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カイゼ
訓練場に木剣に魔木剣を混ぜて置いておいたのすら忘れて
おいらは ご馳走に夢中になっていた
ちゅぱちゅぱちゅぱ…
く…空腹には抗えないんだからね!!
そんな時
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
雄叫びが聞こえた
訓練場からだ
いつものこととは思いつつも
何かあってはいけないからか?
クレアさんは おいらの口をちゅぱりと外して
自らも整え 物欲しそうなおいらを仕方なしと抱いたまま 訓練場へ向かった
訓練場に着くと
カイゼが
相変わらず
雄たけびを上げながら
裸踊りに近い格好をして 飛び回っていた!
それだけではない
あたりを見ると
同じような ほぼ裸の男たちの姿
クレアと俺は
ほぼ同時に首を横へ傾けた……
なんだ?この裸祭りは???
ほぼ裸になりながらも 木剣を振るって わちゃわちゃ喜んでいる男たち…
その辺の小学生でもするまい…
クレアを見ると
顔は笑いながらも 引きつっている
秘技 顔で笑って 心で怒る!
このあと訓練場に雷が落ちたことは言うまでもない




