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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
あれ?忍者!?
30/166

 ポチ様


………ヤバイ!!


前世の友人と 前世ポチが 頭の中で野原を駆け巡っている……



ポチ、秋田犬で 白くて可愛くて 

でも凛々しくて

ご飯よく食べるのに

少し小柄だったんだよなー!!



俺に向かって走ってくる あのつぶらな瞳が 忘れられない!


ポチ 俺たちが大人になる少し前に 老衰で…………

うっ……………!!


いかんいかん

郷愁にとらわれてしまう……


日本のポチとは違うのだ!

異世界だから 名前の感覚も全くもって違うのだ!!


たとえ名前が一緒でも 神と名のつく御人だ

高貴であり 神々しくもある御人に間違いない!!!!


間違っても


ぽちーーーー!!


などとは呼んではならぬのだ!!

気を引き締めなくては!!!!!




”ところで、ポチ様のご年齢や 御髪に、 瞳 その他見た目は どんな御方なんだい?

詳しく知っておいたほうが より一層、サーチがしやすいだろうしね!”



「ポチ様は 神であるが故、ご年齢は我々よりも遥かに上であるが、寿命が長いが故に、

まだまだ、お姿は お子のままである。

恐らく まだ3ヶ月程のお子の姿である……。」


”なんと!! 

まだ乳飲み子であろう頃合いではないか!!”



「力も、まだ少なく、心配で仕方がないのである………。」


”まだ、小さいお子だものな!

可愛い盛りだろうし!

大人がしっかりと 見守ってあげなければ

首は 座っていらっしゃるのだろうか………”



「毛色は白銀の美しき姿で 会う人 全てを魅了されておる。

その神々しさは お見かけしたものは その美しさに 圧倒され ひれ伏すのみである!!!」


”銀髪の美しい御方!!

きっと 神々しさのあまり 後光が指しているに違いがない!!

俺もお会いしたら 絶対にひれ伏すだろうな!!

お会いしたいものだ!!!”



「瞳は つぶらなサファイア色であり 輝きは誰にも負けることがない、

意志の強さを瞳に宿しておられる!!

慈愛をも まみえるその瞳に 見惚れつつ 

我々はいつも あたたかく守られておりまする!」


”その瞳の光を 守りたい!!

まだ幼き姿でありながらも 皆へ慈愛を持ち 見守って下さるとは!!

なんと! なんと! 素晴らしい神様であろうか!!”



「そして、四肢が丈夫で、立ち姿の凛々しさは

この世のものとは思えない 神々しさ!!」


”しなやかで丈夫な 足腰をお持ちで 

お立ちになれるとは

流石は 神と名のつかれる御方だ!!

我々の3ヶ月の姿とは

全くもって異なるものであるとは

神という御方の 底しれぬ力を感じる…!!

そのような 御立派な御身体をお持ちならば、

元気と力がある限り

逃げることも 厭わないだろうに……

よほど 酷い目にあわされているのではないのだろうか……………”



「世界のすべての者が ひれ伏すはずであろう

かの 御方様に、

あの、三下の ハラグーロに ゴマスーリめ!!」


”全くもって 許せない!!

ハラペーニョに ごまドーレ!!”



「ポチ様に 万一のことがあれば

一族郎党 打首獄門じゃぁぁぁ!!!

引っ捕らえて、

市中引き回しの上、磔獄門 の刑に処し、

首はさらすものとする!!!」


”まさに江戸時代の 忍者 服部板蔵!!

代官引き連れて 量刑を宣告してやれー!!”




「………なぜ拙者の名を 知っておる!?」


”えっ…!?

ハットリ イタゾウ さんですか?”


「うむ。いかにも。

隠密ゆえに、名乗ることは 憚られるが為に

そうそう、口にすることはないのだが?

何故に知っておる!?」


何故にと言われても、

知っている名前を ポロリしただけなんだが………


”………………………………”


「うむ。よかろう………、

隠された 秘密の調査網が お主にはあるということであろう……

どの家にも、秘密のルートは あるものである。

拙者も、そこは片目をつむり 受け入れるとしよう………」


”なにも、秘密のルートなど ないのだが………

なんでか 勝手に納得してくれているから、

それで いいことにしておこうか!!

うん。それがいい。それがいい。”



「ところでお主、

悪人の名を間違えておるぞ!?」




えっ!????








悪人の名前  (≧Д≦) プッ

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