罰ゲームで殴りサモナーしたらレアイベント引いた件について。
息抜きに書いた。後悔はしていない。
続編は出ないと思っておいてくれ。
「うっし!俺の勝ち!」
「ちっくしょう!」
今、俺の隣でばか騒ぎしているのは飯田憲明、幼馴染でゲーム仲間……。所謂悪友というやつだ。そして、なんでこいつがこんなに喜んでいるかというと。
「弘樹、約束は覚えてるよな!」
「分かってるよ。このクエスト、点数低かった方が、次のゲームのキャラクリで相手の言う通りにする、だろ」
ネクストライフオンライン。通称NLOは10年以上続く老舗MMORPGだ。そして、NLOを運営する、ゲーム会社チックカンパニーは10年を経て新たなゲームを立ち上げた。
その名もネクストライフオンラインリアルワールド、通称NLO2。要するに、前作の良いところを踏襲しながら、最新技術のVRゲーの世界に進出した作品である。
俺たちはこれが発売されると予告された時点ですぐさま予約購入し、待ち遠しくなりながらもNLOを続けていたのだ。
だが、新情報が出て行くにつれて、少し事情が変わってきた。
まず第1。前作のプレイヤーへの優遇がアカウント毎の特殊スキル一つであること。これは開始時点でそのキャラクターにスキルを付与するかどうか決定できるらしい。NLOでもそうだったが、同じアカウントで複数キャラ切り替えることができたため、どのキャラに付けるか選べるようにするためだろう。
そして、その特殊スキルはランダムであり、どれだけやり込んでいても殆ど変わらない(実際には、プレイ時間100時間未満とそれ以上で入手できる特典が違うらしい)ことだ。
自慢ではないが、俺たちは立派なゲーマーだった。流石に発売当初から居座っている古参勢と比べればプレイ時間では負けているが、ゲーム内でも有数で、数々のイベントでもしっかりと爪痕を残すくらいには勢いのあるギルドのギルドマスターとサブマスターになっているのだ。
擁するプレイヤーは40人、そしてイベントでのギルド順位は大凡10位以内。少人数と言える数ではあるが、大健闘していると言えるだろう。
そんな俺たちだから、当然NLO2でも何らかの強力な特典がある物と思っていた。だが、現実はそうではなかった。
とはいえ、それ自体は不満でも何でもない。NLO2はNLOとは別の作品だし、どちらにしろMMOとVRMMOではゲームシステムが違いすぎるので、始まりはVRに体を慣らしたり、ゲームシステムを把握する作業もいる。チートで無双するのもそれはそれでいいが、久々にただの一ゲーマーとして、一般冒険者としてプレイするのも楽しいだろう。
聞けば、ギルドのメンバーもほとんどがNLO2を始めるようで、ギルドシステムまで到達したら再会しよう、と約束して、NLOの方のギルドはログインの関係で一旦休業状態になることが決まったりもした。
そんな話の中で、俺と憲明のおふざけで決まったことがあった。
「新しくギルド作るんなら、ギルドシステム見つけた奴が次のギルマスってことにしようぜ!」
俺たちのギルドは、所謂身内団に近いものだ。40人からいて全員がリアルでの知り合い、というわけではないが、半分はクラスメイトだし、もう半分も他ゲーでの知り合いだったり、NLOで意気投合したメンバーだ。
俺もギルドを上手く回しているという自負はあるものの、他のメンバーが回してもそれはそれで面白いんじゃないかと思うくらいには信頼のおけるメンバーだからこそ出た言葉だった。
……さて、ここにギルドの事実上の一時解散、ゲームキャラの大幅弱体化と、前作のプレイ時間が基本的に無視される仕様が合わさった。
そして、NLO側でラストイベントと称された一大イベント(尤もNLOもしばらくはサービスを続けるらしい)が起きた時に、憲明が俺に賭けを提案したのだ。
「ラストイベントの成績で罰ゲームしないか?」
と。
因みに罰ゲームの詳しい内容は以下の通りだ。
1罰ゲームの期間は、ゲームを開始してから1週間とする。
2罰ゲームの時のキャラクターは職業、所持スキルを勝者が決める。ただし、前作プレイヤー特典は例外。
3罰ゲームの時のプレイでは、なるべく勝者の課したプレイスタイルを貫くこと、絶対ではないが、もし全くの無視を決め込んだら期間延長。
4一週間超えたらそのキャラは捨てキャラでもサブキャラでも好きにしていい。
5サブキャラ作成が使えない。もしくは課金が必要だったら罰ゲーム自体が無効。
こんな感じだ。
まあ、一週間スタートが遅れると考えれば、結構な痛手なのだが、逆に言えばうまくいけば一番の競争相手から一週間もぎ取れるという事なので、熱も入ろうというものだ。
それに、俺と憲明はリア友だ。流石にリアルファイトに発展するような構成にはしないだろう。多分……。
そして、そんな勝負に俺は負けたわけだ。
「あ~あ、せっかくあと一歩で勝てたのに」
「負け惜しみは見苦しいぞ」
「負け惜しみくらい言わせろよ。っし、腹はくくった!キャラクリ、始めようぜ!」
そうして、俺は一旦家に帰ったのだった。
え?新作は。って?
