こわっっ
第三の目……サードアイで見たものがあまりにもグロく恐ろしかったので
一人で肩を上下しながらゼーハーしていたら
「ギル殿 どうしたのじゃ?」
姫様が声をかけてきた
流石くさっても姫様!!
人の機微に敏感だ!!
ありがとう……
純粋にそう思っているのに
なんだか、じとーーーーんとした目で見られた!
い……いや、なにも腐ってる姫忍者だなんて思ってないぞ!!
さらに、冬の富士山の頂上のマイナス何十℃の氷のような冷たさの視線で刺される………
解せぬ…………
「…………………」
「…………………」
沈黙が怖い!!
わ…話題………!!そうだ!!
「ぽ…ポチ様は!?」
尋ねると
「あぁ…ギル殿のお陰で出逢うことができたのじゃ」
満面の笑みで答えてくれる姫様
そうか………よかったな………
…………で、ポチ様は何処に!?
首を横に傾けて あれ? とした表情をしていると
ボールが飛んできた
おっと!! 咄嗟だったが受け止めることができた
柔らかかったからな!!
誰だ? ボール蹴ったのは!?
あっ!!
板蔵か!?
そういえば 置いてきぼりにしたからな!
一人でいると
きっと、この城 怖いもの山盛り視えちゃうからな!!
絶対に 視えちゃうからな!!!
板蔵でも………………!???
う、ぅ〜〜〜〜む…………
な……なやむポイントではあるが……………
気配くらいならわかるか????
でもな、姫様の殺気に鈍感だしなーーー………
いや、それでも 姫様の恐怖とはまた違った意味のホラーな恐怖だから あんな板蔵でも、気づくに違いない!!!
板蔵を信じよう!!
だから、
怒ってのことに違いない!!
全く 甘えん坊で困ったやつだよ 板蔵は!!
ボールの飛んできた方向を見やる…………
が、板蔵はいない………
はてな……?
「おーい!だれだー?ボール蹴ったのー!!」
ボールを持ち上げて尋ねる
「ポチ様であるよ!」
んっ!?ポチ様いたのか!
キョロキョロして 辺りを見回す……
「あれ!?いないよね!?」
「ポチ様であるよ」
「?」
首を横に傾げて 姫様を見る………
「?」
姫様も首を横に傾げておれを見る………
顔を見合わせること 十数秒………………
口火を切ったのは おれだ
「………………ポチ様?」
「であるよ………………。」
同じコメントをもらう………
さて?
はて?
これ?
はっ!!
「ポチ様 齢3ヶ月ながら ボールを蹴ることができるのですね!!」
いいパスで御座いました!!
素晴らしい!
健康で丈夫なお脚をお持ちで
実に素晴らしい!!




