好きだ!!!!
山脈の一部のような存在
ドラゴンを見すえ 見すえ………、いや、見つめ
叫ぶ!!
「好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
板蔵は平伏していたが
その叫びに頭を上げ 呆気にとられつつも 呟いた……
「………マジでござるか!??」
んっ!?
マジって知ってるの!?
お前、ホントに 転生者だろう!??
ーーー顔の前で 掌を垂直にして 横に振る
「いやいやいやいや………違いますよ!!」
ぅん!?
お前、やっぱり 転生者だろう!???
ま、今は 板蔵などに構っている場合ではない!!
俺が 好きで 好きで 好きで仕方がなく
恋 焦がれた存在が目の前にいるのだから!!!
じっと ドラゴンを見つめる………
『……………………………………』
ドラゴンは無言であるが
オレを見つめる……………………
ポッ……
オレの顔が紅くなる、、、
「乙女?乙女なの!? まさかの、乙女ですかい!?」
板蔵の痛いツッコミは放っておこう!!
『………………………………』
無言を貫くドラゴン……
「好きだ!!!!」
『………………』
「好きだ!!!」
『……』
「大好きだぁぁぁ!!!」
『…………………な、何を言っておる!??』
慌てふためく、ドラゴン!!
なんなら、
もう、ドラちゃんって呼んでもいいか!?
しかも…
あれっ!?
オレの一世一代の 大告白が伝わっていない!??
あれぇ〜〜〜〜〜〜〜!???
なんでだ?




