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女剣士

てかこの世界に来て2日目で仲間ができるって俺の適合力凄すぎじゃね?

あ…60日たってたんだった。

よし、少しこの世界について聞いてみよう


「この世界は誰が支配してるんですか?」


やっぱり王様とかがいるのだろうか。


「この世界は全世界の色んな主神たちが支配しているわ」


そういえば神様がいるんだっけな


「東の主神はアマテラスで南の主神はラー、

西の主神はシヴァだったかしら。ここらへんは北の国に属しててオーディン様やゼウス様が治めてるの」


ゼウスとオーディンか…ここは北欧あたりなのかな?


「そういえば今東の国で大変なことがおこってるらしいわよ」

「どんなことがおこってるんですか?」


「確か…東の国は前はイザナギとイザナミという2柱の主神が治めていたんだけれど、少し前にイザナミ様が死んでしまったの。

それで深く悲しんだイザナギ様が主神の座を投げて何処かへ行ってしまって、

それでイザナギ様とイザナミ様の子どもの長女であるアマテラス様が主神になったの、だけれどアマテラス様は人見知りと言うかその…引きこもりだったので、その妹であるツクヨミ様がアマテラス様をフォローしてなんとか国を治めていたの」


ツクヨミ…まさかあのツクヨミか?


「最近、ツクヨミ様が行方不明になって…東の国は今、主神と最高権力者の一人を失って混乱状態にあるのよ」


行方不明って…心当たりがありすぎるんだが…


「何処かの国が東の国を攻めたりしないんですか?」

「あのね、東の国には国全体を包み込む強力な結界がはってあるの。その中にはいれなくて東の国は未だに落とされてないってわけ」

「落とされてないってことはまだ何処かの国が戦争してたりするんですか?」

「これまでは内乱続きだったから他の大陸同士の戦争は起こってなかったけれど、今は五つの大陸をそれぞれの大国が支配しているから、いつ全世界を巻き込む大戦が起こってもおかしくない状況なの。

ここの国は隣国のオーディン様の治める国と友好関係にあるから戦争をする心配はないけどね」


そんな神様事情があったとは…この世界も大変だなぁ…


「てゆうかあなたそんな事も知らないの?」

「田舎ぐらしだったもので…」


咄嗟に嘘をついてしまった。元の世界ではバリバリ東京都民である。

まぁそういう問題じゃないけどね。


「あとあなた、今更だけどタメ口でいいわよ。敬語で喋られてもなんだか変な気分になっちゃうし」


ルキノは友達が多そうだ。


「じゃあこれからの冒険のために装備を揃えに行きましょう」

「OKわかったルキノ」

「おっけぇ?何それ?」


日本語は大丈夫なのに英語はダメなのか。





「あなた、さっきから気になっていたんだけれどその布の中にはなにがはいってるの?」


俺が唯一持っていた私物だったっけ?

俺は布をとった。中には日本の太刀によく似た物が入っていた。


「それは東の国の武器ね、確か刀だったっけな。鞘から抜いてみなさいよ」

「あぁ」


すらりと抜き出た刀身は、触るだけで切れそうなほど細く鋭かった。


「それはいい武器ね…凄く切れ味が高そう…何処でそんな物を手にいれたの?」

「それがよくわからなくて…」

「自分のじゃないの?」

「なんかいつの間にか持ってて…」

「あなた明言がないわね…記憶喪失なんじゃないの?」

「失礼な」


だってまだ2日目だもん


「あなたちょっと髪の毛が長すぎるわよ、戦いの時邪魔になるからゴムかなんかでとめときなさい」


あぁそういえば俺女だった。実感わかねぇ…

本当のこと言った方がいいかな?


「私…いや俺、実は男なんだ…」


何を口走った俺ぇぇえ!!いきなり俺男なんだとかいう女の子がいるかって!トチ狂ってるとしか思えんわ!!


「えぇぇ…どういうこと…」


全くである。あぁぁ…どうしよ…


「いやその…じょっ、冗談だよ〜冗談!」


あぁ…俺自分が女だってことを遠回しに認めちゃったよ…


「そ、そう…」


あぁ…ルキノの俺を見る目が痛い…





俺たちはここらで有名な防具屋に来ていた。

ルキノが「武器は私もあなたも揃ってるから先に防具よね〜」といっていた。


「そのローブは防具じゃないの?」

「これは旅人の服よ。魔物と戦うほどの防御力はないわ」

「そうなんだ」

「あなた本当に無知ねぇ…」


二日前までこの世界の住人じゃなかったものしょうがないだろ。あ、60日たって(以下略)

防具屋の中には色とりどりの防具があった。なんか派手な物や防御力に特化した鎧、魔力を増幅させるというローブとかもあった。


「あなたの職業は何?」

「職業?」

「ちなみに私は魔導師よ?」

「そんなシステムがあるとは…」

「あなたよくそんなんで冒険者になろうと思ったわね」


だってまだここに来て(以下略)


「じゃあこれあげるからちゃちゃっと決めちゃいなさい」


そういってルキノは鞄から謎の紙切れを取り出した。


「魔法がかかってる紙でね、このなかに書いてある職業につけるのよ」


俺は紙に書いてある職業を選んだ。


=================================


《occupation》


【傭兵】:バランスが良い

【剣士】:身軽で剣の扱いがうまい

【アーマーナイト】:高い防御力を持つ

【僧侶】:回復魔法と光魔法が得意になる

【魔導師】:魔力が高くなり多彩な魔法を覚えられる

【ナイト】:防御力が高くバランスが良い

【騎士】:馬に乗って戦う

【錬金術師】:物質を違う物に変えたり物の形を変えることができる

【戦士】:攻撃力が非常に高い

【シールドナイト】:防御力が高く仲間を守る技が手にはいる

【商人】:値切りや物売りができる


==================================


そうだな…剣士でいいか。この太刀も上手く使えそうだしね。


「決めたわね?ふーん剣士か、刀持ってるし良いと思うわ」


ルキノは防具屋を少し歩き防具を勧めてきた


「剣士だったら防具はここら辺の物が良いわよ」


ルキノが勧めてきた防具は…


「え…」


身体を身軽にするためなのか一枚の布だけのような物がいっぱいあった。

胸と下だけに布が巻きついただけの物や下が涼しすぎる物など様々だった。


「あのさ…職業って後から変えれないの?」

「変えれるけどその職で経験を積んでからじゃないと無理よ」

「そっか…」


仕方なく一番露出の少ない物を選んだ。

胸当てがついていて下が短かった。守るの上だけかよ…男装備だったらもっとマシなのあったのに…運が悪いなぁ


冒険は明日から始める事にした。

occupationとは職業のことです。発音をそのまま書いても良かったんですが、ダサかったのでやめました。

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