対策会議
………そんな西国、ハラペーニョ… もとい
ハラグーロ国王の様子を
サーチして知る。
”…………うん、どうしようもないね!
もう、表舞台から 撤退していただこう!!
それにしても
よくぞ東国の乙女たちは無事に生きてきているね!
……え!?
薬ぐらい盛ってる!?
なるほど、流石 忍者!!
それなら、もう余裕で殺れちゃっできたでしょう!?”
「いやはや、それが 私のように捕らえられて遣われているものの他に、
ただ、ただ囚われているの 小さく幼き者も居るのでござるよ!!
あの か弱き命がどうかなっては…と、
反旗を翻すことができずにな…
皆で
ハラグーロとゴマスーリの動きを探って
何処に囚われているのか 調べているのだが
見つからなくての、
それで、あ奴らの言いなりになっているのでござる………」
悔しさをにじませて 伝えてくる忍者くん…
”小さい子が囚われているだなんて
許せなーーーーーーーい!!!”
あの 絵に描いたような めちゃくちゃ小悪党を視ただけで
げんなりしてたけど
小さい子が囚われているだなんて…
俄然 殺る気が出てきた!!!
”では、まずはその幼い子たちの特徴を教えてもらおうかな?”
その言葉を聞いて 目が光る忍者くん!
「囚われていらっしゃるのは、お一人で
我らが東国では 神と崇めて祀り立てているお方でござる 一人で孤立したとしても
一年近くはか生き抜く力はあるのでござるが なに分、もう、一年が過ぎようとしているので
皆、焦りを隠せないでいたところなのでござるよ……。」
悔しそうに口を歪ませて 伝えてくれる忍者くん…
”名前はあるの?
名前からサーチしてみようかな?”
「なんと、名前からもサーチが!??
ありがたいことでござる!
高貴な御方であるゆえに 我らも早々に名前をお呼びすることは許されてはおらぬが
此度は非常時につき
仕方がなかろうて…………」
”そんなに!???”
流石は忍者!
忠誠心がハンパない………!!!!!
「 その御方様のの御名前は、 」
” 御名前は!? ”
「 ポチ様じゃ!! 」
”ポ…………ポチーーーーーー!!!!!!???”
「こ、これっ!!
ポチ様を呼び捨てになさるではない!!」
いや、ポチって
ジャパンで犬を飼う時に
今どきはまず名付ける前に一度は頭をよぎって
いやいやってなって…
でも、超有名で
昭和の犬の名前ランキングトップテンに常駐だろ!
ぽ…ポチ
ポチ
ポチポチ…
ポチッとな…
「うーむ…
不穏な考えをしておろう…」
”いやいやいや!
実に親しみがあって、かつ、懐かしさもあり
馴染む御名前だなって思って…”
そのとおりだ!うん!
「おお!そなたも ポチ様の御芳名を素晴らしいきと捉えて下さったか!
見る目のある御人だと思ってはおったが
見込み通りでござる!!」
”いやいや………”
っっ!!
あっぶねーーーーー!!
昭和ランキングとか、ありすぎていたとか、
誰もが知ってるだなんて!!
しかも前世
友人の家のペットの老犬の名前がポチで
めちゃくちゃ ポチ、ポチ呼びまくっていた!!!
この事実は墓場まで持っていこう!!!
口が滑っても前世での ポチ名のことは
東国人に言ってはならないという気配を
ひしひしと感じる…………!!!!!
ポチー!!




