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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
ジィ
54/166

からかうなよ!     ジム編




やぁ!!


良い子のみんな、元気かい!?


おれは、元気…………だけど、ちょっと もう、

か………感覚が………!!


くっ…、殺っ……!!



執務室前でわちゃわちゃしてたら 

4人一緒にーいるのが悪いと 移動させられたんだよ………


でも、おれだけ何故ギルド!????


此処は、危険だ!!


一番危険だと自負している!!!


正座をしていると


来るんだよ…………来る、きっと来る……………


絶対に、来るんだよ…………………


何がって!?



バジル領の愉快な仲間たちに決まってるだろ!??



「おい!ジムー!!

 お前、何でこんなところで座ってるんだ!?」


一番来て欲しくなかったやつが来た!!

ボブとボビーだ!!


この2人 B&B というチームを組んでいる

絡まれると、非常に面倒くさいやつだ!


「あっ!!看板首から下げてるなー

なになに?」


「『僕たちは 黒龍が来たのに緊張感が足りませんでした!!

だから、反省中です』 !!!」


「ぶわぁっはっはっはっ!!」


「そりゃ、そうだよなー!!


黒龍を前に 余裕でアホな与太話してたもんなー!!

よく、そんなアホな余裕かましてられたなー!!」


調子に乗ってボブが続ける


「えーっと、何だったか!?


”こんなデカブツと約束したやつ誰だよ!!”

とか


”あいしちゃったのよ!!フフ、ふんふん”


極めつけは


”愛の重いストーカー!!”


〜〜〜おぅわっっっ!!!」



「おぅ!?どうした?」

ボビーが尋ねる


「いや、なんか、な、

殺気をかんじて…な…!?」

怯えの隠せないボブである




ーーーその頃 領城にてーーー



”どうした?めちゃくちゃ殺気飛んでったぞ!?”


『う…うむ、なにか、吝かではない事を言われての………釘を差して置いた!』


”そうか、ほどほどにな〜”



ーーーーーーーーーーーーーー




「大丈夫か?」


「大丈夫だ!! 一瞬で消えた!!

もしかして、

お前かー!?ジム!?」


「フンッ!!」

そっぽを向き 構わぬ姿勢を貫く


「そこから動けねぇんだろー!!

 いつものお返ししてやるよ!!」


ハッ!!として 振り向くジム


しかし、時すでに遅し

素早くボブはジムの後方にボビーは前面から抑えかかる……………


ギルド要員には荒くれ者が多いものであり、


絶体絶命のジム!!!!



「行っくぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

ボブの叫びを皮切りに


ジムは、ぎゅっと目を瞑る




チョン!!チョン、チョン、チョン!!!!!




「痛ってぇぇぇぇぇぇぇ!!」叫ぶは、ジム


ボブはジムの足の裏めがけて 指で指圧をしていた!!!!



ギルドの職員たちは

”ほどほどにな〜”

なんて、呑気なことを言っている…



おい!助けろよ!!



「うわぁぁぁぁぁぁ やめろぉぉぉ!!!」



奇しくも 先ほど、自分達がジル爺にしたことと同じことである……………………



「も……、もう、やらないから許してくれぇぇぇ!!」

思わず、ジムの口から叫び声が飛び出た


果たして誰に許しを乞うているのだろう…



自分の痛みをもって、他人の痛みを知る…………


自分の身をもってでもしないと 学べないのだ………


ジムよ…………

もう少し、人に寄り添うことも学ぶべきであろう………

全てを学び終えるまで お前の身はもたないであろう…………




「フッ!!!今日のところは、この程度にしておいてやるぜ!!」




ーーー散々 ジムを弄んで去っていく B&B




こんな目にあったのも!!こんな目にあったのも!!


黒龍が来たからだ!



しかし黒龍を呼んだのは、 ギン  だ!!!



こうして、また一人 ギンへの憎悪を抱くものが増えたのであった………




ーーーーーーーーーーーーーーーーー


”うわっ!!悪寒を感じる!!”


「お主、大丈夫であるか!?」


”う…うん………なんだろう!?”






無用なところで無用な怨みを買うギルであった………







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