★サブキャラ一覧表
いつもお読み頂きありがとうございます。
此方は、前に上げたものと同じものですが、以前書いたものが第一部の途中、中途半端な部分にあげてしまったこともあり、埋もれてしまうため、改めて、此方でも上げています。
(※また、今後、サブキャラクターなどが増えてきた場合は、こっちの、サブキャラ一覧表の方に加筆する可能性があります……っ!)
〇サブキャラクター
✽アリスの周辺の人(味方)
◇ロイ
・皇宮で働くアリスの主治医。
(詳しい説明は、後述)
◇ジェローム・フォン・シュタインベルク
・大公爵であり、アリスの母方の祖父。
先帝の弟という立場で、社交界でも、未だに影響力があって、権力を有している。(詳しい説明は、後述)
◇ハーロック
・皇帝(お父様)の専属執事。
(詳しい説明は、後述)
✽ジェルメールのスタッフ。
◇ヴァイオレット
・ジェルメールのデザイナー兼オーナー。
アリスの良き理解者。(詳しい説明は、後述)
◇ナナシ(ジェルメールの店員)
・緑髪の、マイペースな部分が際立つ新米店員。ドジっ子。
古くからの恩人のために、建国祭の最中に、ジェルメールを辞めることになってしまった。
その正体は、アルフレッド(精霊王)の半身の、アルヴィン。
緑髪だが、本当の姿ではなく、魔法で、別人になりきっており、一度では覚えられないような影の薄い顔をしている。
何のために、ジェルメールで働いていたのかは、未だに不明。
◇カレン
・ヴァイオレットの、一番弟子とも言えるほどの古参スタッフ
◇アンジェリカ
・カレンと並んで、ヴァイオレットの一番弟子に近い位置にいる古参のスタッフ。名前のみの登場。
◇クララ
・建国祭のファッションショー編で登場してきた、新人スタッフ。
元々は、ライバル店のシベルのスタッフだったが、虐めが原因で辞めてから、ジェルメールに来ることになった。
ジェルメールのデザイン画を盗んだ犯人でもある。
*その他、ファッション関係。
◇ジュエリーデザイナー
・元々、持っていたお店が、廃業してしまったことで、スラムを拠点に、何とか自分の腕を磨き頑張っていた、ジュエリーのデザインを専門にする男性。
巻き戻し前の軸で、這い上がってきて有名になったことを、アリスが覚えていて、彼にデビュタントの装身具を作ってもらうよう、お願いをしに、スラムに行ったことから出会う。
アリスのデビュタントでは、大いに活躍してくれて、彼のお陰で、ハーロックの首の皮が一枚繋がった。
無名の自分を見つけてくれたアリスに、多大なる恩義を感じている。
◇クロエ
・ジェルメールのライバル店である、シベルのトップデザイナー兼、オーナー。
勝ち気な性格で、ヴァイオレットとは、お互いに認め合いながらも、犬猿の仲。
◇メイリン
・シベルの店員。
ファッションショーで、ジェルメールの妨害をするようにと、シベルのスポンサーになった貴族に指示され、今まで虐めていたクララを使って、裏で、あれこれと動いていた。
事件の犯人の一人として、騎士団に、その身柄が引き渡されることに。
✽その他、王都で働く人
◇トーマス
・王都で新聞社を立ち上げ、新聞を発行している記者。
元々、皇宮御用達の記者であり、アリスの記事で儲けさせてもらったことから、アリスに対しては好意的で、何かあれば、いつでも頼ってほしいと思っている。
お父様の執事であるハーロックだけではなく、ルーカスとも交流がある。
40代くらい。パイプタバコに、白シャツ、サスペンダーが特徴的なおじさん。
✽皇宮で働いている人達(完全に悪人)
◇侍女長
・テレーゼに付き従っている人間。
アリスの置かれている境遇を分かっていながら、見て見ぬフリをしてきた。
(詳しい説明は、後述)
◇バートン(医者)
・恰幅の良いおじさん(テレーゼには『ぶくぶくと肥え太って……』と思われている)
テレーゼや、ウィリアムの専属主治医で、テレーゼにお願いされて、ウィリアムの片目を摘出したことから、ウィリアムの目の秘密も知っている。
一見すると、良い人そうなのに、お腹の中は真っ黒で、自分が美味い汁を吸うことしか考えていない打算的な人物で、自分の地位や立場に固執し、世間からの評判を得ることに、生きがいと快感を覚えている。
王都で流行りの詐欺事件に加担し、宮廷伯とも関わりがあって、怪しい動きを見せているが……?