VR機材が持ち運びできないんだからしょうがない。俺が帰っている間に憲明がキャラクリして、その時のデータを参考にしながら俺のキャラクターも考えるということになっているのだ。
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「お、来てるな」
俺が家に帰ると、既に自宅のパソコンにデータが送られてきていた。NLOはNLO2との互換性がないため、キャラデータというシステムが使えるようになっていた。このキャラデータ、元々は有名人が配布して、俺式最強キャラを配布します!みたいな使い方をされていた物(勿論、ゲームでそのキャラを再現する時は相応のゲーム内通過を消費)なのだが、前作プレイヤーが前作のままの姿で冒険したい!という時の為にその機能が強化されたのだ。勿論、配布されていたくらいだから、アカウントが二つあれば交換も可能だ。
要するに、憲明のNLOアカウント→俺のNLOアカウント→俺のNLO2アカウントと軽油すれば、俺がわざわざ設定しなくても、憲明の考える罰ゲームを実行できるというわけだ。
わざわざNLO2でキャラクターを考えてからNLOに戻って、更にキャラを作るというのは2度手間だが、まあ、ネタバレを避けるという意味ではこれ以上ないだろう。
因みに、当然だがNLOからNLO2のデータインストールの際に色々な物は初期化される、アイテムは初期装備のみになるし、増強アイテムによる強化値や職業ランクも低下することになるらしい。
そして、俺がそのデータをざっと確認したところ。
「え~と、職業:魔王、従魔は~ってキャラクリでも契約従魔は移行できないから関係ないか、装備は、つっよ。憲明の奴、元から用意してたなこれ」
憲明のガチキャラとまではいかないものの、十分に前線で活躍できそうなキャラデータがそこにはあった。元データが消えるわけではないため、別に憲明が損した、というわけではないがメインのキャラを育てながらここまでのサブキャラを用意するのは割と手間だっただろう。
「ま、そこは俺も言えないけどな」
そう言いながらキャラデータの欄を横目で見ると、俺が用意したキャラデータが目に映る。……女体化オワタ式避けタンク。めっちゃ面白そうだったのに。
「ま、それはそれとして、俺も始めますかね」
そう言いながら、俺はVRの電源を入れたのだった。
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細かい情報は憲明が決めているので、キャラ設定はほぼスルーし、1、2分でゲームスタート。ゲームに入ってすぐ、俺は改めてステータスを確認する。
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ヒロ 種族:サモナー
装備 右手 動物用鞭
左手 お洒落な手袋
頭 駆け出しハット
胴 駆け出しの革鎧
腰 駆け出しのズボン
足 駆け出しの靴
スキル 〈モンスターテイム〉
〈魔物馴らし〉
〈モンスター召喚〉※モンスターが一匹もいないため使用できません。
アイテム
置手紙
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「やっぱりサモナーか」
サモナーは、魔物を召喚することで戦う職業だ。その分基礎能力は低いが、魔物を仲間にしさえすれば、様々な状況で魔物を入れ替えて、属性や戦闘方法を変幻自在に変えることでトリッキーな活躍が可能な優良職業である。まあ、その分使い手のセンスは求められるが。
「それも、俺なら問題ないな」
何を隠そう、俺は最近のメインキャラこそ火力馬鹿の賢者職だったが、最初に作り、NLO歴の大凡半分ほど使い続けたキャラがサモナー系統の職業だったのだ。最新の従魔となると性能の認識違いもあるだろうが、昔からいるモンスターなら最高水準まで高めた際のステータスから習得スキル、望ましい戦略や指示の出し方まで空で言えるくらいには慣れた職業だ。
