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異世界×あたし  作者: 葉山
【第一章】こんにちは、異世界
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05.つまりは成り行きって訳で【Side彼女】

 ……えーっと、つまりはこういうことかな?


 異世界決定?


 ドラゴンが人の姿に……あぁもぅ、めんどくさい! 元ドラゴンの人が断言した。

 いやまあ、あたしからしてみればここは異世界なんだけれども、この人たちから見ればあたしが異邦人ってわけなんだよね。

 と言うか、二人してやけに近くに寄り過ぎじゃないかな……?

 美形過ぎて、平凡なあたしがなんだか申し訳なくなってくるんだけど……。


「はぁ? この世界のじゃねぇって……意味分かんねぇ。どうゆう事だ?」

「やっぱここ、地球じゃないんだ。まあ、そりゃまあそうだよね……」


 夢オチとかもちょっとは期待していたんだけど、それにしてはよく出来過ぎているとは思ってた。

 ドラゴンなんて発想出てくるはず無いもんね。

 どうやらあたしは、パラレルワールドに来ちゃったらしい。なぜだかは知らないけど。


「時空の歪みに落ちたのではないのでしょうか? 彼女は別の世界の人間ですよ」

「そうなん、ですか?」

「えぇ、おそらくは」


 もう片方の怪しさ全開の人とは雰囲気が正反対で、この人がまさかさっきのドラゴンだったとは思えない。

 だって王子的存在。王子的雰囲気。カリスマ性と気品が漂ってるもん。なんかこう、オーラ的なものが。


「その上彼女は“S……SSクラスの人間”のようですし……」

「うわ、かなりの稀少種! ……だからなのか? この妙な感覚は」


 何かぶつぶつ呟いているけれど、混乱したいのはこっちなんですが。

 てか、あたしが何? 稀少種?


「え、あの、どう言うことですか? 希少種って……」

「いや、こっちの話。つか、こんなすげぇ人間、俺初めて見たわ」

「私もです」


 なんか、ちょっと嫌な言い方。ううん、ちょっとじゃない。かなり嫌な言い方。

 まるであたしのこと珍獣みたいなもののように……てか、ちょっと待って。

 さっきから引っ掛かってるんだけど、あたしの事人間人間って言ってるのはなんで……?

 ここであたしは嫌な予感がした。

 聞いてみないと、分かんないけど……本当は、あんまし聞きたくないけど。


「あ、あの……。一つ良いですか、ね……?」


 背中を冷や汗がたどって行くのが分かる。

 ごくりと唾を飲み込んで、意を消して聞いた。


「あなたたちって、人間じゃないの?」


 返ってきた答えは至極あっさりとした一言。


「あぁ」



理由無しトリップパターンです。

いや、深く考えてなk…「はた迷惑すぎる!」…異世界トリップできるだけいいじゃない(遠い目)



理由なー…

書きながら考えてみます(。・ω・。)

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