*その他の悪いことに手を染めた人達。
◇検閲係三人衆
・アリスに送られてきた郵便の検閲をしっかりと確認しておらず、適当な仕事ぶりで、アリスの宝石を盗むことなどにも手を染めていた。
上の者、(テレーゼ)の指示により、大公爵からの手紙などを抜く代わりに、宝石を盗んだりすることも見逃してもらっていたが、状況的にそれが許されなくなり、断罪されることに。
本人達は、仮面の男を介して、指示を受けており、その上に誰がいたのかは知らないが、投獄されたのちに、何者かの手によって意図的に、集団の食中毒を装って殺されてしまう。
◇マルティス
・バートンの弟子の医者。
仮面の男に命令されて、アリスのデビュタントの時に、ワイングラスに毒を盛って事件を起こした。
また、巻き戻し前の軸では、毒の入ったクッキーを食べたアリスに、わざと誤診をして、きちんと診てくれなかった人間であり。
金に汚く、裏で国のお金を横領するなどの悪事を重ねており、バートンとは、また毛色の違ったタイプのクズ。
◇仮面の男。(ナナシ)
・テレーゼの影として暗躍している諜報員。仮面を付けている。
その正体は、アルフレッドの半身の、アルヴィン。
仮面で顔は隠しているが、基本的に、自分の本来の姿のまま。10代後半から、20代くらいの姿。
テレーゼの指示に従って、今まで、悪いことにも手を染めてきているように思えるが、テレーゼのことは毛嫌いしていると、ハッキリと公言しており、ルーカスにも、接触をしてきたりで、その真意は不明。
✽アリスのデビュタントの時に出てきた人
◇ホールスタッフの青年
・アリスのデビュタントで、ワイングラスに、毒を盛った犯人がマルティスであると、最終的に分かることになった切っ掛けの証言をした、ホールスタッフ。
茶髪。よくよく見ないと覚えられないような、影の薄い顔をしている。
その正体は、アルフレッドの半身の、アルヴィン。
髪色を、この日のために染めて、魔法で実在する人物に成り代わり、アリスのデビュタントに潜入していた。
✽皇宮で働いてる人達(宮廷伯)(この中に、バートンと繋がっている怪しい人間が……?)
◇ブライス『環境問題官僚』40~50代くらい
・アリスに水質汚染の事件を解決してもらって以降、アリスと仲良くしてくれる気の良いおじさん。
革新的なアイディアと、古き良きものを大切にするバランス感覚を持つ。
茶目っ気たっぷりで、割とダンディーな雰囲気のイケオジ。妻子持ち。
◇ベルナール『法務部官僚』60代くらい
・礼儀とマナーを重んじる、一言余計なおじさん。
その部下は、テレーゼとも関わりが……?
狸っぽい見た目で、五老星の中では一番恰幅がいい。(おなかぽんぽこりん)
◇スミス『外務部官僚』40~50代くらい
・派手派手な柄物のシャツに、薄グレーのジャケットを着こなす生粋の伊達おじさん。
他国のことに詳しい外務部のスペシャリスト。
赤を持つ者には、否定的だと言われているが……?
アリスに対してもフランクで気安い態度で接してきて、セオドアを苛つかせている。
◇ノイマン『財務部官僚』40代くらい
・高そうなヴィンテージ物の眼鏡をつけ、柔和な雰囲気を漂わせている上品なおじさん。
保守的で、財務部ということで、皇宮のお財布、懐事情を握っており、騎士団長とも仲良しの可能性が高い……?
その雰囲気とは裏腹に、辛辣なことも平気で口にする。
◇ヴィンセント『総務部官僚』50代~60代くらい
・髪の毛を、ガチガチのオールバックに固めた硬派な雰囲気のおじさん。
清廉潔白と言われて、常に公正な目を持つと評判が高い。
騎士団長については厳しそうだが……?
