夢であれ
「…………あれ?」
今日も学校。目を覚ます……が何かが違う
「は??」
辺りを見渡すとそこはテレビ等で見覚えはあるが
来たことは無い都会だ
「あれ……私…」
混乱していると1つの疑問が浮かぶ
「服!」
私は寝巻きのはずが知らない服を着ていて辺りを
見渡すと周りにはオシャレな人が沢山歩いている
「とりあえず聞いてみるか」
道行く人にここはどこなのか聞くとやはり聞き覚えのある街のようだ
「にしてもなんで……急に?昨日まで疲れて寝てたはず……あ」
私はポケットの中を漁ると幸いにもスマホが入っている
「とりあえず電話!」
家に電話を掛けても誰も出ず仕方なく母に電話を掛けてみる
『この電話は現在使われておりません』
「は????」
意味が分からずもう一度掛けてみるが結果は同じだ
「なんで??」
家まで帰る為にマップで調べてみるが住所が検索に引っ掛からない
そもそも私が住んでいた街がヒットしない
「え…?」
ただただただ呆れる。そうこれはきっと夢なんだ
頬を勢いよくつねるが痛くて仕方ない
「……」
半分涙目になっていると向こうから何かが勢いよく走ってくる
「なんじゃあれ」
私は目が悪いので目を細めてジーッと見てるとその何かは私の方へ一直線で走ってきている
「ちょ、ぶつかる!」
その何かがこちらへ勢いよく走ってきて私目を閉じて横へ交わした
つもりでいた