執務室
執務室には
カイゼ クレア マルク の3名
領内トップ首脳会議ってとこだね!!
「黒龍が来た時には、足が震えてな………
さすがにどうかなるかと思ったよ…………」
弱気なカイゼ………
おい、どうした!??
「私も 対峙して立っておりましたが
言葉など発せられませんでしたよ!!」
と、マルク
「いや、お前、途中で フフって鼻で笑っていたじゃないかよ!!」
「おや、見ていたのですか?余裕がおありですね」
そこで、鼻で笑っていた理由を伝えることにする
「黒龍が来た時には、私もこの世の終わりだと想いましたよ!
ですが、まぁ、ぎん という方と待ち合わせをするために バジル領へ来たと言ったので
少し安堵したのと同時に
怒りが湧きましたね………」
「何故だ?」
と、カイゼ
「………此処で待ち合わせしなくてもいいでしょう!?
もっと、大森林の奥地とか 離れたところにある湖とか!!
こんな、人の往来の激しいところで、あんなデカいのと待ち合わせする必要はないでしょう!!」
と、怒りを隠せないマルク
言われてみれば、確かに……… と頷くカイゼ
「 ぎん という方は いらっしゃったのですか?」
クレアが尋ねる
「いや、ぎん は、表れなかったのだが
黒龍が フッ… と消えてな………
あたりを捜索しても居ないし 覇気も消えたし……
だから、取り敢えず 街に安全を伝え
領門へ集まったものには礼を伝え
領門にはいつも以上の兵を配置して帰ってきたんだ………
ほんと、ただの緊急招集訓練になったよ!、」
「覇気は、私も感じました。
こちらも、途中で フッ……と、消え
安堵してギルに乳を与えていたところだったんですよ………」
クレアの言葉にホッとするカイゼ
そこで マルクが口を挟む
「先ほど 待ち合わせ場所のことを言いましたが
これら、領民が相当数 思っていたようでしてね……」
「なんだ?
もう、領民に詳しく聞いてみたのか?」
「いえ!
黒龍と対峙している時に、住人たちが
滅茶苦茶に ぎん への苦情を 以心伝心で言い合っていたんですよ!」
呆れた口調で肩を竦め 両の掌を上に向け 話すマルク
対して カイゼは
「えっ!?オレが必死に黒龍に対して言葉を選んで話していた時、みんな そんな雑談していたの!??」
「えぇ………
挙句の果てには
ジー何とかというジーさんが
スナック紫のママに五体投地で謝ったとか
その辺の酒場トークまで繰り広げられてましてね…………」
「がーーーーーーん!!!!
どうせ、領の代表者なんて、面倒くさい尻拭いしか回ってこないんだよ………
あ〜ぁ、
早くギルが大きくなって執務の全部を押し付けたい……………」
「あなた………!!」
その言葉、流石にクレアも文句があるらしい
「あなたには、執務、向いていないことわかっているわよ!いつもありがとう!
今から、ギルを鍛えて育てましょうね!!!」
あれっっ!??
クレア、味方してくれないの!??
俺っちも、がーーーーーーん………………
マルクが続ける
「そしてですね、ここからが問題で………
黒龍の待ち合わせに
出会ったばかりで 押しかけて 愛が重い…
ストーカーでは………
などど宣う者共がおりましてね……」
”うーーーーわぁーーーーー!!”
領民 やっちまったなぁーーーー!!
オレっちがこそこそ盗聴している横で
黒龍は マルクの一言一言に
ジャブ、フック、アッパーと、どんどん打たれていくようだった………
地獄耳は大変だ………
『地獄耳ではない…………』
あれ!?これも聞こえてた!!




