イラスト交換企画2テンションMAXな私
前置き長め。
イラストだけが見たい方はスクロール必須。
さて。
私の絵を描くイベントがたった二日で終わってしまった後、私は時間を持て余していた。
いや、正確に言うと、次どんな作品が出来上がるのかウキウキしながら待っていた。
私の脳は完全にお絵描き脳に変化していたのだ。
物作りに携わる人なら分かる方も多い筈。
私には、ある種の切替スイッチが付いている。
特に私は一度そのスイッチが入るとOFFするまで執拗に同じ事を繰り返し楽しめてしまう体質である。
しかも、そのスイッチの切り替え方を本人ですらわかっていない。
この無駄に熱い想いを発散させるべく今回私の作品のキャラを描いて下さる作家様に私のキャラを知って貰おうと考えた。
ここからは余談である。
実は今回私の作品絵を担当して下さった作家様の事は結構前から知っていた。
ただ私は当初他の方の作品にブックマークやユーザー登録は余り付けていなかった。私を登録してくれた作家様を登録していたくらいだ。その理由も単純明快。
私の作品を読んでユーザー登録してくれたのだから、きっと相手も似た様なジャンルの作品を書くだろうと思っていたから、だ。
これが不思議なもので実際伺ってみたら意外とそうでもなかった。勿論異世界ファンタジーを書く方もいたが、短編エッセイだったり、現代、文芸他ジャンルの方も結構いらっしゃった。
私はファンタジーが大好きではあるが、他のジャンルもまぁまぁ普通に読むので、その時も特に気にしていなかった。
その繋がりではなかっただろうか?私の活動報告にコメントをくれる様になった方がいた。その方は執筆しながら絵も嗜む方だった。
私はその頃から、「そういえば私以外にも挿絵や自作品に絵を描いてる人いるよな!」と関心を向け始めた。
そして検索しているうち、きしかわ様のみてみんに辿り着いた。
今回のお相手。きしかわ せひろ先生である。
その時イラストを見て思った事を正直に言葉にするとすれば。
「ああ。懐かしいなぁ」だった。
きしかわ様は自作品や絵の事をエッセイにされているので、余り書かない方がいいかとも思うのだが、きしかわ様の絵は私が昔大好きだったファンタジー小説の挿絵に似ている。絵のティストが馴染み深いものだったのだ。
良くも悪くも絵の形が定まっているタイプだと思う。
つまり私はかなり、きしかわ様の絵が好みだった。
だから正直、私の絵をきしかわ様が描くと決まった時、私はスマホを三度見した。
「あはははは!そんな馬鹿な!」
これ、マジである。
あんまり書いてしまうと引かれてしまうので書きたくないが、私は度々きしかわ様の絵が更新されてないかチェックしに行っている。
しかし、私は馬鹿なのか、みてみんにユーザー登録というシステムがある事を完全に見落としていた。
つまり、当時ユーザー数ゼロである。
正真正銘のアホである。
ユーザー登録もせずに毎回探しに行くくらいならサッサと登録しておけば良かったのだ。
その事に気付いたのはいつだったか。
どちらにせよ、イラスト企画が始動して、初めて私のみてみんは活動を始めたと言える。
ブログ機能もあったんだね!本当に知らなかった!(汗)
そんな方が私の絵を描いて下さるというのだ、張り切らない訳がない。
メッセージのやり取りだと相手に気を使わせてしまうだろう。でも、きっとユーザー登録しているのだから割烹を覗いてくれる筈だ。
私はそんな閃きから今回イラストの絵をお願いしたキャラや物語の雰囲気を割烹に上げる事にした。
ここから、私の割烹無双が始まる。
まず最初に今回イラストを描いて貰う【ハイト】のキャラデザを載せることに。
はい。これがハイトです。
・・・・じゃ、分からないよね!
実は私、後悔してました。
ハイトって見た目は地味というか、美形でも男前でもない、まぁまぁ背が高い普通のやる気がない男性なんです。
つまり、特徴が分かり辛い。
話を読み進める内に濃いキャラだと認知されていくという。ちょっと面倒な奴。
だからこそ、四コマとかエピソードを添えて割烹に上げてたんですが・・・。これが結構評判が良かった(?)らしく、皆様見に来てくれたんですねぇ。
あれ?当初の目的ってなんだった?
