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『ライトダンジョン』

『ライトダンジョン』はランクライド王国で最も攻略難易度が高い、

理由は様々であるが一番の理由は5階層毎に中ボスが出る事である。


ダンジョンボスは復活しないのだが、

中ボスは復活するのだ。


「シルフ、今度はキメラだぜ」


「ワン、ワン」


俺達の前に現れたのはライオンの頭と体に鳥の翼、

蛇の尻尾の中ボスだった、

似たようなモンスターを以前見たが、

その時は35階層位だったかな、

今回は10階層である、


「ワウゥゥゥゥゥゥウ」


雄叫びを上げたシルフが鎧袖一触、キメラは小間切れになった、


「俺なにもしてない」


「ワウ、ワン」


「さすがだなー、シルフは」


シルフを誉めつつ次の階層へ、


「やっぱりか」


前衛はデュラハンとゴーレム、

後衛はオーガアーチャーとゴーストマジシャンだ、

俺がデュラハンの体を盾にしながらゴーレムの攻撃をかわしつつ、

デュラハンと打ち合い、

シルフは一気に後衛に回り込み風魔術と爪でゴーストマジシャンとオーガアーチャーを倒しに行く、

デュラハンは十合も打ち合ったら倒したので、

続いてゴーレムを倒す、

ゴーレムの腕、足、首の順番に叩き斬る、

ゴーレムは魔石を残して消えていった、

シルフも終わったようだ。


しかし特徴の違うモンスターがパーティーを組んで来るのはなかなか厄介だ、

今までのモンスターはゴブリンならゴブリンの派生系、

みたいな感じで種族が統一されてるのがほとんどだったので、

大体同じ弱点をつけて楽だったのだ、

まあ弱点を突かなくても楽勝だが。


さて次の階層からは仕掛けを解いていくのだが、

まあ既に攻略されてる仕掛けなぞ有って無いような物である、

資料を暗記しているので楽勝である、

しかし離れた場所にあるボタンをタイミングを合わせて押す仕掛けはソロではキツい、

パーティーでも二手に別れるのは危険だろう、

ダンジョンにパーティーで入れる人数は5人が上限なのだが慣れない陣形は危険を招くのだ。


しかし俺は大丈夫だけどね、

上級クラス・忍者のスキル・分身とスキル・体内時計でほとんど同じタイミングでボタンを押せる、

どうやら隠し部屋が開いたらしい、

俺は分身を消してシルフと一緒に先へ進んだ。


65階層の休憩部屋にたどり着いた、

今日はここで一泊である、

敵もかなり強くなってきた、

そろそろ複数強化を使い出す頃あいかな、

ここまでは単純な身体強化だけだったが、

思ったより敵が強く、

苦戦はしないけど楽勝という程ではなくなった、

シルフと一通り遊んでから、

ゆっくりと俺は休んだ。


翌朝も『ライトダンジョン』の攻略を続ける、

70階層は床にパズルがあり各部屋にあるパネルを特定の順番で踏むというものだが、

本来は最初の部屋にある石版の碑文を読んで謎解きしなければならないんだが、

まあ攻略済みのダンジョンなので意味はない、

因みに碑文には


『きのうからまなびきょうをいきあしたへきたいしよう』


とあった、

何の事かわからない、

よく2000年前の勇者は解けたな。


さて残すところ『ライトダンジョン』も後1階層となった、

95階層からは魔法陣を抜けたら即中ボスだったのだ、

ダンジョンボスがいないので実質99階層が最後の戦闘になる。


99階層ボス部屋の魔法陣から現れたのは、

巨大な鳥の顔と翼に人間の体、

全身に炎を纏ったガルダ、

と呼ばれるモンスターだった。


「おいおい情報と違うじゃん」


「ワン、ワン」


ガルダを挟んでシルフと両側に別れて取り敢えず遠距離から攻撃、

シルフはウィンドブレス、

俺はお馴染み空斬波で牽制するが、

空を飛んで回避された、

ガルダは空中を飛びながら巨大な火の玉で爆撃してくるが、

俺とシルフは風魔術で飛行してかわす、

空中戦闘になった、

音速でソニックブームを撒き散らしながら、

俺とシルフはガルダに襲いかかる、

ガルダは翼とその四肢の炎の爪で一歩も譲らずに格闘戦にもつれ込む、

ギャャャンと叫びながら火を噴きだしてきたので、

俺は一旦距離を離す、

背後に回ったシルフが時間を稼いでる間に俺は自分の全スキルを発動させる!


赤い発光が全身を包み戦闘能力が普段の20倍まで跳ね上がる、

シルフをボス部屋の隅に下がらせて、

ガルダと一騎打ちに持ち込んだ、

一撃を打ち込む毎にガルダの爪は折れ、

翼を裂き、

四肢を砕く、

最後に胸を貫いた所でガルダは無言のまま消えていった。


「強かったなシルフ」


「ワウゥ」


シルフに回復をかけながら思い返す、

あの状態の俺と戦闘をする事ができた、

それはまさに驚愕である、

以前戦ったオーガは俺と同じ状態だったが、

今回のガルダは素の状態だったのだ。


情報と違ったモンスターが出てきたのはまあ仕方ない、

だが嫌な予感がする、

ここで全力を出して良かったのか、

そう思いながら誰もいない100階層の魔法陣に触れて『ライトダンジョン』を後にした。

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