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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
対 ハラペーニョ
122/166

深夜に………





客間を借りて寝ることにした…………


心が疲れたからだな……………





横になると いつの間にやら……

 


夜の帷と共に瞼は閉じていった…………













ギッギッ!!


ギシギシ…………


ぐっぐっ…………




なんだ!?


この音は…………


まぶたが重たくて 開かない………………




ギッギッ!!


ギシギシ…………


ぐっぐっ…………




幾度も幾度も 音で少し目が覚めるものの 身体を動かせず…………



それを 繰り返しつつ、やがて覚醒した………





目が醒めると、


より、音が鮮明に聞こえてきた!!




ギッギッ!!


ギシギシ…………


ぐっぐっ………、




すぐそばなのか!?


???



身体を動かそうとすると 動かない!?


あれっ!?

金縛りか!?



うっ!!

息苦しい…………



これは、悪霊の仕業か!?


「ホーリー!!」


「ぐおぉぅ!!」



でも、まだ 重い………

効果があまりないのか!?



「ホーリー!!」


「ぐおぉぉぅ!!」


効いてはいるな………

しかし、まだ重い……………



「ホーリー!!」


「ぐおぉぉぉ!!」



重さ変わらないぞ!?



なんだコレ!?



首元に手を当てると


何かある…………

丸太か!??


物理的な重さか………

手でどけるとするか………


なんか引っかかってるな!?

飛ばすか!




えいっ!!


ビュンっ!!


バーーーーーん!!!!


パラパラパラ……………




勢いよく飛んだな 壁に当たったのか……




あ!!定期的なあの音が止んでるぞ!!



 

ふぅ………明かりつけるか


「ライト」



壁を見ると 



板蔵………………



なんだコレ!?



一応 無事か見に行くかな





あれ!?

立てない!腰の辺りが重いぞ………


布団?

めくってみると……


あっ!

手が腰に巻きついている!!!!心霊現象??


「ホーリー!!」


「ぐぉっ!!」


効果あり、か!?


でも、変わらず重い……

更にめくってみると……… 


「うわっっ!!!!」


なんだコレ!?


 ノーキンがいた……………






ドンドンドン ドンドンドン!!!




太鼓か!??祭りか!?


「ギル殿 叫び声!! 無事なのじゃ???」


ぎぃぃぃぃぃ……


ドアを開けられた


まずい!まずいぞ!!

この状況は………!!!


「やめろ!はなせ!!」

離そうとするもさらに、ぎゅっと締められる


もう………ムリだ………



明るい客間の壁には 板像が逆大の字形のオブジェ


ベットには俺に絡みつくノーキン………………



「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」



辺り一帯に響き渡る 黄色い悲鳴……………



「ギル殿、薔薇なのじゃ!!」


「えっ!?」


「三角関係の末 板蔵を打ち破り 騎士と結ばれたのじゃ!!」


「これぞ!!乙女の憧れ!!」


「乙女の望み!!」


「乙女の夢!!」


「「「「ステキですわ〜〜〜!!!」」」」




おれを 腐女子の妄想上の生き物にするのはやめてくれ!!











起きろよ!!ノーキン!!







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