✽皇宮で働いている人達(騎士団関係)
◇騎士団長
・騎士団を半ば私物化しており、自分の好き勝手に振る舞っている割と碌でもない人間。
その一方で、自分より立場が上の者には媚びへつらっていて、差別的な人間でもある。(詳しい説明は後述)
◇レオンハルト『騎士団の副団長』
・みんなから慕われている、平民からの叩き上げで、副団長の地位まで上り詰めた人。
基本的に面倒見が良く、部下のことも良く見ていて上司としての素質は高い。
神経質そうな雰囲気の騎士団長とは違い、豪快なイメージ。
★その他、騎士団関係で関わってくる人達。
✽クロード家(エヴァンズと並んで、武のクロードと言われているほど名門貴族の家系)
◇ジャン(クロード家次男、皇帝の専属近衛騎士)
・23歳。婚約者がいる。人懐っこい感じの雰囲気。
最年少で、皇帝の専属近衛騎士になったことで、特別な勲章が授与されるほど優れた功績を持つ。騎士としても優秀。
◇ヨシュア(三男)(騎士団に所属、将来が期待されている)
・20歳。騎士団では、エリートとして頑張っている。
騎士選びの時のアリスの真意を知り、アリスに申し訳なく思って、謝罪している。
◇オリヴィア(長女、一番末っ子、アリスの友達、文通仲間、アリスのファン)
・16歳。ファッションが大好きで、本当は、今どき女子だが、クロード家という名誉ある家柄の長女として、社交界では、クールに振る舞っていて、オリヴィアのファンも多い。
ムキムキマッチョな人がタイプで、なよなよとした人間は嫌いだと公言していて……。
可愛い女の子を愛でるのが好きだが、アリスは、好みドストライクで、妹にしたいという野望を持っている。
そうでなくとも、ジェルメールで、アリスが作る衣装の大ファンであり、セオドアのことは、初めて出会った瞬間から、自分にも似た雰囲気を感じていて、アリスを巡る最大のライバルと、勝手に認定している。
✽男装したら格好良くなりそうな、クール系の美人。
髪色は濃い茶色。肩にかかるくらいの長さ、艶のある髪。
★その他、貴族の人達
✽エヴァンズ家(ルーカスの実家)
◇エヴァンズ侯爵(ルーカスの父親)
・代々、皇室に忠誠を誓っているエヴァンズ家の当主。
侯爵としても、やり手であり、皇帝の信用を勝ち得ていて、国のことを任されたりで、家にいないことの方が多い。
銀髪固定、目の色も銀。皇帝と幼馴染みのため、今の軸では36歳。
◇エヴァンズ夫人(ルーカスの母親)
・30代。代々、皇族に仕えてきた名門エヴァンズのことを、影ながら支える女主人。
エヴァンズ夫人が、パーティーなどで身につけたものは流行ると言われるくらい、社交界で強い影響力を持っており、貴族の令嬢達や夫人などを中心に憧れられていて、ファンも多く、周囲からも一目置かれている。
また、マナーや教養の面でも素晴らしく、淑女の中の淑女として、品位のある女性の象徴として見られているため、エヴァンズ夫人から招待される御茶会の場に行きたいと心の底から願っている貴族の人達も多い。
アリスの作る衣装のデザインに惚れ込んでおり、それまで、全然、接点もなかったアリスを御茶会に招待するくらいファンになっているという、密やかに、ミーハーな一面も……。
◇ソフィア(魔女)
・身の回りのものを植物に変える魔女、赤髪。
寝たきりの状態になってしまっている、ルーカスの妹。
ベラ(触れたものを凍らせることの出来る魔女)のお陰で、延命しているが、もう寿命が残り少なくなってしまっている。
✽ハワード家(エリスの実家)
◇ジャック・ハワード男爵(40代、日に焼けている)
・友人に騙され、連帯保証人となり、借金を抱えてしまった人の良い男爵。
エリスの父親でもあり、いつも、何かに騙されては、あわあわと慌てている。
貴族としては、あまりにも上手く立ち回れなさすぎる人だが、領民からは親しまれ、慕われている。
アリスには、夫人のクッキーのことでも、水質汚染の件でもお世話になっており、恩義を感じていて、アリスが困った時には、いつでも手を貸したいと思っている。
◇男爵夫人
・エリスの母親。人が良いけど、頼りない男爵のことを尻に敷いている善良な人物。
