと考えてください」


「……富士の樹海?」


「貴方は知らなくて大丈夫です。読者の皆さんが理解できればいいのですよ」


「……ババア」


 プチッ

 私の中で何かが切れる音がした。


「……この回が終わった後二人でお話でもしましょうか?」


「……望むところ」


「さて、話を戻して……終焉の森を彷徨っていた悠さんはやがてとある洞窟の前にやって来ます。そこで悠さんは巨大なモンスターに襲われてしまいます。それは……」


「……キメラ」


「はい、その通りです。ライオン、ヤギ、ヘビの頭を持つ合成巨獣キメラに悠さんは襲われてしまいます。全速力洞窟へ逃げ込もうとするのですが、キメラの巨体に似合わぬスピードに追いつかれそうになり、万事休す!」


「……でもそこにへんな人が現れる」


「変じゃないですからね! 悠さんは旅の魔法使い、ルーシーというウルトラ超絶美少女にキメラから助けてもらいます」


「……センスのない仮面を着けてる」


「センスならあります! ルーシーさんに謝ってください!」


「……センスのない仮面」


 プチッ

 再び私の中で何かが切れる音がした。


「もうやめです! 私本気で怒りましたから! さあ、リアルファイトをしましょう!」


「……貧相な胸が特徴」


「うわあぁぁぁんっ! もう知りません!!」


 私の心はもう限界です!

 さっさと次話書いてください!!


「……なんかよくわからなかったと思うけど、これからもよろしくお願いします。……私の出番ももうすぐ」


「うわあぁぁぁんっ!」


 ルシフェルの鳴き声は作者の耳元まで届いたそうな。

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