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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
ジィ
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あれからこれから



執務室のやりとりで



バジル領民の馬鹿さ加減が 露呈した………


し、仕方がない、トップがあれだ!!

現在の執務の全ては マルクにかかっていることだろう……………


マルク、

俺がおじいちゃんになるまで 長生きしてくれ!!



執務室では、ブルっと悪寒を感じて

キョロキョロするマルク………

何か 不穏なものでも感じたのであろうか……!?



そして 俺っちの子供部屋では


こちらに背中を向けて

床にのの字を書く黒龍……、

その仕草 異世界でもあるんだな!

いや、黒龍でもあるんだな………


ほんとに!?

きみ、地球〜日本 知ってるでしょ!?


あれ!?

知らない!?



ナニコレ!?

流行りなの!?

流行りなの!?


大事そうだから2回言ってみました!!



おっ、執務室の話が始まったぞ!



「……………そのような以心伝心を 黒龍が聞いていたようでしてね

半泣きになって

去っていったのでは!?と………」



ピシッ!!!!!!!



ーー窓ガラスに大きなヒビが入る!ーー



あぶねーーーーー!!




”おい!めちゃくちゃな覇気 飛ばすなよ!!”

喰い止めるの 必死だぞ!!


『だって、だって………、みんなが意地悪したんだもん〜!!うわーーーーーーん!!』


”あ…あぁ………悪かった………!!

ほら、こっち来いよ 撫でてやるよ”


両の手を広げる

泣きながら飛んでくる黒龍


『みんな、わしのこと、わるくいうんじゃぁぁぁ…………』


ひっくひっくしている 肩や背中を抱きしめ 撫でてやる


なんか、面倒くさいぞ!!はぁ〜〜〜〜……



その頃

執務室では…………


「うわっ!!

急にガラスが!!!

さっきの 黒龍の覇気のせいですかね………」

と、マルク


「それもあるが、老朽もあるだろうな…」


「また、修理代が嵩むわね…」


と、カイゼとクレアが 深くため息を吐く

領経営には お金がかかるものである………



「コホン、では、続きを………


黒龍に丸聞こえの 以心伝心を行うなど

日頃の鍛錬が 足りぬ 証拠と考え、


騒動が落ち着いたら


秘境の大森林での大訓練を 決行しようと思っております」



「いいんじゃないか!!

  オレも行こう!!」


と、カイゼ


「では、 決定ということで………


そこにいる者たち お入りなさい!!」



執務室のドアがマルクの魔法で 


バーーーーーーン!!


と開く!!



そこにいたのは

以心伝心で トークしまくっていた者たち 数名


なぜ彼らがそこに?

トーク画面取り消しをしに来た………わけではない


トークはもう、後の祭りで取り消すことはできないのだから………


いや、大体 異世界にはトーク画面は無いのだ!!


観念して お縄に……?

 と いうわけでもなさそうだ……



なんと言っても

その者たちのドアが開いたときの 姿勢にある


全員がドアに 耳やコップを当て

しゃがんでいる者 覗こうとしている者たち…




明らかなる 盗み聞きである………






流石は バジル領の愉快な領民だ………………


















ねー、板蔵さん、


オレたち 地道に進んでいるのに


誰も触れてくれないね…………



ーーーう、うむ、忍者とは その様な者じゃーーー



忍者って、………………偉いね………………





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