趣味で作ったクッキーを、王都で販売しないかと言われて、驚いたが、男爵と同様、家のことを助けてくれたり、エリスのことを大切にしてくれているアリスに対して恩義を感じている。
◇商人(エリスの幼馴染みのお父さん)
・男爵領にいることが多い、やり手の商人。
ただし、お金にならないものでも、変わったものがあると『コレクションしたくなる』という収集癖の持ち主であり、アリス達にも、変わったものを売ってくれる人。
男爵夫人のクッキーが販売される時には、ジェルメールと男爵領を繋ぐための流通経路などを確保してくれたりと、何かと役に立ってくれている。
✽マルティーニ家
◇マルティーニ伯爵
・国や、皇帝の支持を得ていたほど優秀だったが、娘のミリアーナの蛮行により、一気に、一家離散の危機にまで、追いやられてしまった伯爵。
◇ミリアーナ(悪人)
・建国祭の間に開催した御茶会に、アリスのことを招待したが、元々、アリスに対しては良くない感情を持っていたことと、ウィリアムへの恋心から身勝手な思いが爆発して、アリスのことを貶めようとしたが、逆に、自分が今までしてきたことが公になり、一転、破滅することに……。
最後まで、自分の仕出かしたことの重大さに気づけず、身勝手な思いのみで、暴走していた。
◇ナディア
・マルティーニ家とは、分家の立場にあたり、マルティーニ子爵の娘として……。
幼いころから、ミリアーナとは、召使いのような上下関係のもと、命令されて使われていた。
古美術などに精通しており、その美術品の年代から、作者を言い当てることが出来たりなど、美術品に関するスペシャリスト。
気が弱いが、アリスに助けてもらったことで友達となり、今後、自分の家が落ち着き次第、アリスに連絡したいと思っている。
✽その他の貴族
◇ボートン夫人
・エヴァンズ家の御茶会に招待された際、アリスのことを『濡れ鼠』だと見下してきた貴族。
たまたま、エヴァンズ家に来ていたウィリアムが、その場面を目撃したことで断罪され、今は、禁固刑が科せられている。
◇ミュラトール伯爵
・巻き戻し前の軸の時も、今回の軸も、アリスに贈ったクッキーに毒を入れてきた人物。
殺すつもりはなく、弱り目に祟り目で、酷い目にあったアリスに優しくして、懐柔したいと企んでいた。
元々、アリスの母である前皇后を支持していた貴族だが、日頃からアリスのことを、傀儡にしたいと思っていた野心家。
ただし、爪が甘く、クッキーに毒が入っているとは、分からないだろうと踏んで、自分の名前でアリスに贈り物をしていたため、全てが露見し、皇帝に断罪された。(その裏には、ルーカスの影が……)
◇フロレンス伯爵(テレーゼの父親)
・テレーゼの実家、ウィリアムや、ギゼルの母方の祖父。既に、故人。
生前は、金に汚く、碌でもない人間で、テレーゼからも、ウィリアム達からも良く思われていない。
今は、テレーゼの弟が、当主に就いているが、テレーゼ達は、フロレンス家とは絶縁している。
(テレーゼが、第二妃になった時に、いの一番に縁を切った人でもある)
★スラム関係
◇アズ(アリスの変装した姿)
・スラムの情報屋であるツヴァイに頼まれ、成り行きで、スラムの事件を解決するために仮面をつけ、男の子として、スラムで暗躍する情報屋を騙ることになった、アリスの男装した姿。
兄のギゼルと親友になってしまい、複雑な気持ちを抱いている。
◇テオドール
・スラムの情報屋であるツヴァイに頼まれ、成り行きで、スラムの事件を解決するために仮面をつけ、スラムで暗躍する情報屋を騙ることになった、セオドアの変装した姿。
アズへの過保護さは、セオドアの時と変わらず健在であり、ギゼルからは過保護だと思われている。
◇ツヴァイ(スラムの№2、情報屋)
・70歳くらい(ロン毛のお爺ちゃんのイメージ)
スラムがきちんと機能するようにと作られた、シュタインベルクのスラムを牛耳っている裏の組織の二番目の立ち位置にいるが、実質、スラムを動かす事の出来る『殆どの権限』を有しており、スラムのドンと言っても過言ではない。
