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チートだけど無力な5歳児!?

自分で読みたいと思った物語を書いてみます。


数字や名称は多少後で変更するかもです。

俺は藤堂創とうどうはじめ15歳。東京下町の中学3年生だ。

容姿、成績、運動神経は並。いや、中の上ってところかな。

でも、「やればできる子、将来楽しみな子」ってずっと言って来たぞ。

(うん、「言われた来た」じゃなくてね。)


昨日から中学生活最後の夏休みに入ったけれどあまり嬉しくはない。

来週からは夏期講習が始まるし。

受験勉強、まじめにやらなきゃな、あまり気がすすまないけれど。


気持ちにけじめをつけるため?に、田舎の祖父母の家に3泊4日で遊びに来た。

ここ、大好きなんだよね。というのもさ、へへへ。


「おばあちゃん、ちょっと森林浴に行ってくる」

「夕飯までには帰ってくるんだよ」


祖父母の家のすぐ裏が山なんだ。裏山といっても結構ちゃんとした山で、

御殿山ごてんやまとか神山かみやまとか呼ばれていて、山頂には小さなほこらもある。

山道を進むとすぐに幹直径40~50㎝のそれなりの針葉樹の森に入る。

辺りは薄暗くなって、木漏れ日が何本ものレーザー光線のように差し込んでいる。

うーん、木の香りと枯れた下草の香りがいい感じだ。さくさく歩く。


目印を付けた木から脇にそれて道なき道を行き、大きな岩の下に出る。

そして角ばった大きめの石(名付けて扉石)をごろんと転がすと、

横穴がぽっかり顔を出す。それをくぐると、中は少し広がっている。

空気はひんやりして少し湿っていて、苔のような匂いがする。

目がなれると周りがぼんやり見えてくる。横壁に小さな穴が開いていて光が入るんだ。

ここは、俺の秘密基地。いや、もういい歳だし、男の隠れ家とでも言った方がいいのかな。

(ふふふ、もうオトナなのだ。)


ここは不思議に居心地のいい洞窟。変な土器の欠片があったりもする。

なんだかすごくくつろぐんだよね、ここ。さて、さっそくあそこに隠したあれを。。。


おや?奥に水たまり。これは初めて見るぞ。そこには青っぽい小さな光。蛍かな?

覗き込んでみると、意外なことに結構深いみたい。底~の方が光っている。

うん?光が強くなったぞ。え!?なんか青いものがぐんぐん近づいてくる!

うそ! これ、手だ!!


俺は恐怖して後ずさり尻もちを付いた。

次の瞬間、ザパァーンと水面から飛び出した巨大な青い手に頭部をがしっと

鷲掴みされ、俺は一瞬のうちに水の中に引きずり込まれた!うわぁぁぁ。

ごぼごぽっ。ぎゅんぎゅん、ごうごう。凄い水流!凄い握力!

頭潰れそう。息できない。ってどんだけ深いんだよ、この水たまりは!

だめだ、これは死ぬ。ああ、夏期講習の申し込みが無駄になる。それはどうでもいいか。

だんだん気が遠くなる。眠い、いや死にかけてるのか? 意識が。。。



気がつくと、椅子に座って丁字路状の廊下にいた。

ん、ここはどこだ?前の椅子にも誰か座ってる。一列に座っているようだ。

目の前には左右にずうぅーと広がって扉がたくさん。おい、いくつあるんだ?

「●●●●、■■へ」

アナンスが響き、左奥の扉がオレンジ色にボワンとひかり、前の椅子が誰かを載せたまま、

バビュンと扉に吸い込まれる。おいおい、扉閉じたままなのにそのまま入っていったよ。

「藤堂創、ザースへ」

今度は右のずーっと奥の扉が青くボワンとひかり、俺の椅子がカタパルト発進されて、

その青い扉に突入して行った。

ギュン、ガコンガコン、ギューン。扉を抜けるとまた次の青い扉。7~8個くぐったかな。

周囲の景色が流れてよく見えない。

凄い速度だけれど、扉の抵抗はないし、G変化も全くない。重力変化を打ち消しているのか、

慣性無視なのか。

そして唐突に椅子が停止する。こぎれいな診察室風の部屋だ。


目の前の机にはピンクがかった白衣の綺麗なお姉さんが座っている。何かの端末を見ながら、

「藤堂創ね」

「はい」

凄い美人だ。しかもなんて言うかこう、品がある。これは天使?いや女神かな。

ん?美人さんの目じりが下がって、ニマーって?あれ、割と軽めなの。

「あなたいい子ね。善処します。良い条件が出るといいわね」

何かの装置のつまみをくいっとひねって、そのつまみを押し込む。

と思ったら次の瞬間、美人さんの目が大きく見開かれて、

「うそ!49!!」叫んで絶句。すごく慌てている。

「どうしたんですか?」

「時間がない。すぐ送るからあとは神知と相談して決めて。」

カチカチと2回マウス?をクリックしたのが見えたような気がしたけれど、

そのまま周囲が暗くなり、あれあれ、また気を失うよ~~。もうどうにかして。。。



目を開けると、石の天井が見えた。洞窟の中のようだ。

「うーん、ここは秘密基地、いや男の隠れ家だったな?」

「お目覚めですかハジメ。ここは洞窟の中ですが地球ではありません。ザースです」

「え、ザースって? ていうか、誰?」

「私は神知。あなたのギフトのひとつ。知識サポート機能の最高峰、会話型補助脳です」

「え?何言ってるんですか?意味わかりませんが」

「ごもっともです。きちんと説明したいところですが、あいにく危険が迫っています。

ひとまず私の指示に従って下さい」

「え、危険?あわあわわ。。。」

そういえば、何かが接近してきているような気配がある。

「ギフト設定と念じて下さい」

「ギフト設定?おわ!視界にパネルが浮き出た。瞬きしても消えない。頭の中?」


ギフト設定 残47

 神知

 自由設定

 

この2つが明るく浮き上がっている。

他にもずらずらーっと単語の羅列が。

「自己確認を選択して下さい」

「自己確認?あ、パネルが切り替わった」

画面がスクロールし、「自己確認」の文字が反転する。

 選択しますか? はい いいえ 


はいで選択。

「自己確認選択しました。確認画面を表示します」


ハジメ 人族 5歳 レベル0

 称号 無力な幼児

 職業 なし

 装備 なし(全裸)

 備考 現状の課題は生き延びること


え、何言ってんの。俺は15歳。レベルゼロ?全裸?

じっと手を見る、小さい。腕は?細ーっ。足もぽにゃんと小さく細く、そして股間には、

しぼんだ朝顔の花のような小さきものがつるんと。オーマイガッ!!


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