母 クレア
母は 優しい人だ
時におちゃめで 可愛らしい
金髪のふわふわ巻き毛で
肌は白く透き通り 整った顔立ち
くるくるまん丸い瞳はあどけない少女のようだ
胸元はパッツンと…言うまでもなく 腰は胸元にそぐわずとても細い 実に、素晴らしい
うん。どう見ても
十代後半にしか見えない
父カイゼよ……犯罪だ
「あははは…
確かに 犯罪に感じてしまうかも!
クレアさん すごく若く見えるから
この世界での成人は16歳
結婚も早いからそれもあるかな
早くから自己責任ですることが多いから みんな大人びているよ」
そうか…
母は 若作り
いやしかし、16歳で結婚とは実にけしからん 若妻の新妻だとよ!
ヒゲモジャのカイゼよ!
どうやってあんなに可愛らしい人を嫁にできたんだ!
羨ましいじゃないか
…っていうか 俺はどっちに 似ているんだ?
将来 ヒゲモジャの〜〜〜
うわーーー!!!
「クレアさんとカイゼさんは
年齢二つ三つしか変わらないんだよ」
なぬ!?
そ…そんな事実!?
カイゼが年相応でクレアが美魔女なのか
クレアが見た目通りの可憐な若者で カイゼがあの見た目で実は信じられない程 恐ろしく若いのか
一体どっちだ!?
どっち寄りなんだ!!
「……そこはご想像におまかせするよ」
えーー!!
気になって今夜眠れなくなっちゃうじゃないか
…願わくば 俺はクレアに似ていたい
「君は両親のいいとこ取りで生まれてきているから安心したまえ」
神様ーーー!!
あーりーがとうー!!
「さて、クレアさんの能力は 言わずもがな 魔法師だね
君がさっき燃えたのは クレアさんの能力を引き継いだからに違いがない。
クレアさんの魔力は膨大だよ スタンピードが発生し 群れでやってきた魔物を一凪で全滅したほどだからね
魔力を研ぎ澄ませていくことこそ 君の糧となることであろう」
うぉぉぉぉ〜!!!
異世界といえばやはり魔法
やる気がみなぎるぜ!
クレアより強くなってやる!!
「その意気だよ!
あっ また燃えてきそうだから気をつけてね!」
おっと…
平常心 平常心…