港町イーライ〜鉱山の町テツザンまで
俺は宿屋に支払った残りの期日『サハギンダンジョン』でシルフと一緒に経験値と資金稼ぎをすると同時に、
次の町を鉱山で栄える町テツザンに決め情報収集をして過ごした。
イーライから北東に伸びる川に平行して続く街道をのんびりとシルフと一緒に歩く、
だいたい徒歩で2週間の距離である、
その間シルフにイーライであった事を話したりしながら街道を歩いていたのだが、
途中で以前遭遇した盗賊達にであった。
盗賊達は俺とシルフが寝静まった頃合いを見計らって夜襲を仕掛けてきた、
スキル・危険予知により俺は跳ね起きて八方から降り注ぐ矢を全て地魔術で壁を作り上げて防いだ、
シルフも俺と同時に飛び起きて壁に隠れている、俺は壁に小さな穴を空けて光魔術を放ち相手を確認、
何人かは見覚えがあり以前遭遇した盗賊達の顔を確認できた、
「シルフ、あの人間達は殺しても良いぞ」
「ワン、ワン、ワウワウ」
シルフの鼻に依ると盗賊達の数は21人らしい、
どうやら俺達を中心として円形に展開しているようだ、
矢の雨が収まったタイミングを見計らって、
地魔術で壁を八方に弾き飛ばす、
光魔術の明かりで辺りの視界を確保しながらアイテムボックスの中から大盾とグレートソードを装備、
盗賊達を両断していく盗賊達は断末魔を上げながら内臓をぶちまけて次々と地に伏していった、
最後の一人の前にシルフと共に尋問する為に立つ、
「どうして俺を狙った?」
「か、頭があんたが頭の弟を殺したって、いってそれで、お、おれは命令されただけなんだ、助けてくれ…そうだうちの盗賊団はこれで俺以外は全滅したんだ、アジトに案内する、溜こんだ金がある命だけはぁ、助けてくれぇ」
「わかった案内しろ、ただし妙な事はするなよ」
俺は盗賊の発言をスキル・真偽の目で確認、
嘘は言ってないようなので盗賊の腕を後ろ手にロープで縛りアジトに案内させた。
盗賊のアジトは俺達が襲撃された地点から2日程の場所にあるらしく盗賊に光魔術・回復をかけながら夜通し歩き、
アジトに到着、
アジトは洞窟を改造した物らしく外観からは判らないほど中は快適な作りになっていた。
ボスの部屋の金庫を俺が持つクラス・盗賊のスキル・ピッキングで開けて中の金貨200枚を頂戴した、
盗賊によるとアイテムなどはかさばるのですぐに現金化して金庫に保管していたらしい。
頭のツテで商人と取り引きしているらしく、
必要な物や嗜好品・性奴隷などを購入して活動していたようだ、
現在は丁度奴隷が死んだらしくいないらしい。
「頼む案内したんだ、命は助けてくれるんだろう?」
「ああ、俺はお前を殺さないよ」俺はな
「ありがてぇ」
「どこえでも行け」
俺は盗賊のロープを解いてやった、
「真面目に生きるんだぞ」
「あぁ、本当にありがとうごせぇます」
俺は小声で言った
「来世でな」と、
盗賊は脱兎のごとく走り去って行った、
しばらくして口笛でシルフに合図を送る、
断末魔が山に響くシルフがきちんと始末したようだ、
盗賊は最後の最後に嘘をついた、
真面目にいきるなんていうのは生まれ変わらないかぎり無理なんだ、
少なくとも俺はそうだった、
少し憂鬱になりながら俺はシルフと共にテツザンへ向かって歩き出した。