アルヴィンが魔法で構築した水晶から、スラムの治安が維持されているのかを確認しながら、スラムの情報屋としても、自分が見聞きして知り得た情報を巧みに取り扱っている。
アルヴィンの正体が、人ならざる者であることは知っているが、秘密主義のアルヴィンに、ほとほと困り果て、最近、特に、アルヴィンの動きが怪しくなったことで、不信感を募らせている。
また、アルヴィンのことは、アルヴィンが偽名で使っている、一番を意味する『アイン』の名前で呼んでいることが多い。
基本的に、マイペースなアルヴィンに振り回される苦労人であり、その尻拭いに追われることも……。
◇マリア(故人)
・アルヴィンの元パートナー、シュタインベルクの元皇女。
赤色の髪は固定。20代くらいの若さで死去。
未だに謎が多い、未来予知の魔女。アルヴィンの唯一無二の契約者だった。
アルヴィン自身、彼女が見た未来を元に行動しており、アルヴィンにとっては、この世で最も大切な人。
マリアが死んでしまった時は、身を引きちぎられるような思いをした。
◇アーサー
・本来なら殺されるはずが、気紛れにより、アルヴィンに拾われた真面目な騎士の青年。
年齢は、20代半ば~後半くらい(ヒューゴやベラと幼馴染みだが、3人の中では一番若い)
検閲係三人衆が、牢屋で集団毒殺事件で死んでしまった際に、看守をしていた青年で、状況から、毒を運んだ犯人なんじゃないかと思われている。
体調が思わしくない母親が、教会に入院している。
善良ではあったが、信じていた人から手ひどく裏切られてしまったことで、人間不信っぽくもなっている。
自分を助けてくれた、アルヴィンのことはもちろん、ツヴァイのことも、凄く慕っている。
✽スラムの、その他の人達
◇ゼックス(ナンバーズの、6番)
・ツヴァイが拠点としている、スラムの廃屋と化した教会の門番をしている男。
淡々としているように見えるが、口が硬く、仲間思いで、情に厚い一面を持っている。
※また、アルヴィンが作ったナンバーズにおいては、アイン(1番)、ツヴァイ(2番)、ゼックスが(6番)として出てくるが、その他に、スラムで番号が振り当てられている人間も、それぞれに役割を持っていて、ツヴァイの駒として、情報を得るために、日頃から諜報部員などで活動している。
◇三馬鹿トリオ。
・デルタ(Δ)エプシロン(Ε)ゼータ(Ζ)というギリシャ文字をとって、自分達の名前にしている生粋のごろつき。
子供の頃から、スラムで暮らしており、新参者としてやってきた者をカモに、カツアゲをしていたり、数字が分からない子供相手に、金銭をちょろまかしていたりと、とにかく三下感溢れる悪い奴ら。
セオドアに返り討ちにあったことで、ツヴァイの元へ案内してくれるようになった、何だか憎めない一面も……。
ただ、このうちの一人であるエプシロンに関しては、アルヴィンが、スラム内で変装している仮の姿でもある。(スラムを歩くには、こっちの姿の方が何かと都合が良かったりもするため)
✽ブランシュ村の人達。
◇ヒューゴ
・魔女であり、幼馴染みのベラのために黄金の薔薇の採取をアリス達に依頼。
30代前半くらいの年齢。
冒険者らしく、髪の毛や、髭なども、特に気にしていないような無骨な感じ。
最初にアリスに近づいて来た時に、若干のチャラさがある伊達男。
アーサーとベラの幼馴染みであり、貴族の元で力を振るっている、魔女のベラの命が削られていってしまっていっているのを真剣に心配している。(ベラに対しては、幼馴染み以上の感情も有り)
◇ベラ
・触れたものを凍らせることが出来る魔女、ヒューゴとアーサーの幼馴染み。
赤髪固定。20代後半くらい。どこまでも強く、みんなの頼れるお姉さんのようなパワフルな女性。
能力の使用で、とても、寿命が削られていっているとは思えないくらい、明るくて気さくな雰囲気を持つ。
エヴァンズ家の一人娘であるソフィアのことを妖精ちゃんと呼んで、ソフィアの命を延命させるために、自分の能力を使用しているが、魔女である自分を蔑んだりするようなこともなく、生活面のことなどで便宜を図ってくれるエヴァンズ家には、良くしてもらっていることで、寧ろ、感謝の気持ちしかない。
