みんな大好き食べ歩き
本日はまず洗濯をする事にした、
朝に部屋で服を全て脱ぎ、
アイテムボックスから出したタオルを水魔術で湿らせて体を拭く、
汚れ物は全てアイテムボックスへ、
清潔な服に着替えて洗濯をする為にまずは井戸へ……
なんて事はなく前世でいうコインランドリー的なものが殆どの宿屋には存在する、
一般家庭にも洗濯機は普通に存在しており一家に一台まで普及している、
しかもなかなか高性能だ。
俺は宿屋の洗濯機が置いてある部屋まで行き、
前世でいうドラム型洗濯機に近い物に今日まで溜めていた汚れ物を入れて鉄貨を4枚投入、
蓋をしめると自動で洗剤が入れられて洗濯・乾燥までしてくれる。
俺は洗濯部屋の中央にある長椅子に座り洗濯が終わるのをボーっと眺めている、
自分の洗濯が終わるまで洗濯機からは離れる事はできない、
それは盗んで下さいと言っているような物である為だ、
30分程で洗濯が終わりそれぞれを綺麗に畳んでアイテムボックスへ。
次は朝食を食べに適当に飲食街を歩く、
やはり魚料理を扱った物が多く、
俺は朝からだが丼屋さんに入った。
店員さんに促されてカウンター席に座りメニューを見る、
俺は今日のオススメと書かれている海鮮丼を注文した、
5分程して店員さんが海鮮丼を持って来てくれる、
目の前に置かれた海鮮丼には
イカ・マグロ・サーモン・ホタテの貝柱・いくら・鯛・海老・
っぽい物等々が所狭しと盛り付けられて、
脇にはキュウリっぽい物が彩りを添えている、
見ているだけでもお腹が減ってくるほど彩り鮮やかだ、
スプーンを使っていざ実食、
「うまい」
新鮮な素材が特製のタレに絡められて、
海鮮類それぞれの主役級の味を上手くまとめ上げている、
まさに絶妙な味わいで海を口いっぱいに感じる丼であった。
街中には軽食屋も多数あり、
たこ焼き・魚の干物・焼き魚・明太子・キャビア
等が安く売られている、
俺は端から端まで食べ歩きたかったが、
お腹いっぱいになった所で飲食街を後にした。
シルフに会いに北門から一旦でて、
しばらく行った所でシルフを呼び出してじゃれあう、
1日1モフである、
シルフと明日ダンジョンに行く約束をしてイーライに戻った。
港を目指しながら海岸線沿いに散歩、
港に到着して暫く様々な船を眺めてボーっとしながら前世を思い出していた。
前世の俺、斉藤総一はまさにダメ人間だった、
幼い頃は頑張ってたように思う、
しかし中学生位から勉強にはついて行けず、
頭が悪いからと自分自身に言い訳をしてずっと過ごすうちに中学を卒業、
いろんなバイトを転々として定職には就かずまさに社会の底辺だった、
きっと子供を助けたのも善意とかでは無く、
このままダラダラと自分が生きて行くより意味のある死に方をしたかったのだろう、
そんな今更な事を振り返っていると、いきなり爆発するような音が海から聞こえてきた。