「……ん?なんだこれ?」
俺はアイテム欄に乗っている、置手紙、の一文をタップしアイテム化した。
「へー、プレイヤーが作成した書類系のアイテムの中でも効果がないものに関してはこっちに持ってこれたのか。……なるほど、ここに前作でゲットしたキャンペーンコードとか、世界観を書いた本とかを移すこともできるってわけだな」
そんなどうでもいいことを説明書から確認した後、憲明からの手紙であろうそれを見て、俺はその手紙を地面に叩き付けた。
「あんの野郎!?」
置手紙にはこう書いてあった「サモナーだけど、モンスター仲間にするの禁止で」と。
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割と理不尽な要求であったのだが、悲しいかな、廃ゲーマに片足を突っ込んでいる俺は、それでもゲームを楽しめる程度にはNLOをやり込んでしまっていた。
勿論、憲明の要求を突っぱねて普通にプレイすることもできたが、なんだか負けた気がするので、このままプレイを続行することにした。
まずはレベル上げ……なのだが、ここで検証を兼ねていろいろやってみることにする。
最初に遭遇したのはスライムだった。
”▽スライムが現れた!!”
現れたスライムに、俺は即座にスキルを使用する。
「ほ~らほら、怖くないぞ~、友達になろう~」
”▽スライムは親近感を覚えた!!”
プルプルとこちらに近づいてくるスライムを華麗に避け、もう一度スライムにスキルを使用する。
「よ~し、よしよし、怖くないぞ~仲良くなろう~」
”▽スライムはプルプルと震えている。”
”▽やったー!スライムが仲間になりたそうにこちらを見ているぞ!”
「よし、逃がす、っと」
「!?」
俺は目の前に表示された、スライムを仲間にするかどうかの選択肢で、逃がす方を選択した。
すると、驚愕の顔をしながらもスライムはすごすごと立ち去っていく。
「よっし、テイム成功時は逃がしても戦闘継続にはならない、そして……よっしゃ!レベルが3になってる!」
本来、スライムを1匹倒しただけではレベルは2にしか上がらないはずだが、レベルが3に上がってる。これは、テイムの成功時に経験値が入るからだ。
このNLOではスキルの成功時の得られる経験値と、敵を倒したときに得られる経験値がある。ただしサモナーは少し特殊で、スキル成功でモンスターをテイムしてしまうと、戦闘で得られる経験値が得られなくなってしまうという謎な仕様があったのだ。因みに、これはサモナーだけでなく、精霊使いやネクロマンサーなんかの敵キャラを操れる全般の職業に当てはまったりする。
その分スキル成功時の経験値が高くなっているのだが、今回はこれを悪用させてもらった。
要は「スキルには成功したが戦闘終了がモンスターが仲間になったことによらないものである」という条件を達成した場合、テイム成功時の経験値と戦闘によって得られる経験値を両取りし、それに勝利時のドロップ品を得ることできるのだ。
まあ、これするとパーティに仲間モンスターがいる場合、忠誠度が鬼のように減るからあんまり実践できなかったし、そもそも魔物馴らしのスキルを使わずに魔物を仲間にできる確率が恐ろしく低いゲームだったので、わざわざスキルを使ってまで仲間フラグが立ったモンスターを逃がすなんて状況は滅多に起こらなかった。
そのためかなりマイナーな技なのだが、まあ、今回の縛りには最適だろう。
こうして、俺は魔物馴らしを使って、効率的なレベル上げを始めるのだった。
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縛りプレイが楽しくなってきた7日目、俺は見かけるモンスターに片っ端から魔物馴らしを行い、振りまくることで経験値とお金を貯め、最初のダンジョンに挑戦することにした。