✽ブランシュ村や、近くの洞窟で出会った人達。
◇アンドリュー
・酒場でアリス達に突っかかってきたグループの親玉。
アリスの見た目から、アリスをさらうことが出来れば高く売れると、アリスをさらおうと画策してきたどうしようもないクズ人間。
ただ、アリスに助けられたことから、改心して、自分の今までの犯罪を悔い改めた。
罪を償うことに決めて、アリスに対して、恩も感じている。
◇サム
・アンドリューのグループの一番下っ端。
アンドリューに使われていたが、アリスの優しさに、一早く感化され、グループの悪行を謝罪した。
◇その他、冒険者二人。
・アンドリューのグループに所属していた冒険者達。
そのうちの一人は、アリスに怪我をしているところを、手当してもらったことで恩義を感じるように。
※洞窟探検編で出てきた、その他の人達については割愛します。
★サブキャラクター(特に、物語に深く関わってくる人の説明)
✽アリスの周辺の人達(味方)
◇名前:ロイ
人物紹介:皇宮で働くアリスの主治医
巻き戻し前の軸から、唯一、ローラと共に、アリスに味方してくれた人であり。
アリスの置かれた境遇を心配して、普段から、精神面のケアなどにも気をつけてくれている。
性別:男性
一人称:私
年齢:26歳
巻き戻し前の軸(32) 今の軸(26)
身長:175㎝
性格:普段から、誰に対しても優しい人格者。
基本的にいつも穏やかで、柔和な雰囲気を醸し出しているが、ローラとは違い、本当に信用に値する人間なのかどうか確かめるまでは、取り繕った笑みで対応するなどの一面も……。
雰囲気:柔らかい雰囲気。真面目な感じ
髪型:ゆるく、パーマがかかっている
(教会に診療所を建てないといけないという国の決まりがあり、その関係上、お医者さんと教会は、密接な関わりがあるため神父服姿をしている)
補足:医者として個人情報の扱いには特に気をつけており、たとえ、それがウィリアムという立場のある人間から聞かれたことであっても、患者本人の意志を無視して情報を伝えるようなことはせず、口が硬く、信頼の置ける人物。
◇名前:ジェローム・フォン・シュタインベルク(お祖父さま)
人物紹介:アリスの母方の祖父
元々、先帝(アリスの父方の祖父)の弟という立場で、先帝が皇帝に即位するタイミングで、大公爵という爵位を賜り、先帝の弟ということで、現皇帝であるアリスの父親と比べても、遜色ないほどに、今でも社交界への影響力を強く持っている。
現在は、皇宮にはあまり深く関与せず、隠居生活のようなものを送っている。
性別:男性
一人称:私
年齢:60歳
巻き戻し前の軸(66) 今の軸(60)
身長:180㎝くらい
性格:威厳があって一見すると厳しいように見えるが、その実、孫には激甘のお爺ちゃん。
長年、アリスの母親(自分の娘)とも折り合いが悪くなってしまい、ずっと孫に会えなかったことも、生まれた時から皇后になると決まっていたアリスの母親のことも、その立場から、厳しく躾をしてしまったことを悔いており……。
何度も会いたいと面会を希望する頼りを出していたが、会えずにいたことで、長年思いを募らせ、ようやく会えた可愛い孫娘であるアリスとの距離を縮めたくて、お爺ちゃんと、気軽に呼んでほしいと思っている。
公に表立ってアリスのことを支援してしまうと、貴族からの反感を買って、逆にアリスに苦労をかけるかと思って、表立っては支援出来ていないが、アリスに頼ってもらえたら、いつでも力を貸す心積もりでいる。
雰囲気:荘厳な雰囲気で、パッと見は、威厳のある感じ。年齢より、若々しい雰囲気
髪色:元々は金髪だったが、色が抜けた今では、ロマンスグレーになっている。
補足:
・アリスの父親(現皇帝)とは、長年、自分が送ったアリスの母親に宛てた手紙や、アリスに宛てた手紙を、アリス達に渡すのを止めているのだと思っていて、最初の頃は怒っていたが。
そのあと、アリスの父親でもある皇帝から手紙が届いたことで、まだ、ほんの僅かばかりわだかまりはあるものの、和解している。(手紙を通して、二人の間にどんな遣り取りがあったのかは、未だ不明)
