大狼シルバーウルフ
「シルフ大丈夫か?」
「ワン」
ビックリしたー、
いきなり光り出したと思ったらなんかでっかく成って銀色に変わったぞ?
鑑定してみると……つっよ何コレ!
え、レベルは変わらず211だがステータスが全部倍増している、
「シルフはグレイウルフからシルバーウルフに進化した」
テレレーテレレレッテレー♪そんな音楽が流れてきそうだ。
「ワン」
スキルも増えてるな、元々剣兵と風術師とグレイウルフ独自のスキルだった物にプラスして、
新たに水術師と軽業師に四属性のブレスも覚えてる、
「なあ、シルフ頼みがあるんだが」
「ワウ、ワン?」
「俺を背中に乗せてくれない?」
「ワン、ワン」
「ありがとう!」
いやー狼の背中に乗るとか憧れてたんだよね!
前世で某有名監督のアニメ映画を見て、
実際に居たらなーと何度想像した事か、
シルフの背中に乗せて貰うと騎乗兵のスキル・騎乗により落ちる事もなく、
メーティス近くの森をシルフと一緒になって風のように駆け抜けた。
あー楽しかった、俺はメーティスに戻る傍らシルフの事を考えた、
しかしシルフが変化したおかげで移動が楽になるな、
シルフのレベルは俺の倍近い、
単純な移動ならシルフに乗って移動した方が速いし、
他の冒険者達の目も気にならなくなる、
まあ普通は町と町の移動にはビックリザードというトカゲか、
レッドホースというでかい馬を使うんだが、
でかい狼位普通だろ多分。
宿で一晩過ごして今日はシルフに装備させる鞍を見て回る、
俺がシルフに長時間乗っても大丈夫なように、
あと余計に荷物を運べるようにだ、
今まで魔石はアイテムボックスに入るだけだったのだが、
これで更に持ち運べる量が増える、
そういえばアイテムボックスは全然売って無いな、
良さげな物を購入してから冒険者ギルドへ向かう。
冒険者ギルドの依頼掲示板を確認する、
定番のゴブリン退治に薬草採集のFランクに、
俺のできるEランクの依頼は……自作魔道具の戦闘力評価試験?
なになに……町の外で人工ゴーレムの戦闘力を試すための冒険者を探しています、
ぜひお願いします。
……これを受けよう、
俺は受付でゴーレムの評価試験の依頼を受けた、
受付さんから依頼主に連絡するらしく、
待ち合わせ時間は午後4時からメーティスの東の草原で、
依頼者の特徴は見たら判るとの事らしい。
俺は取りあえず南の森でシルフに鞍を装備させて時間までゴブリン退治で時間を潰す、
「しかし、シルフは器用だな」
「ワフン」
ああ凄いよ5匹のゴブリンに遭遇、
風魔術でピンポイントで首を落とす、
コエーまさに死神じゃね?
俺はシルフから降りて、
ゴブリンの魔石を取り出して死体を一カ所に集めると、
シルフは口から炎のブレスで死体を焼き尽くした、
炎は他の草などを一切焦がす事無く、
ゴブリンの死体を骨まで焼き尽くした。
「シルフ〜、今日は普通の依頼も受けてきたから、そろそろ東の草原まで行こうか」
「ワン、ワン」
こうして、俺はシルフの戦闘能力を一通り確認してから依頼の場所に向かった。




