表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お菓子で異世界無双  作者: マルオ
対 ハラペーニョ
66/166

外せるかなー





「じゃ、この にっくきハラペーニョの指からポチ様を外そうか!!

いつまでもこんなでっぷりした指に嵌められているのは気の毒だ!!」



「そうであるな!

ポチ様を、こんなところへ いつまでも置いておいてはいけないからのぅ!!」


と、姫様


「して、血を見せてはならないとは?」


板蔵が尋ねる


「うーん、なーんか、嫌な感じがしたんだよなー遠視だったから 近くで実際に見てみたかったんだけど………

どれどれ?…………………………………」


ハラペーニョに近寄り 指輪を、じっと視る……



………………………………………………



「して、どうじゃ!?」


「うーーーーん、

この指輪の黒く見える石に ポチ様が閉じ込められているのだけど

この石の黒さが闇魔法で この色になっていてね

多分、悪魔とか魔物とかそっち系っぽくて 血を吸わせると、闇の力が増幅する感じ!?」


「なんと!!闇魔法!!」

驚く板蔵!!


「おれ、まだ、闇魔法ほぼほぼ使ったことないんだよなー……」


「妾の父 黒雲斎は闇に長けておるのだが…………うっ…………!!」


「ま………まさか…………ハラペーニョたちのせいで!?」


「うむ…………」


つらそうな姫様。板蔵が続ける。


「うっ…………黒雲斎様がいらっしゃれば………あのようなハラグーロなど このように長く時間をかけずとも 一網打尽でござったのに!!」


「うむ…里の忍者がみな不甲斐なかったでのぅ………」


痛いところを突かれて 板蔵の顔がひきつる……

それを横目に続ける


「な…なんて、酷いことを!!

  まだ幼い子を残して!!」


「いいんじゃ……いいんじゃよ………

 すべてはポチ様が為に……成すべきことをせねば………」


「よし!!父上様の敵を!!」

おれが宣言する


「うむ!?如何ように?」



「ハラペーニョ バンジーさせて失神だ!!

吊るしてボヨンボヨンしちゃう!?」


「それ、ずっとやってたわぃ!!」


えっ!?それ さっきやってた!?

おれたちくるまでの間に なにして遊んでたんだよ!!




「正座させてその上に 板蔵乗せよう!」


「それは、……!!

 い………いやでござるぅぅぅ。」


「え!?いや!?」


わがまま言うなよー


「仕方ない大岩乗せよう」


「しびれたところで みんなで揉みしだくんだ」



「妾はイヤじゃ!触りとうない!!」

「拙者もいやでござる!」

「私も…」

「わたくしも…」

「オラも…」

「………。」


「えっ!?みんな、いや!?」


もう、わがままだなー!!




じゃ、

「忍者ならではと言えばこれだ!

張り付けて 手裏剣何枚も投げて 人型取る

こわがるよー!!」


「拙者は、狙いがついつい外れて ハラペーニョの眉間にあたるでござる!」


やめろよ!その確信犯なノーコンのフリ

怖いだろ!!


「妾は、狙い通り 眉間と、もれなく 男なら一番痛いであろう急所を狙うのじゃ!」

「私も…」

「わたくしも…」

「オラも…」

「………。」



聞いただけで 下の方ばかり痛いんだけど………………


もれなくって、何かのおまけの方だよね!?

そんなおまけ いらないよ!!


えっ!?

漏れがない 方のやつ!?

それは、それで 滅茶苦茶こわいよー……

あーーー、聞いているだけで 痛い…………!!





ホント 忍者って、こわっっ!!!!!





「ハラペーニョたち怨み買いまくってるから

その怨みも 怨念も 指輪の闇の糧にしている感じだね!」


「妾も念を送っとる…」

「拙者も…」

「私も…」

「わたくしも…」

「オラも…」

「……。」

………………………………………


忍者の声があちらこちらから聞こえ続ける…………

どんだけだよ!!




「じゃ、みんな、とりあえずハラペーニョに 念を送るのやめよっか」




「「「「「「「「何を言っておる!無理じゃ!」」」」」」」」




あれー!?

忍者、融通効かないなー




「ぽ…ポチ様が苦しんじゃうかもよ!」




「「「「「「「「やめるのじゃっっ!!」」」」」」」」





やればできる良い子たちだね!、

忍者って!!







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