初心者のダンジョンである。
このダンジョンは全3階構成で、途中セーフエリア~要はログアウトできる安全地帯が3か所ある、初心者にも親切なダンジョンだそうだ。しかも、全ての出現モンスターがテイムできる=直接戦闘しなくても魔物馴らしさえ成功すれば逃げ切れるモンスターたちであるという情報が入ったのだ。
ダンジョンは洞窟型で、VRの特徴を生かして、ごつごつした岩肌や、時折流れ落ちる水の滴りなどを再現した、何とも言えないワクワク感を醸し出すような構造だった。ここ6日間で思っていたが、やはりVRというものは素晴らしいと言わざるを得ないだろう。まるでファンタジーの世界にそのまま入り込んでしまったような感動は、何度起動しても今のところ薄れる兆候すらない。
因みに、ここ一週間、憲明とは学校以外では連絡を取っていない。新しい町だとか、3つ目のダンジョンだとか言っていたような気がするがそれは幻聴だ。そうに違いない。
まあ、そんなこんなで、初心者のダンジョンは縛りプレイをしている俺でも割とサクサク進める難易度だった。
”魔物馴”らしも使い続けた結果スキルが変化し”魔物馴らし”→”魔物勧誘”→”魔物魅了”と既に3段階目のスキルになっていて、勧誘能力が上がっているというのもあるだろう。
特に何事もなく道中は進み、いくつか宝箱を開けながら一時間ほど進むと、大きな扉が見えた。ボス部屋だ。
俺は躊躇なくボス部屋の扉を開けた。正直、現在失うものはわずかなお金と死亡時のペナルティで一時的に減るステータスくらいなので、挑まない理由がないのだ。
「あらあら、愚かな冒険者がまた来たのね」
「遺跡の、コッペリアだと?」
初心者のダンジョンで出会うボスにはいくつか種類がいるらしいが、その中でコッペリアが出たのに俺は運命を感じた。”遺跡のコッペリア”それは、俺がNLOのラストイベントで殺された相手だったからだ。勿論こいつそのままではなく、超強化されたものだったが。
彼女は機会を身に纏った少女、といった容姿のモンスターだが、このモンスターの一番の特徴は、その防御性能にある。特殊スキル”自動防衛システム”は、一定時間ごとに、本体を自動防御するビット、と呼ばれる存在を出すというスキルだ。
そして、このビットは攻撃こそしないものの、敵の攻撃をガードし、しかも本体の眼球部分、通称解析眼を機能不全にさせなければ、敵パーティの最高攻撃力を持つキャラクターの攻撃力×3以上のダメージを与えなければ突破できないという性能をしているのだ。当然、ビットを破壊しなければ本体にもほぼダメージは通らない。
一見狂った性能だが、コッペリアはNLOでは大して強いキャラクターではなかった。理由はいくつかあるが、まず参照するのが敵の素の攻撃力を基準に考えていたから、というのが一つ。要するに装備した武器やスキル発動により強化されたダメージの上乗せ分、あるいはバフによって強化された攻撃力に関しては突破するためのノルマには関係ないという事。
そして、必中スキルや全体攻撃スキルなら、ビットを無視して攻撃を当てられるというのが攻略法だ。
因みにラストイベントでは必中スキルも全体攻撃スキルもビットが全部受け持っていた。普通に攻撃が通らないのは反則だろ。今考えても。
と、まあ、いろいろ解決策があり、しかもNLOがバフ、デバフガン積みでプレイするのが主流の調整をされているので本来ならそれほど強敵ではないコッペリアなのだが、これがサモナー単騎で、となると話は変わってくる。
サモナーは確かにいろいろなスキルの組み合わせを駆使して戦うため、搦め手やらなんやらもうまくなる職業ではあるのだが、それはあくまでも従魔が居れば、の話だ。サモナー単体で攻撃力の3倍のダメージをたたき出すのは現実的でないし、必中攻撃や全体攻撃も覚えない。
ならば、やることは一つ。
「お前を惚れさせて、振ってやるよ!」
こうして、俺とコッペリアとの戦いが始まったのだった!
