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ブロック大会と地球での異変

読者の方からご意見をいただきまして、ジョーの語尾のジョは止めて、『』で発言を区別、ウルティマⅡの発言は[]で区別することにしました。作者的にもジョはふざけ過ぎかなと思っておりましたw


なお、改行が上手く出来ません。とりあえず、セリフ部分は同一発言は改行無し、非セリフ部分は、句点以外は改行無しにしてみました。良い方法があったらご教示いただけると幸いです。


ご意見、ご感想、感謝歓迎いたします^^

日本 7月24日 日曜日 早朝 


自室ベッドで目を覚ます。よく眠れた。体調もバッチリ。

『体調の維持管理は任せてくれ。創に影響を及ぼせる病原菌や毒物は皆無だ』

そっち方面でも活躍してくれてるとは、頼もしい。

ジョー先生がまた偉くなったので、語尾のジョは免除することにした。

『状態異常耐性究のギフトもあるし、免疫系制御もパワーアップした。私の語尾の件は、創がいうなら有難くそうさせてもらう』

うん、笑えるキャラ崩壊は無くなってしまったけど、クールで優秀な補助脳らしくなったよ。



さて亜空間で訓練だ。まずは、ウルティマ。

「ふーむ、旧型のままだな。ザースのお仲間との同期はされないんだ」

『そもそも、ハジメ用と創用とでは、データ的に別物になるはずだ』

ウルティマは沈黙。やはり今のところは喋らないただの武器だ。


初期化するかどうか迷ったが、とりあえずそのまま進化させてみよう。

プルプル、ぶるぶる、ビクン!ピカッ!

[我が主、創様。我は進化しました。創様とハジメ様共通の魂と、創様の体での戦闘にマッチングしております]

さすがウルティマⅡ、全て分かってる!


今日の訓練は、戦闘用ゴーレムを使おう。ゴーレムの調整の機会にもなるな。身長2mの5体を相手にする。俺の訓練でもあり、ゴーレムの調整でもある。ゴーレムは俺の操作で動くのではなく、自律行動タイプとし、訓練で戦闘力が上昇するようにした。全ゴーレムが情報を共有し、連携の訓練も兼ねる。


ついでに自動修復機能も持たせる。全損しない限り自分で修復する。すごいぞゴーレム!偉いぞジョー先生!!


「転写のおかげで、何体でも出せるし、損傷を気にしなくてもいいな」

『武器を持たせてみるといい』


ゴーレム30体に、剣、槍、斧、鞭、銃を持たせてみた。なかなか良い訓練になる。俺にもゴーレムにも。ゴーレムは30体全部の情報を共有できるので、各種武器の操作能力の向上も早い。


『そろそろ、アレを持たせよう』

「何か勿体ない気がするけど。。。」

『それは気のせいだ。転写の力を有効に使っているに過ぎない』


ゴーレムに転写で量産したウルティマⅡと汎用銃を持たせてみた。ウルティマはゴーレムをあるじと認めることはできない。なので、ただの高品質武器で、俺が剣や槍に変形させたのを転写で大量ストックして、各ゴーレムに持たせているだけ。それでも強い!


「こんなことやって、お前の力を削ぐことにはならないかな?」

[我のことなら心配ご無用。転写先は全く別モノです。情報共有は可能なので、我が主の戦闘情報を相手サイドから収集可能という利点すらございます]


武器が性能アップして、ゴーレム軍は格段に強くなった。というか、油断すると俺が軽く死ねる。。。


ゴーレムを変形させて、動きをよりスムーズになるように改良しながら思う。

「ゴーレムはハード的にもソフト的にも進歩してどんどん強くなる。訓練の質も上がる。俺がやられる可能性も上昇するんだけど、凄い楽しいなぁ。変かな?俺、どМかな?」

『全然変じゃない。訓練も実戦も、本来そういうモノだ』

[古来より、強者は命のやり取りを楽しみます。我が主も強者です]


え、俺、そんな戦闘中毒バトルジャンキーっぽい素養があるのか。。。平和主義者なんだけどなー。


武装ゴーレム100体を相手にして、時間操作による加速戦闘を試す。

「ほとんど止まってるな。いや、わずかに動いてるか」

『これで1000倍。1秒が16分40秒。これだと体の負担は少ない。ただし、多用すると弊害がある』

「えええ、どんな弊害?」


『相対的に寿命が縮まる。1日分連続使用すると千日分、約3年余計に過ごすことになるから通常時間の仲間から見れば3年早死にする。まあ創は心配ないが』

「なるほど。あ、でも何で俺だと早死には心配ないの?」

『創の細胞の再生は今や完全だから、おそらく不老不死だ』

「そっかー。高レベルだと不死とか言われてるのは、そのせいか。。。」


『もう一つの弊害は、時間差ボケ、4秒使用で約1時間感覚がずれる。その分、1日の生活リズムが狂う』

「要するに、停止時間中に動いた分は、実時間はほとんど流れてないのに、俺だけが余計な時間を過ごしてるってことだな。なら、停止時間中の行動は1日合計で1時間以内に制限しておこうか」


