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花追い  作者: 金木犀
花追い同好会活動1
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彼岸花1

1 プロローグ


 西本竜也にしもと たつやという人物の紹介をしようと思う。現在高校二年生。地元の高校に通う、ごくごく普通の高校生だ。クラスや諸活動のメンバーにはタツと呼ばれ、結構人付き合いが良いほうだと自負している。そんな普通の俺にも、一つだけ他とは全く違う特徴があり、それは日本全国探し回っても、絶対に共通した人を見つけることはできないとはっきり言い切れるほど自信があるものだ。俺は二年に上がると同時に「花追い同好会」という一見奇妙な同好会を結成した当事者であり、花追い同好会の部長でもある。

 部員は俺を含む三人。まず、一年にしてこのできたてほやほやの訳の分からない同好会に入部してくれた、安藤司あんどうつかさ。そして、クラスで唯一同調してくれた、二年の元井日和もといひより

 この部での俺の武勇伝をぜひとも紹介したいところだが、あいにくその武勇伝を持ち合わせていない。なにせ最近できたばかりだからな。てことで、次の人にバトンタッチ。花追いって何かってのは、後の二人に任せる!(え…任されるんですか?日和先輩…)(私は何も聞いてないわよ。)


 元井日和もといひよりという人物の紹介をしようと思う。タツと同じく高校二年。タツと違って本当に普通の女の子。身長はタツより高い。タツはちびだ。(ちびって言うなー!)花追いの説明を後輩にさせるのはあんまりだから、私がしなくちゃいけないのだろうけど、私が花追いについてそれほど詳しく知らないことも変えようがない事実なので、私が知っていることをかいつまんで話すことにする。私たちの高校には“花”と呼ばれる人がいる。具体的に、彼らは何で、彼らは何をして、彼らは何をされてなど、一切のことは分からない。全く未知で、誰も彼らのことは知らないし、会う確率もほとんどない。しかし何かにつけ生徒の間で噂されて、人に被害を及ぼす連中だと騒ぎ立てられている。そして花は、現れたり消えたりする。花追い同好会は、そんな花たちを調べたり研究する部活…なはず。私はそのつもりで入ったから。結成されてから一か月は何も起きていないから、部室に行っても本を読んだり宿題をするだけだけれど。タツも司もそんな感じだし。


 安藤司あんどうつかさという人物の紹介をしようと思ったが、面倒なので省略する。(勝手に省略とかすんなやー!)


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