表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/48

火竜サラマンダー

新装備を試した日から2週間、

あれから『リザードダンジョン』と『ゴーレムダンジョン』を交互に潜ってそろそろ路銀も溜まってきた、

『リザードダンジョン』のボスも一週間前に倒されたらしい。


今日でこの町を出ようかなと思っていたのだが、

『リザードダンジョン』へ向かう途中で強大な竜が山から降りつつおそらくは勇者パーティーと思われるもの達と戦っていた。


「空斬波!」


「ダイタルウェーブ」


「ウォータードロップ!」


やはりあの5人組が噂の勇者パーティーだったのか、

黒髪で聖剣を持って戦うのが勇者で、

青髪で黒いローブの少女が賢者、

金髪エルフが精霊王で、

後ろでみんなを回復しているらしい銀髪のショートドレスが聖女で、

前衛で赤髪のやたら目立つ白銀色の鎧と盾で皆を守ってるのが聖騎士だろう。


素晴らしいコンビネーションだ、

特に盾役の聖騎士と回復役の聖女は火竜の攻撃を非常に上手く逸らしながら、

回復のタイミングも完璧だ、

まさにゲームのワンシーンをリアルに見ている感覚である、

しかしそれでも火竜サラマンダーの猛攻で確実に町の方へ向かっている、

どうやら俺もこんな所で観戦してる場合では無いらしい、

山中をシルフと一緒に移動しながら兜をかぶり、

勇者パーティーと火竜サラマンダーを挟みこむ形で火竜サラマンダーの後ろ側から死角になり、

シルフとタイミングを合わせながら俺も空斬波を撃ち込む、

撃ち込むタイミングは勇者の空斬波とタイミングを合わせる事により火竜サラマンダーを山の方向へ少しでも押し返す、

尚且つ俺達の位置がバレないように移動しながら常にスキル気配遮断を発動、

これで火竜サラマンダーも勇者パーティーも俺達には気付かない筈だ。


しかしタフだな流石は伝説の火竜サラマンダーか、

俺とシルフが戦闘に加わって40分程だがまだまだ動けるようだ、

鷹の目で町の方を確認したが冒険者達も防衛戦の準備ができたらしい、

水竜リヴァイアサンの時に戦艦に搭載してあった魔大砲が横一列に20台並んでいる、

一般人も避難が完了したのか町に人気はない、

より効率的にダメージを与えるために一旦攻撃を止めて山を降り大砲の射程内まで火竜サラマンダーを進ませる。


丁度火竜サラマンダーが森を抜け出した所から魔大砲が発射され始めた、

接近戦は相変わらず勇者パーティーがこなしているが剣兵などの冒険者達は魔大砲の周りで雑用をして、

魔術師達は魔大砲に魔力を込めて弓兵などの物理型遠距離班も攻撃を始めた、

これには火竜サラマンダーも完全に釘付けにされている、


「やるなら今か」


俺は色々な攻撃が飛び交う今ならどんな攻撃もバレないであろうこのタイミングで自身の最強技を火竜サラマンダーに叩き込む!


「竜破殲滅十字斬」

HPとMPによる身体強化とエンチャントによる斬撃の弱点属性化、

さらに上位クラスドラゴンバスターのスキル竜破殲滅十字斬はドラゴン系に 追加ダメージを与えることができる、

遠距離から放たれた十字の斬撃は蒼く発光しながら気と魔力をのせ音速を超えた衝撃波と共に火竜サラマンダーを切り裂いた………HPを1だけ残して。


「イヤー大変でしたねシルフさん」


「ワン、ワン、ワン」


バレないように戦うのは疲れるぜ、

まさか一撃で瀕死状態までもっていくことができるとは、

念の為上級クラス・師範のスキル・手加減を使っといて良かった、

あの後ラストアタックは勇者パーティーが決めたようで、

やはり冒険者ギルドが火竜サラマンダーの死体を色々な所と調整しながら今回討伐に参加した冒険者に報酬を出すらしい、

俺は今回の防衛戦の時、

天気がいいのでシルフと山登りした事になっている、

ギルド証の履歴から町はでているがダンジョンには潜って無い事は判ってしまうので、

適当に言い訳したのだ。


今回の防衛戦は死者も重傷者もいない為、

勇者奇跡の竜退治として既に情報が出回っている、

シルフと別れてから俺は冒険者ギルドと酒場で情報収集をして俺の事がバレて無いのを確認して宿に戻った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