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14話:趣味の共有

注意:この物語はフィクションであり、実在する地名、建造物等をモデルとしていますが、それらとは関係ありません。


あと、サブタイトル変えました。


(本文:2215字)

 

「ーーここが4階。音楽系とかカルチャー物が置いてあるフロアだよ」



 お昼ご飯を食べた後、中央駅の探索(?)を再開したわたしたちは、3階を一通り見て、4階にきた。

 4階は本屋さんや楽器屋さんなどがあるフロアで、参考書の豊富さとか娯楽施設の多さとか、多分一番高校生に馴染みあるフロアだと思う。



「ここにはたまに来るな」

「やっぱりこのフロアは来たことあるんだ」

「ああ。と言っても、ここに来るのは参考書買いに本屋を立ち寄るときだけなんだが」



 予想通りというか、想像通りというか。一応このフロアには、もっと人気のあるお店もあるんだけど、やっぱりそっちじゃないんだ。



「ちなみに、向かい側のお店には入ったことないの?」

「向かい側…? ああ、ポ〇セ〇か」



 そう、ここ中央駅4階には、ポ〇〇ンセ〇〇ー、通称『ポ〇セ〇』がある。

 ポ〇セ〇はその名の通りポ〇〇ン関連の商品を取り扱うお店で、人形やカード、お土産など、大きくはない店舗内でさまざまな商品を売っている。わたしはあんまり行かないけど、人形は可愛いから、たまにサーヤちゃんと買いに行く。



「いや、入ったことはある。だが1、2回程度だ。それもクラスの連中の付き添いでカードを見に来ただけで、買ったことはないな」

「そうなんだ」

「ああ。ーー()()()()()()()()()()()()



 !?



「つばさくんもやってるの、遊〇王!?」

「あ、ああ。男子バスケ部のほとんどがやっている。…ん?『つばさくん“も”』?」



 つばさくんが不思議そうに首を(かし)げる。まあ、あんまりそういう人いないから、意外なんだよね、きっと。



「じ、実はね。わたしもやってるの、遊〇王」

「……意外だ。これは偏見だが、女性はカードゲームはしないと思っていた」

「あはは、まあそうかもね。わたしも沙彩先輩に誘われなかったら、やろうともしなかっただろうし」

「神宮先輩が?」

「うん。なんか小6のときに友達と見た映画が面白くて、動画を漁っていくうちにカードそのものにも興味持ったみたいで、つられて始めることになって」



 確かそれは20周年記念の映画で、初代主人公がメインだったこともあって、いろんな人が見に行ったみたいだったなあ。当時わたしは何も知らなかったから、『シャチョー』とか『AIBO』とか言われても分からなかったけど、サーヤちゃんにつられて見てみて、その面白さに共感したんだよね。



「そうか…。今度、俺や男子バスケ部の面々ともやってみるか?」

「えっ、いいの!?」

「まといがそうしたいなら」

「ありがとう、つばさくん!! 楽しみにしてるね♪」



 まさか、つばさくんとの共通点が他にもあったなんて。




 今日はなんて良い日なんだろう!!!!!!




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 驚いた。

 まさか、まといも遊〇王をやっているとは思わなかった。

 かく言う俺も、小学生の頃に誘われたゆいとにつられて始めた。そんなところまで似ているのは、少しこそばゆい。

 そして何より。



『ありがとう、つばさくん!! 楽しみにしてるね♪』



 ーー今日は本当に、まといの嬉しそうに笑う自然な笑顔をよく見る。まさかそれがカードゲーム、それも遊〇王で見られるとは思わなかったが。



 今度、本当に誘ってみよう。

 そう思った俺だった。




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【おまけ】

(少しぼかしていますが、多分知ってる人はすぐ分かります。知らない方はごめんなさい)




「ちなみに、どういうデッキ使ってるの?」


「名前にあやかって、ドラゴン族メインのデッキだな」


「へえ~、やっぱり“社長の嫁”?」


「あ、ああ。…まさかまといからその言葉が出てくるとは思わなかったぞ」


「……沙彩先輩がよくそう言ってたから」


「そ、そうか…。まといはどんなデッキなんだ?」


「わたしも名前にあやかって、っていうのもあるんだけど、可愛かったから“水族館”デッキ使ってるよ!」


「水族館? ……ああ、そういうことか」


「上手く決まるとパワーも大きくなるから、使ってて楽しいよっ」


「そうか。その辺りは風見と少し似てるな」


「え、風見くんと?」


「風見のデッキは“文房具”だ。…この前後攻ワンキルを喰らった…」


「う、うわぁ~。(さすが風見くん、勢いが凄い…)」


「だが、そのあとゆいとが逆に先行ワンキルを決めたときは、さすがに風見に同情した」


「え?」


「……ゆいとのデッキは、“アルファベット12文字目が2つ続く、可愛らしい鳥の少女”がメインのデッキだ」


「へえ~、小鳥遊くんも名前由来なんだ。…あれ、“アルファベット12文字目”って…、あ」


「効果を一切受けない、4000ダメージを与えるモンスターを出して、その後その効果をコピーしてそのままゲームエンド。対話をする気がまるでない…。」


「うわぁー、サーヤちゃんみたい…」


「???」


「え、あ、ああっ! えっと、沙彩先輩、最初は“AIBO”が好きで、最初はそれモチーフのデッキだったんだけど、いつの間にか、『満足出来ないわッ!!!!!!』って言い出して」


「·····(そうか、盤面制圧か。人は見た目によらないな)」


「「はぁ…」」


「……それでも、やるか?」


「うん」


「即答だな」


「やっぱり、いろんな人とやりたい」


「そうか…。(このこと言ったら、多分一年のやつらは喜ぶだろうな)」



 ーー共通の趣味が見つかったのはいいが、何とも言えない気分になった、翼とまといなのだった。

おまけが本編並に長いのはこれ如何に(¯―¯٥)



読んでくださり、ありがとうございました。



…伏せ字、あんまり機能してないですね。


ちなみにデッキはイメージで決めてます。

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