・アリスのデビュタントでは、短い間だけではあったものの。
アリスの為にデビュタントに来ることで、自分の存在感を見せつけ、何かあったらいつでも自分がアリスの味方になるのだと、世間に知らしめるようなこともしており、娘が残した忘れ形見の可愛い孫娘のことを溺愛している。
◇名前:ハーロック
人物紹介:皇宮で、皇族達が安心して暮らせるよう、その生活の面を支えるため、皇宮で働く執事達を一手に纏め上げる執事長。
普段は、お父様(皇帝)の傍に仕えて、控えていることが多い。
皇族の生活面の方だけではなく、アリスのデビュタントや、建国祭などの国が開催する催し物などがあった際のスケジュールを抑え、書類に起こしたりするような雑務なども、難なくこなしているスーパー執事。
性別:男性
一人称:私
年齢:60代くらい
巻き戻し前の軸(70代くらい) 今の軸(60代くらい)
身長:175㎝くらい
性格:先代の皇帝の時から皇宮に仕えており、温厚な性格で、優しいが……。
自分の部下達に、的確な指示を出すために、執事長としての厳しさも持っており。
本来の生真面目さが仇になって、下の者達からの報告によって、今まで、皇族としてきちんとしていなかったように見えていた、アリスのことは良く思っていなかった。
現在は、自分の態度も含め、今までのことを後悔して、アリスのことも理解してくれつつ、皇帝直属の執事ではあるものの、皇帝と一緒に、その成長を見守ってくれている。
アリスと皇帝の関係性が改善して、もっと仲が深まればいいと、一人、ヤキモキしてしまっているような一面も。
服装: 燕尾服を着用
補足:
・普段は皇帝に付き従っているが、自分の判断でやむを得ないと感じたことなどは、仕方なく強行するなどといった一面もあり、常に、皇帝の意見のみに従っている訳ではなく、必要とあらば、自分の判断で決めることも……。
・長年、皇宮で働いてきたが故に、アリスのことは、親しみを込めて『お嬢様』呼びをしている。(それが許される立場でもある)
✽ジェルメール関係
◇名前:ヴァイオレット
人物紹介:王都にある一流高級衣装店、ジェルメールのデザイナー兼、オーナー。
アリスと初めて出会った時から、アリスが作る衣装のデザインと、アリス自身に惚れ込んでおり。
アリスの人格共に、女性として尊敬している部分もあり、アリスと共同開発をして、アリスの世間からの名声を高めることにも一役買ってくれているパワフルな女性。
ジェルメール自体は、洗練された清楚なデザインで、人気を博しているお店
(可愛い系や上品な雰囲気が持ち味で、令嬢だけでなく、夫人達の間でも人気)
性別:女性
一人称:私
年齢:30代前半
巻き戻し前の軸(30代後半) 今の軸(30代前半)
『うふふ、女性に年齢を聞くものではないですわ~!』といった感じで、敢えて、年齢は、あやふやにしています。
身長:168~172㎝くらい(女性にしては大柄なイメージ)
性格:アリスのデザインする衣装に惚れ込んで以来、接点を持ちたくて、何かとアリスと関わってこようとしていて、洋服のデザインや衣装のことになると、一人だけ、まるで、スポ根漫画から飛び出てきたかのような熱い情熱を持っている。
王都でも流行りのお店を、女性の立場で一手に纏め上げているだけあって、優しい中にも厳しさを合わせ持っており、その面倒見の良さから、お店のスタッフ達からは『もの凄く慕われている』が、衣装とアリスのことになると、どうしても暴走しがち。
雰囲気:デザイナーらしく華やかな雰囲気。
お肌のアンチエイジングなどには特に気をつけており、若々しいイメージも。
髪型:ストレートのロング
服装:デザイナーっぽいお洒落な服装
補足:
・お肌や若さ、美貌を保つための努力は欠かさない。
・自分のデザイナーとしての仕事を天職だと思っており、誇りをもって仕事に取り組んでおり、お客様に喜んで貰えることが生きがい。
・スキルとして、衣装のデザインだけでなく、髪の毛のセットや、メイク、マッサージの技能など、美容に関することは全て身につけている、美容のスペシャリスト
