表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お菓子で異世界無双  作者: マルオ
対 ハラペーニョ
126/166

おちょくるんじゃなかった………







「だよな!!!


  板蔵、ノーキン!!」



滅茶苦茶睨みつけて 凄んでやった!!




「「「「!!!!!!!!!!!!!」」」」




「えっ!?拙者何もしてないでござるよ!!

ギル殿のそばで あの二人組を見張っていたでござるよ!!」 

平常運転の板蔵


「身体の上に乗ってたぞ!!」


「「「「きゃぁぁっっ!!そんな!!」」」」


「何のことでござるか!?

拙者 起きたときは 壁に逆さまに張り付いて寝ていて 

………恐らく 見張ったまま寝てしまったのでござろう………

全く不甲斐ないものでござるよ」


「その前は おれの布団で寝てたぞ!!」


「「「「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」


「はて!?

だとしたら、こんなにも身体が痛いわけ無いでござろう………?」



「主殿がおっしゃっているのだから その通りでございましょう!!

板蔵殿、主を困らせるのはやめてくださいまし!!」


ノーキン、いい援護射撃だが お前にも言いたいことはある


「ノーキン、お前もおれをぎゅうぎゅう 羽交い締めにした!!」


「「「「きゃぁぁ!!もうダメ!!!」」」」


「えっ!?」 鳩が豆鉄砲を喰らったかの様なノーキン


「やめろと言ってもやめなかった……、うっ…」


「「「「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」


「なんてことなのじゃ!!

騎士ともあろうものが 忠誠を誓った主に暴行を働くとは情けないのじゃ!!!」


「うっっ!!」


「ノーキン殿、それは、駄目でござるよ!!

主君に傅き 主君に対して叛いてはならぬでござるよ!!」


うんうん。板蔵なのに、なかなかいいこと言うな!


「くっ……………!!

か………かくなる上は 私の命をもって 詫びるしか無いと………………」


速攻で 腰にさしていた剣で己の首を跳ねようとするノーキン…………


「まてまてまて!!!」

そんな重い忠誠はいらない!!


「私、主殿のご迷惑に………………

申し訳ありま…………せん……………!!」


「やめろ!!命を奪うことは許さないぞ!!」


「主殿…………」


ノーキンの手を取り 剣に手を添え これ以上の危険な行為を止める


「「「「きゃぁぁぁ!!!尊い!!!!」」」」



見つめ合う おれとノーキン…………



「「「「きゃぁぁ!!!もう…ムリ………!!!」」」」



「ギル殿、全く ノーキンの奴の謀反を許してくださりありがとうでござるよ!!

ノーキンには拙者からよくよく注意しておくでござるよ!!」


じろりと板蔵を見やる!!



「板蔵!!

 おすわり!!!!!」



「はっ!!


 な、何故じゃ!?この言葉を言われたら即座に座ってしまった……………

 一体 何の力が この言葉には働いているのでござろうか…………!!?」


正座して 戸惑う板蔵………


「お前は、おれの上に乗って ぎゅうぎゅうと締め付けた…………!!」



「「「「きゃぁ!!!愛が…重い!!???」」」」



「えっ!?

そんなことはしてないでござる!!」


「胸が………苦しかった……」



「「「「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」



「ギル殿、む……胸が苦しかったのじゃ!?

そ………それは、鯉なのじゃ!?」

姫様 漢字が違う………


「そう…………(故意)なのだよ!ワトソン君!!」


「ワ………それは、誰なのじゃ!?」

思わず尋ねる姫様


「ふっ………それは、置いておいて!!」



「おれは、昨晩、2人から受けたこと 

決して忘れないぞ!!!


成長期の睡眠時間 返せよ!!!!」




「「「「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」




「薔薇なのじゃ!!

秘密の愛なのじゃ!!」





「違うわ!!!!!!! 


 そんなわけあるか!!!!!!


 全員を おちょくってやっただけだ!!


 寝相が悪すぎる板蔵に 脚で胸を押さえつけられ

 ノーキンには 腰にしがみつかられただけだ!!」



「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」



「ただの事実を言っただけなのに 何故悲鳴!??」


「ギル殿、2人からの愛を一身に受けて 大変だったのじゃ!!

良しなに…………」


姫様、含んだ笑みで返してくるな!!


「何故だ!?

 ちょっと おちょくって調子に乗って 面白可笑しく言っただけだ!

ぎゃぁきゃあ騒がせてやっただけなんだ!!


何故 違うと言っても 3人を深く結びつけようとするんだ!?


おれは、おれは………!!

無実だぁぁぁぁぁ!!!!!!!」




「「「「ほぉぅ〜〜〜〜!!!!」」」」




「ギル殿、言わずもがな!!なのじゃ………」



やめろ、おれの肩に手を添えてぽんぽんして

解ってるわよ っていう

生暖かい目で見るな!!



そんな目で



「おれを見るな〜〜〜〜!!!!!」




















………俺たちのこと 覚えてないだろう!!

よし、今の間に逃げよう!!

ロープ切るぞ!!ギシギシ………













ーーーーーーーーーーーーーーーーーー








「板蔵、夜中歯ぎしりひどかったぞ!!

ギッギってずっと言ってたからね!

ストレスでもあるのか?」


「えっ!? ストレスってなんでござるか?

レストランのことでござろうか?

そういえば 昨日は骨付き肉にがぶりつく夢を見ていたでござるよ!!あの、肉の旨さ サイコーだったでござるよ!!」


「………………………………………、…………………」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