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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
あれ?忍者!?
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ちょっと 行ってみる?



うーーーん……………。


あの指輪の 黒黒しさ…………、

どうにも 怪しいんだよね………、、、


きっと、血を吸えば

魔の力が増して、

中に閉じこられている ポチ様が

更に押されていくだろうなーーー…。



あんな小悪党の、ハラペーニョたちのかけた技なんて たいしたことは ないだろうに

抜け出せなかったのは、

ハラペーニョたちに向けられる、負の感情を

 黒い石が、喜んで吸って 増力増強していたからだろうな………。


ハラペーニョたち、

負の感情しか生み出さなそうだしなー………

それを、自分たちに向けられていたとしても

全くと言っていいほど

一欠片も、微塵にも、

気づくことはないだろうし……!!



うーーーーーん……

詳しく解析していきたいけど………

近くで見てみたいなーーー………



“ねぇ、西国までどのくらいで 辿り着ける?“


「うーむ、

馬車の旅であれば、たっぷり二泊三日

強行であれば 1日半

拙者であれば およそ半日ほどであろうか………?」


“そうか………

少し遠いなー………“



あんまり、時間をかけると

らぶりーキュートな新生児のオレっちが

いないことが 周囲に広がって、大変な騒ぎになってしまうからなぁ………


うーーーん……………

どうしようかなー……………



〜どうするか悩んでいるようだね!!〜


“あれ!?神様!!“


〜ニコラスでいいよ〜


“ニコラス、実は、

隣国西国での反乱から

黒幕のハラペーニョたちを取り押さえたのだけど、

東国の ポチ様が捕らえられていてね

それが、黒い石に閉じ込められているんだよ…


その石が 気になって、見に行こうかと思ったのだけど

どうにも、距離と時間が気になってね…………“


〜なんだー

 それだったら、転移覚えてみなよ!!〜


”転移!?

どうやってやるんだ?”


〜…うーんってやって、パって飛ぶんだよ!〜


”いつにない、感覚的な表現………”



うーんってやって、パっと飛ぶ!!



うーん、うーん、うーん、……………


パッ!!


”やった!!1メートル移動したぞ!!”


もう一回!!



うーーーーーん!!

パッ!!!


”やった!!

建物の中の何処かの部屋だ!!”



うーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!

パッ!!!!!


領内の街の上だ!!



うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゎーーをーーー!!


ぜぇぜぇぜぇ…………

な…なんか、疲れたな…………



〜そうさね、

 これ、相当な魔力使うから!!

 そんなすぐすぐ習得とはいかなかったかぁ……

 うーん、次のてを使おうか!?〜


次の手!?



部屋に戻り、

ぐったりなオレっち……


ふぅぅぅぅ〜〜!!


まだまだ、かわいい盛りの 赤子だから仕方ないね!!

くっ………、くやしくなんて、な…いんだからね………!!




〜まぁまぁ、

 それじゃぁ、こんな方法はどうかな?

 無魔法で ボディを作って、

 それに君の意識を投じる!

 で、五感から、手足、魔法、

 すべてのものを操れるようにするんだよ!

 これなら

 ここに居るままにして

 全てを出せるよ!!〜


”なんと!!そんな、スーパー便利なものがあるとは!!

そうさな、

オレっちは、らぶりーキュートな新生児!

ここからは ほぼ、動くことはできないから

このボディがあれば、オレは、海賊王になれる!

もとい、影ボスにもなれる!!!”


あれ?なんか、小物感が出てるのは気のせいか!?


いや、しかし、

憧れるな〜!!

スーパーマンにも なれるじゃないか〜!!

男心をくすぐる 秀逸無二な 逸品だ!!


マントで空飛ぶ 俺を見た女子からは

キャーキャー 黄色い悲鳴だよな!!


ぐっふっふ…………




〜悪いこと考えてるよねー!!

 顔から、オーラから だだ漏れしてるよ…〜


おっと、顔を引き締めて!!



〜はいはい!

 じゃ、まずはボディを形成して!〜


無から有を作りだす…

狙い目としては

敵を欺ける 子供の姿だ

俺の10歳程の年齢の姿だろうか…


カイゼの デカさを考えると

遺伝として その頃合いでも大きいだろうなー…

が、150前後が丁度よいだろう


顔は クレア似の イケメン

さらふわの 金髪碧眼

手足も勿論 長めの設定で!!


中性的で、華奢に見える少年でありながらも

繰り出す力は 大人をも網羅する!!


いいんじゃないか!?

オレの少年期のボディ!!



〜おおーこれが 君の理想形だね!?〜


”うんうん。

いい感じだろ。

10歳ぐらいの俺の予定だ!”


「なんと、全てを傍観しておったが、こんなことができるとは!!!」


”あ、板蔵、やけに静かだから

どうしたかと思っていたけど ちゃんといたんだね!!”


「おりましたとも!!

しかしながら、急に現れた こちらの御人は

神ぞ、と…!??

拙者、ここは既に あの世なのであろうか………!?」


〜あはははは…

 いいねー、きみ!!

 僕の下へおいでよ!

 毎日がたのしそうだ!!〜


”ニコラス!

板蔵には、ポチ様救出という

使命があるのだから!!”


「そうでござる!

拙者!!ポチ様が心配で…夜も眠れぬ日々が続いておるのでご、ざ る…………ぐぅ………はっ!!」


えっ!? 寝たよね!!一瞬 寝たよね!?


ホントは、静かにしていた、さっきも寝ていたんじゃないの!??

眠れないって言いながら 寝てるからね!! 

その不思議な忠誠心の言い訳 いいから!

健康のために ちゃんと寝て!!



〜ポチ ね!!

 僕がその昔 神気を与えたんだよ!

 東国を守り 善き神の使者として

 精進しているようで 安堵したよ!〜


「なんと!!ポチ様のお師匠様であったとは!!」


ははぁ〜!!

と、ひれ伏す板蔵!!


「ニコラス、ポチの命 責任とって、守ってやってくれよ!」


〜うーん、責任取るなんてことは

 必要ないと思うんだよね!

 あの子、強いし!!


 ただ、

 ーーゆっくり眠れるわーー

 って、

 ずっと寝てるだけじゃないの!? 〜


「なに!?

ぽ…ポチ様に限って、そのようなことは…………………、………。……。

きっと、な……………な、いは、ず、………」


”おい、板蔵も断言してやれよ!!”


全く、ニコラスといい、板蔵といい、

ひどいこった!!


でも、そう言わしめる 

ポチ様って、どんなだよ!???






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