序盤のハイトと主人公のエピソード。
主人公のご飯にメロメロなハイト。
今思うと、懐かしいハイト(笑)
これが序盤と中盤のビフォーアフター。
主人公のご飯大好きなハイト。
ハイトと愉快な仲間達(笑)
皆主人公に振り回されます。
宿舎から逃げ出したティファに追いついて、その後やんわり脅迫するハイト。
ハイト「何なら僕と結婚して明日にでも住民権を獲得する?そうすれば直ぐにこの国から出ていけるよ?勿論そうなっても僕は付いて行くけど?どの方法がいい?」
ティファ「・・・・・・・・・・・・・カエリマス」
本当この人怖い。
主人公に対する想いを自覚して認めた後のハイト無双。
ここから、ハイトの快進撃が始まる(邪魔する者は皇族だろうが容赦なし)
イラスト集とか言いながら漫画も挟んでしまいましたがハイトはこんな感じの人物と、伝わっているかなー?と、思っていたら、きしかわ様なんと、ちゃんと作品に目を通して下さってた!
ああああ!ごめんなさぃ!多分割とガッツリ読んでくれてるぅうう!それで、ね?
遂に完成したの。
はい。もう、取り敢えず見て。
いやぁああああああ!
テ、ティファがぁ!ハイトがぁ!お弁当がぁあああ!!
萌死ぬぅううう!!パタリッ。
いや、生きよう。
生きてもう一度あの絵を目に焼き付けるんだ。
さあ!立ち上がれ!
「うぁああああ!!甘いぃいいい!!」
暫く立ち上がれなかった。(良い意味で)
しかも、きしかわ様のこの絵。まさかの仕込みが!
分かりますか?分かりませんかね?
私の絵には無くてきしかわ様のティファとハイトにはあるもの・・・・。
はい、そうです!
きしかわ様のイラストの二人の耳にはお揃いのピアスが!!
そんな二人のオリジナルエピソードをきしかわ様自ら書いて下さったので、この場を借りて紹介させて頂きたい!
私には醸し出せない素敵な二人のエピソード!
〜☆〜☆〜☆〜☆〜
ハイト「ティファ!結婚して欲しい!」
パカリ。
ハイトの手に小さな箱。そこにあるちょっと良い指輪。
ティファ「ハイトさん……これは、婚約指輪というものですか?」
ハイト「うん、君に似合うと……」
ティファ「いけません!ハイトさん!」
ハイト「え?」
ティファ「婚約指輪というものは、結婚までの指輪ってことですよね?結婚指輪は別ですよね!?」
ハイト「そりゃあ……別だと……」
ティファ「そんなのもったいないです!」
ハイト「えぇっ!?」
ティファ「もし、いただけるのなら、婚約は高価な指輪ではなく、珍しい食材とか調味料がいいです!料理の幅も広がりますし!」
ハイト「そ、それじゃ、すぐなくなるよ!?ってか、他の奴にも食わせるの!?結婚指輪があるとはいえ、婚約中でもせめて、形に残るものとか…………ん?」
ティファ「どうしました?」
ハイト「……返事はオッケーでいいのかな……?」
ティファ「はい。もちろん。結婚……しないのですか?」
ハイト「いや、する!!します!!結婚させてください!!」
後日、ティファの元には大量の調味料のセットと、これだけは譲れない!と、お揃いの小さなピアスを持ったハイトが訪れるのであった。
了。
著作 きしかわ せひろ様
©︎菁 犬兎
〜☆〜☆〜☆〜☆〜
感無量です。
この小話を頂いた時是非このエピソードに絵を描きたいと思い今回勝手にコラボ。
多分、怒られない、と、思う。笑
そして、これで終わりかと思いきや、まだ終わらないのである。イラスト交換企画終了間近のある日、そのメッセージは突然やって来た・・・。
「こ、これ、は」
きしかわ様なんと、私ともう一人の絵師様向けにコラボ絵を描いて下さったのだ。
やはり彼女は女神なのだろうか?
今回きしかわ様の絵を担当された檸檬絵郎様と私の作品キャラ、そしてきしかわ様の作品キャラが勢揃いという、なんとも贅沢かつ、ご褒美なイラスト絵!
もはや散りばめられた檸檬様になんの違和感も抱かなかった。公式採用されるのかな?(某テレビ局に)
そんな形で私は素敵なイラストを頂いたのである。
この興奮はイベントが終わる直前まで消えなかった事は、言うまでもない。
次回!
FA突撃隊
奴は予期せずやって来る!皆背後に気を付けろ!
をお送りします。皆見てね!
今回素敵なイラスト交換企画を主催して下さいました長岡更紗様に心より感謝申し上げます。
また、貴重なお時間を私の作品の為に使って下さった、きしかわ せひろ様にも、心よりお礼申し上げます!