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くすん………
「もう帰ってしまうのか、…。
さみしくなるのう…………………」
と言うは 西国の王様
「仕方ありませんよ 父上!
我等の危機を知り助けに来てくださったということだけで ほんと感謝すべきことです!」
王を諭すのは
息子である セイン王子
「いやじゃ いやじゃ!!
わしは ギル殿の三度の飯がなければ生きていけないのじゃ!!」
なんだ!?かの嫁認定的な……………
「ギル殿ー!!
西国で共に生きていこうではないか!!
お小遣いは好き放題ア・ゲ・ルでの!!」
えっ……………そんな、魅力的な話………
ご…ごくり………
ぶーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
突如 隣から紅い噴水……………
見ると姫様が鼻血吹いて倒れてた………………
姫様、おかげで少し冷静になりました…………
「国王様 ありがとうございます
ですが、両親も私のことを待っております故 此度は帰国致します
また、再度参ります………」
「………仕方ないのう……。
そうじゃ、わが息子をそちらへ勉強させる為 連れて行ってくれ!!」
「「えっ!??」」




