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お菓子で異世界無双  作者: マルオ
対 ハラペーニョ
103/166

パンケーキ食べましょ  其の弐





おれたちがしゃべっている間に くノ一たちも食べたらしく 皆 にこにこほくほくしていた


お口にあって何よりだ!!


あれ?

まだ余ってる………



「ぐぬぬぬぬ……………」


んっ!?

見ると イケメン騎士がぐぬぐぬいってるけど…!?


「どうしたの?」


「頭が戻って慣れてきたら喋れるのだが

どうも…食べられない………

こんなに美味しそうなのに………………」


なんだ、さっきの、ホーリーの後遺症かもって 心配しちゃったよ!!


食べられないのも可哀想だなー………


なにか、聖魔法で……………



「リザレクト?」



ぱぁぁぁぁぁぉぁぁ!!!!!!!!




眩い黄金の光が辺りを覆う!!




「うわっ!!

なんだかさっきまでの私とは違う!!

身体のドロっとした重さが減った………?」


ぶるんぶるん腕を振り回したかと思えば


突如 素振りに腕立て腹筋背筋その場ダッシュにスクワット…さらに逆立ち腕立て……………!?


どうした…………!?

君は真っ当だと思っていたのに………


もしかして…………………………………………………脳筋!?



「やはりです!!」


なにがだ!?

脳筋がズバリか!??


頬をつねりながら言う!

「………肉体が蘇った………………!!」



「……………………ん!?」



「肉体が蘇りました!!」



「…………………!!」


リザレクト、そこまでの威力があったのか!!

いや、はじめて使ったぞ!!

ビギナーズラック!?

まて、

そんなホイホイと死者を蘇らせてなるか!!


死に人ホイホイになってしまうぞ!!


「う、う〜ん………」


「私も少し前力を貸したわよ!!」


「え!?」


………そうか、不死鳥のおかげか…………!!

ならば納得!!


「よかったな………!!」


「はい!!」


「不死鳥のおかげでもあるな」


「はい!!ありがとうございます!!」


深々と不死鳥にも頭を下げる 脳き………もとい、騎士!!


「これで、」


「これで…………!!」


はっ!!

妹がいたはず!!きっと、成仏した妹も生き返らせてほしかったに違いない!!


くっ…………!!

成仏してしまうと、また、異なる領域だ………

難しかろう……………!!


「これで、パンケーキ食べられます!!!」



だよな!!




……………………………………………………………え!?


なんと仰って!?


首を傾げる……………


「パンケーキ食べられます!!

 生まれて初めて食べます!!

 主殿、ありがとうございます!!」


「……………妹は!?」



「妹は、無事に成仏したようですので

きっと 極楽で自由にやっていることでしょう…!!

未練はないはずです!!」



「そ…そうなのね?」


「はい!!!」


「ど、どうぞ召し上がって!!」


「ありがとうございます!!」


美味しい 美味しい 言いながら騎士は次々食べてた…………


あんなに 妹のために頑張っていたのに

成仏したとなると あっさりだな………

ま、過ごす場所が異なるし 極楽ならば安心だろうしな…………




「もう、板蔵には暖簾に腕押し 糠に釘じゃ………」


「姫様、暖簾は腕で避けるものでござろう!!

糠に釘とは!!漬物を漬ける際うまくなるのでごさろうか!??」


奥の間から帰ってきた二人………



「板蔵のせいでお腹すいたわい!」


「ほんに、姫君のおかげで 長かったでござる!!」


「………!!!!!!!!!」


板蔵、怒りのオーラを感じるんだ!!



「ギル殿、パンケーキとやら……………!!!!!!


  ひぃぃぃぃぃ…………!!!!!」

叫ぶ姫様


「そこに、なおるのじゃ!!!!!!」



パンケーキ食べてる騎士見て怒ってるしー!!!



もう、大人げないなー………


あっ!!おれより小さい子供だった!!













小さいは余計なのじゃ!!!!!!!









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