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「中々、面白いやつね、私、あなたと旅をしてあげてもいいわよ?」
▽遺跡のコッペリアが仲間になりたそうにこちらを見ている!
「はぁ、はぁ、やった、やったぞ!」
そうして、俺はいつも通り、いいえに手を伸ばした。
「……はぁ!?あんだけ甘い言葉を掛けといて、それはないんじゃないの!?」
「え?」
いつもなら、驚いたような反応の後、すごすごと魔物が去るイベントがあるのに、いつもと違った反応に俺は驚いてしまう。
「そんなに仲間外れにするならいいわ!私、勝手について行くから!」
▽遺跡のコッペリアが強制的にパーティに加入した。
▽イベント条件達成「魔族の英雄」進行可能です。
▽職業が「標」に変更されました。
▽パッシブスキル「ボステイマー」を取得しました。
▽今後NPCの反応が変化します。
「え、え、ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!??????」
その後、結局俺は、一週間の罰ゲーム期間を抜けてもこのキャラを使い続け、最終的にNLO2でも、いやNLO時代以上の知名度と強さを誇るトッププレイヤーになっていくのだが、それはまた、別の話。
ヒロ 種族:標
装備 右手 ローズウィップ
左手 丈夫な手甲
頭 吟遊詩人の帽子
胴 吟遊詩人の服
腰 吟遊詩人のズボン
足 盗賊の靴
称号 〈魔族の英雄候補〉
〈ナンパ男〉
〈慈愛の冒険者〉
スキル 〈道標〉
〈魔族勧誘〉
〈モンスター召喚〉※モンスターが一匹もいないため使用できません。
〈ボステイマー〉
アイテム 薬草他多数
〈魔族の英雄候補〉 魔族と友好的な関係を持ったプレイヤーに与えられる称号。魔族に対する好意判定にプラスの修正が入る。
〈ナンパ男〉 テイマーや精霊使い等、敵を仲間にできるスキルを持つプレイヤーが、一日に付き100回以上の頻度でそれらスキルを使用した場合に得られる称号。なお、プレイヤーが女性の場合はナンパ女になる。テイム確率が上昇し、他NPCからの好意判定に僅かにマイナスの修正が入る。
〈慈愛の冒険者〉 プレイ開始から3日以上、最低一度は戦闘を経験している状態で戦闘によるモンスターの殺害が無い場合与えられる称号。逃走率、テイム率が上昇し、激高状態などを持つモンスターはそれらの状態になりにくくなる。
職業「標」 レア職業。主にNPCを指揮して戦闘を有利に進められる、ソロプレイヤー向けの職業、解放条件は、NPCの方からプレイヤーのパーティに加入する状況を経験すること。基本的に、キャラロストが容易に想像できるほど無謀な作戦でなければ、NPCは該当職業のプレイヤーの意見に従ううえ、「標」の職業で仲間になるNPCは通常雇えるNPCよりもかなり戦力的に強く設定されている。
〈道標〉 同行しているNPCを強化できるスキル。パッシブスキルだが、何パターン化の設定があり、事前にそれを調整することで、体力、攻撃力など、好きな能力に補正を書けることができる。
〈魔族勧誘〉 魔物馴らしの上位互換。特に人語を介する魔族に特別よく効くスキルだが、別に魔物に効かないわけではない。
〈モンスター召喚〉 スキルの肥やし。
〈ボステイマー〉 ボスクラスのキャラクターのテイム率がテイムスキル発動に付き2%上昇するパッシブスキル。
ジャンルは全く違いますが、
「オーク転生 脳筋種族に転生したとかマジですか。」
連載中です。時間がある方はぜひ!