「ところで、1000倍以上にも加速できるのか?」

『簡単にできる。これで1万倍。こんな感じになる』

空気の粘性が増加し、水の中のような抵抗を感じる。瞬動を発動すると少し楽に動ける。闘気が鱗状になってるけど、これが抵抗を減らしてるのかな。


「最大限に加速するとどうなる?」

『時間の停止。停止自体にも停止中の動作にも大量の気を消費する』

「なるほど。さすがの俺でも、この状態で動くと、今のところ停止時間内で数日連続行動すると気量が尽きるかな?」

[我、寡聞なれど、1分を超える停止時間内行動の実例を知りませぬ]

「ま、まあ、とにかく、生活リズムも崩れるし、あんまり長くは使わないようにしよう」


『お勧めは、発意と神経伝達部分に限定しての加速。創の場合、既に所要時間は0.01秒に短縮されているが、ここを1000倍に加速して0.01秒を0.00001秒にする。100回使用しても計1秒のズレ感覚にとどまる』


[相手からみれば、気配や予備動作が一切ないまま攻撃が来るように感じるはずです。いわゆる無拍子と言われる優れた攻撃になります]

「なるほど。幽体アストラルたいレベルの予見が無意味になるな」


ゴーレム相手だと、無拍子でもあまり変化はないけれど、幽体を見て戦う達人レベルの相手にはすこぶる効果的に違いない。いいね、無拍子!省エネだし、強い相手に効果的。


『逆に、相手の発意と神経伝達に通常必要とする0.1秒の間に1000倍の100秒分動けば、相手の反応を待たずに倒せるだろう。達人レベルの0.01秒でも実動10秒程度』

「1000倍加速下で1人あたり10秒で倒せば、相手が時間操作しない限り無双ってことか」


こ、これは!よく切れる武器ウルティマと威力充分な汎用銃、それらと転移を組み合わせれば事実上無敵な気がする。試してみたい!!


ゴーレム100体相手に、エコな加速無双を身につけるための実戦訓練を繰り返す俺だった。

1000倍加速下の0.01秒の実動は難易度高過ぎ!

でもこの無拍子をマスターすると、エコなだけでなくて、傍から見ていてもさほど加速戦闘の不自然性を感じさせないところは大きなメリットだ。頑張ってマスターしたいものだ!


1体毎に実動10秒以内戦法は使い易い。俺が瞬間移動するたびに相手が倒れるように見えるだろう。これはこれで脅威は充分だ。ただし、加速戦闘を周囲の敵に悟られるのがデメリット。



訓練終了後にチェックしてみると、事前のレクチャー通りに、活力の数値もしっかり超回復していた。

よし!小さくガッツポーズ。筋力76万/敏捷性76万/生命力1211万/活力17,735 気力関連は全て∞



朝食後、熊田さんと待ち合わせの、後楽園駅上空に転移。建物内のトイレ個室で透明化解除。この技いいな。人のいない非常階段なんかも使えそうだ。中の見えない電話ボックスがあれば良かったのにとも思った。


試合会場は、地味な建物だったけれど、だだっぴろい畳敷きで、同時に4試合行える。熊田さんに、言われるままに、着替えて、準備運動して、試合開始。


まず団体戦。勝ち抜き戦という形式だ。1チーム5人。俺は先鋒。何ということもなく相手方5人を秒殺して、1回戦終了。魔法やギフトは使わない。もちろん加速戦闘も。まあそれが矜持って奴?


「ははは、軽いね。試合度胸もよし。このまま全勝で優勝しろよ」

「俺ばっかり試合していいんですか?」

「ああ、これは藤堂君の柔道界デビューのお披露目みたいなもんだから」

そうなのか?


2回戦も同様。3回戦では少し変化があった。相手が組まずに下がる。俺がゆっくり追ってもなお下がる。場外。同じ感じで再度場外。あれ?警戒されてるのかな。

「オラオラ―、白帯相手にびびってんじゃねぇー」

く、熊田さん、ガラ悪い。。。


対策。相手が下がり始めたら、敏捷性を発揮して少々速度を上げて組む。下がる相手には、大外刈り。又は大内刈り、小外刈り、小内刈り、ちょっと地味技だけど。下がるもままならず、腰を引いて前かがみの相手には、懐に潜り込んで背負い投げ、袖釣込腰、体落し。ふふふ、技師わざしと呼んでくれていいよ。

