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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
対 ハラペーニョ
135/166

心中  ノーキン





「…………して、ギル殿…………!?」


「なんだ?」

ジャックビーンズがギル殿に話しかけていた


「あ〜………、 いつもそうなのか?」

ジャックが私を見ながら言う


「割とそうみたいだな……」



うんうん!!

私は、主殿のことがだいすきですからね!!

いつ何時でもお側に控えます!!



片手で顔の片側をを覆うジャックビーンズ!!


私達の仲良しっぷりを見て 照れているのか?

照れているのか!?

おっさんなのに 初いやつめ!!!

まぁ、それもそうだな………


旧知の仲とはいえ 

大好きな主の話などしたことはなかった…………


したことといえば 


一に 訓練!

二に 撃ち合い!! 

三、四も撃ち合い!!!!

五に 特訓!!!!!


そう………俺たち騎士団にとってしたこととは、 

常に体と体のぶつかり合いだ!!


頭で考えるな!!

体でぶつかれ!!!


自分の感覚を信じるんだ!

フォースだ!!!


考えるんじゃない感じろ!!


それがモットーだ!!



そう…………俺たちは…… 脳筋(ノーキン)だった !!!!!



「………………困ったものだ……、」


「ホントにだな…でも、まぁ 仕方あるまい……」


主殿の言葉に頷く

ホント仕方のない ()()だと思われていることだろう……



「そうか………気持ちを分かっているのだな」


そうなの!?


「気持ちを汲んでやる程度だかな」


そうか!

主殿は私の気持ちを汲んでくれているのか!!

ありがたい!!実にありがたい!!


ほぼ解っていてくれるのなら

私がどれほど主殿に恩義を感じ忠実に尽くしたいのか…………という気持ちも理解してくれているに違いない!!


そう…………私は、唯一 主殿(ギル殿)()()の騎士なのだから!!!!!


これから どんな新生活が待っているのかのか ある意味楽しみだ!!



「………一方通行なのか?」


くっ……………

やはり、そこは否めない…………


「一方通行じゃないよ!行ったり来たり好き放題だよ!!

………ただ、気をつけないといけないけどね!!」


ぱぁぁぁぁぁ!!!!

思わず口元が緩みまくってしまう…………

好き放題くっついていいんですね!!?

いいんですかね!?

いいんですね!!!!


一方通行の想いではなく 主殿も 私のことを密かに大切に思ってくださっているのでしょうか……




なんという僥倖!!!!






「………で、式は?」


えっ!??


「式なんていらないよー!!」


き………騎士として任命されるアレだよな!!

肩に剣をぺしぺししてくれるアレだよな!!


す…………少し憧れていた……………


し…………式はないのか……………


くっ……………………


それだけは………………ないぞ!!!!!





「………そうか………二人きりで居ればそれでよし!か………」


「そうだよ!!モチのロンだよ!!」


えっ!?

私と二人っきり!!!!!

ど…………どきどき……………!!



な…………なんという僥倖!!!!リバイバル!!



そ……それならば、

式には後ろ髪惹かれるけど 諦めちゃおっかな……

てへっ






「便利だな〜」


ピクッ!! 漏れ出た声に反応する!!


「………便利だから!?」


あっ!!ジャックも気になっちゃった?

私も気になってしまった………

即座に聞き返されている主殿……


「便利だけど大変な時もある

むしろ、大変な方のほうが多いかな…!?」


ナヌ!?私のことであろうか!??





「ほぅ………」


「それでも、常に隣りに居るんだ!!恵まれていることのほうが大きいよ!!

おれは、意外と好きなんだよ!!」


なんと!!!!


思わぬ主からの愛の告白!!!!

もう…………其の言葉だけで


死んでもいい……………


あっ!!主殿に頂いた命でした……





「なんと!!」


頬を紅くしつつ私の心と共に感嘆の声を上げるジャック!!

私の頬も 滅茶苦茶 紅いはずだ!!





「では、ともをよろしくお頼み致します」


ジャック!!私を友と思い 大切な主に頭を下げてくれた…………

持つべきものは心の友だな…………

ありがとう…………





「勿論だよ!!」


主〜!!!!

これから、ずーーーーーっと、一緒ですよ!!!

離れませんからね!!!!!


笑顔で私にも話しかけるジャック


「よかったな!!ノーキン!!ギル殿と ともに行くのだろう?」


「ああ!!ジャック!!世話になったな!!」


心の友よ!!

この友情はフォーエヴァーだ!!



「ジャック殿 パタス領は隣だ!いつでも寄ってくれ!!」


「あぁ!ありがとう!!

2人の行く末をまた見守りに行くよ!!」


「待ってるぞ!!」   心の友よ!!!





主の御心を知れて 実に嬉しくも恥ずかしいひとときであった!!





そして、ジャック、おぬしは永遠に 私の心の友だ!!!!











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