・元々、男性で、オネェキャラにしようとしていた経緯があり、その名残が今も色濃く、キャラクターの性格に影響している。
✽テレーゼ側の人間。
◇名前:侍女長
人物紹介:皇宮で、皇族達が安心して暮らせるよう、その生活の面を支えるため、皇宮で働く侍女達を一手に纏め上げる女傑。
本来は、皇族達のためを思って、仕事をこなさなければいけないが、彼女の誠心誠意仕えるという気持ちの中に、アリスと、アリスの母親だった皇后は入っていない。
家族が流行病にかかってしまった際、テレーゼに助けて貰えたことから、自分から望んでテレーゼに付き従っている。
性別:女性
一人称:私
年齢:40代後半
巻き戻し前の軸(50代前半) 今の軸(40代後半)
身長:168㎝くらい(スラっとした体型)
性格:
キリッとした雰囲気で、常に厳しい感じのピリピリとした空気感を纏わせており、新米の侍女達からは恐いと恐れられている。
侍女としては優秀で、皇宮の仕事については、きちんと正確にこなしているが……。
その反面、自分の家族を助けてくれたテレーゼに恩を感じており。
テレーゼの為なら何でもするというほどに、テレーゼのことを信奉していて、アリスの周りにいるローラ以外の侍女達がアリスに対して、暴言を吐いたりしているのも、分かっていながら放置したり。
見て見ぬフリをして、アリスにきちんとした侍女を付けないなどのことも、敢えてしてきており、そういう意味で、悪いことにも手を染め、テレーゼに頼まれたことなら、何でもするという危険性も併せ持っている。
ローラをアリスの侍女から外さなかった理由は、アリスの状況を他の侍女達に知らされることを恐れたからであり、決して、アリスのためではない。
雰囲気:厳しく、キリッとした冷たい雰囲気。
(普段は、何事にも動じず、あまり笑わない)
髪型:一つに纏め、シニヨンにしているイメージ。
補足:
・テレーゼに付き従う他の人『ルーカスや、エリス』などは、ある意味、弱みを握られて仕えることになっているが、侍女長はテレーゼに対して弱みを握られている訳ではなく、忠誠を誓っている。
・テレーゼとは、アリスの母親が存命だった頃からの付き合いであり、アリスの母親である前皇后に従わなければいけない状況の中でも、テレーゼにだけ忠義を誓って仕えていた。
(なので、自分の立場を利用して、職権乱用にも近い形で、アリス達のことを冷遇し、テレーゼを優遇するということを、長年、行ってきている)
✽騎士団関係
◇名前:騎士団長
人物紹介:騎士団を纏め上げている騎士団長。貴族出身。
ただし、自分の立場や地位を利用して、貴族出身の騎士を優遇するなどして、騎士団を半ば私物化しており、自分の好き勝手な采配をしているため、あまり褒められた人間ではない。
その一方で、世渡り上手であり、官僚である宮廷伯とも懇意にしており、貴族の人達とスムーズに連携を行うなど騎士団長としての仕事も一応、こなしていて。
皇帝であろうとも、おいそれと追い出せない地位を築き、自分の立場を守っている。
性別:男性
一人称:私
年齢:40~50代くらい
巻き戻し前の軸(故人) 今の軸(40代~50代くらい)
身長:170㎝くらい
性格:長い物に巻かれるタイプの、典型的な小判鮫気質。
その上、自分よりも下の立場のものや、出自などで差別をして、横柄な態度で接するようなことをしており、部下である大半の騎士達からあまり良く思われていない。
ただ、騎士団長派として、自分が認めている貴族出身の騎士達のことは可愛がっており、そういった意味で、自分の派閥を持っている。
貴族の人間には、下手に出ながら接するため、関わる前までは、アリスも騎士団長の評判を『誰に対しても親切に接することが出来る人』だと思っていた。
セオドアと同じく赤を持つアリスのことは、あまり良く思っておらず、巻き戻し前の軸と、セオドアが来るまでは、アリスの元へ使えない騎士を率先して送りこんでいた。
雰囲気:騎士とは思えないくらい、神経質そうな感じで、猫背な雰囲気。
補足:副団長派のクロード家の面々からは嫌われている。
(未来では、フードを被った二人組に殺されてしまい故人になっているが……?)