「いいぞー、白帯無双!」

客席から声援。あの、それちょっとカッコワルイから止めて。。。


32チームしか出場してないので、4回戦が準決勝。5回戦めが決勝だった。相手は強くない。俺が全部で25勝して終わり。俺が秒殺するので進行が捗ったそうだ。

「はははは。圧勝だな。藤堂君が出なくても、うちが多分優勝したよ」

「熊田さんや小島さんほどの相手はいませんでした」

「うむ、わしはもうトシだから出場せんが、小島は個人戦でも優勝候補だぞ」


団体戦の後は個人戦。個人戦は試合数も多くて結構時間がかかった。俺は66キロ級、小島さんは73キロ級に出場して、2人とも階級優勝した。俺は例のごとく、秒殺の連続、小島さんも圧勝だった。

「よしよし、あさってには全国大会があるからな」

熊田さんは上機嫌だ。


「藤堂君、これからちょっと国立スポーツ科学センターに寄ってもらいたいんだが」

「え、何があるんですか?」

「薬物検査とか各種測定とか」

なるほど、あれだけ秒殺すればドーピングを疑いもするよな。


しょうがないので、にこにこ顔の熊田さんにラチされるに任せた。今日は熊田さんのマイカーだ。でかいジープみたいな奴。

「俺のランクル、いいだろ」

正式名称ランドクルーザー。熊田さんらしい車だ。ランクルの略称だけは、可愛すぎて似合わないけどな。


薬物検査の後、体力測定をされた。なぜ100m走まで?時計係が騒いでいる。なに8秒台?それはまずいな。ゆっくり走ったのに。正式に電気時計で計測することになった。10秒代後半のタイムを持つ実力者が並走してくれる。これはありがたい、いい指標になる。目指せ10秒そこそこ。9秒90。うん、上手くできた。あれ?その顔、その興奮、どうかしましたか?え、非公式日本記録!?


失敗したかも知れん。スポーツの記録とか、俺はノーチェックだから。。。その後、200m走と幅跳びもやらされた。見本になる人に並走してもらったり、先に跳んでもらったりして、それを少し上回るようにしてみたのだが。。。


俺は会議室みたいなところで、興奮した大人たちに囲まれている。日本陸上競技連盟、全日本柔道連盟、JOCなどの名刺をもらった。一応熊田さんも隣にいる。保護者みたいな感じになってる。

「藤堂君が得意な競技はほかにどんなものがあるのかね?」

「ええっと、格闘系、速度系、パワー系、頭脳系は得意です。スタミナ系は自信ないです」


「ご存知のとおり、来月には東京オリンピックが開催される」

え、そうなの?俺、新聞とかニュースとか見ないし。スポーツには関心ないし。

「藤堂君、多種目で、金メダルを目指してもらえないだろうか!?」

え!さすがに金メダルはダメでしょう。目立つの嫌いだし。


俺が苦い顔をしているのを見て、熊田さんがごほんと咳払いした。

「えーと、金メダル1個あたり、500万円の報奨金が出るよ」

ん?んん?そうなの?500万あれば、お菓子は買い放題だな。思わずハナの喜ぶ顔が目に浮かぶ。

「やります!」

なんだ?俺の口が勝手に!これはハナの呪いか!?


結局俺は、柔道、ボクシング、陸上の100、200、リレー、幅跳び、槍投げ、水泳の50、100の9種目を目指すことになった。これから急いで、記録測定会とか選手選考会とかを催すそうだ。


金9個なら4500万か。むふふ、十分だな。コンビニのお菓子ジュース全種類制覇が、余裕で出来そうだ。

服は、、、いらないな。汎用服でどうにでもなりそうだし。変化へんげもあるし。


帰りは熊田さんが家まで送ると煩かったけど、最寄り駅までにしてもらった。なまじ車で帰ると時間掛かるんだからさ!



時刻は午後4時。さてと、ちょっと洋顔のクリエイトに変化して、ニューヨークでも散歩してみるか。

時差はマイナス14時間だから、真夜中の午前2時か。さすがに人出は、、、ある!結構賑わってる!土曜の夜だから?


上空から夜景を見ると綺麗だなー。賑やかな通りに降りて歩いてみよう。おお、さすがに人種のるつぼだ。出身国も様々。観光客も多いみたいだな。ふふふ安上がりでお手軽な海外旅行だ。


ん!?あの人、変だ。人間じゃない!

鑑定 #$%&

テロリストに混じっていたあのエイリアンと同じか?見回してみると、結構いる!500人に1人くらいの割合!?


レーダーゾーンを展開しながら、徘徊して様子を探る。念のため、透明化して気配も消す。っ!!!地下40mの空間に、奴らが集まってる。約30人。人間もひとりいる。


その人間からの発声。女性だ。

「やめて!助けて!!」

ど、どうするクリエイトこと俺?









ブロック大会、相手との力量差があり過ぎて、詳しく描写するに価しませんでした。m(__)m

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