閑話3:天城武人の憂鬱/子安麻耶の〇〇 ③
宣言通りサイドストーリーです。
(本文:1691字)
2つほど謝罪を。
まず、投稿が約一月後になり、申し訳ありませんm(_ _)m
そしてもう1つ。
中途半端な状態で投稿して、申し訳ありません!!!!!!
(予約時間間違えました(¯―¯٥))
現在、増量中です(削除、よく分からない(¯―¯٥))。
「ーー。おや、もうここまで終わらせたのか」
そう言って麻耶は、自分の横にできた紙の束を見やる。それらはすべて学校から出された週末課題であり、もう8割は終わっていた。時計を見ると、時刻は12時前。今日で終わる計算だ。
明日はクラスの女子たちと勉強会、ということにはなっているが、実際はみんなが分からない問題を麻耶が教えることになる。そのため、いつでもヘルプに入れるように、昨日家に帰ってから課題に取りかかった。
「ん〜。少し肩が張っているか」
そう言って両手を上に挙げ、伸びをする麻耶。ここまで休み無しできたため、少し凝っているようだ。このまま続けてもよかったのだが、
(まあ、一度休憩を挟むとしよう。)
というわけで、麻耶は一度、リビングに降りることにした。
「あら麻耶さん、ちょうどいいところに。今お昼ご飯が出来たところですよ」
「運ぶよ」
リビングに降りると、お手伝いの馬場さんが昼食の配膳に取り掛かるところであった。
麻耶の両親は共働きで、『同級生10人と勉強会』をできるような家からもわかるように、稼ぎもかなり良い。しかし双方ともに仕事大好き人間で、土日であろうとこうして家を空けることがよくある。
そういった理由から雇われたのが馬場さんであり、麻耶の面倒を見てきたのは、他ならぬ馬場さんなのだ。麻耶の器用さは、馬場さんのおかげと言っても過言ではない。
「ご馳走様。今日も美味しかったよ」
「それはよかったです。午後からはどうしますか?」
「ふむ…」
昼食後、馬場さんの質問にコーヒーを飲みながら考える麻耶。
このまま続けて勉強をし、早めに課題を終わらせるのも一つの手である。しかし、
ーーわるいな、子安ーー
(ーーやれやれ、やはり気になるものは仕方がない。)
「馬場さん、午後から少し出ようと思う。遅くとも18時は超えないように心がける」
「おや、どちらへ?」
そう聞かれて麻耶はニカッと笑って。
「なぁに、少し友人の様子を見に。ついでに勉強もしてくるよ」
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「――まったく。突然来たときは驚いたぞ」
「うむ、サプライズは成功だな」
そう言って悪びれた様子もなく、満足げにニヤつく子安。とても腹立たしい。
「まあそう怒るな。失恋の哀しみから全然宿題が進んでいないであろうキミを手伝ってやろうと言うんだ。ありがたく思って欲しいものだな」
「ぐっ」
今回子安が来たのは、『傷心中の俺を冷やかしに来て、様子見るついでに宿題を見てやろう』ということだった。――見透かされているうえに気まで遣われて、申し訳ない。
「……スマン。ありがとう、子安」
「素直でよろしい。さて、一応進捗状況を尋ねておこうか」
「英語と数学が半分。あとは手を出せていない…」
「ほう、思ったよりも進めてるじゃないか。よし、午後だけで済ませてしまうぞ」
そこからは、子安にときどき分からない問題を教えてもらいつつ、2時間経つ頃には7割方終わっていた。元々課題自体が少なかったというのもあるが、俺が躓いたタイミングで子安が解説を入れてくれたのも大きい。相変わらず、面倒見が良い。
「ふぅっ。一度休憩にしよう」
「そうだな。改めてありがとう、子安。おかげでだいぶ進めた」
「そうか。ならばその代価をいただこうかな?」
そう言うと子安はこちらに背を向け、告げてきた。
「肩が凝っていてねえ。揉んでくれたまえ」
「……肩とはいえ、子安に触ることになるのだが」
「安心しろ、かりに襲ってきたら、知り合いという知り合いに言いふらして社会的に殺す」
「安心するどころか恐怖に打ち震えているんだが」
「はっはっは! 要は変なことさえしなければ問題ない、ということだ。なに、キミはそんなことしないだろうからな。その辺は信用しているんだよ」
そこそこ長い付き合いだ、それくらいわかる。
そう言う子安は穏やかに微笑んでいて、どうしても憎めない。
この顔に弱すぎるな、俺。
「……あっち向け。見られながらだと気が散る」
「『恥ずかしいから』、の間違いではないかな?」
「…!!!!!! おまえなぁ〜…」
「アッハッハッハ!」
訂正。子安そのものに弱すぎる…。
読んでくださり、ありがとうございます。




