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劣等生の非日常  作者: 大和小雪
第1章
8/26

〜第六話〜しるかっ!(上編)

今回ばかりは話をストックしておいてよかったと思いましたね(汗

登場人物紹介だけだと思ったそこのあなた!安心してください、ストックがありました。

翌日、オレは誠を殴った償いで一緒に街に行くことになった。


「ったく誠のやつ遅いなぁ...」


オレは最寄駅の近くにある時計台の前で誠を待っている。

隣同士なのになぜ待ち合わせなのかは不明だ。

今日の服装は黒のTシャツにジーンズというシンプルな普段着だ。


「なぁ君、今から俺らと遊び行かね?なんでも奢ってやるからさぁ」


すると二人組みの髪を金髪に染めたいかにも不良な男が話しかけて来た。

正直関わりたくない。


「結構です。友達と約束してるので他を当たってください。」


「へぇじゃあその子も一緒にさぁ女の子同士でしょ?どうせ」


どうやら容易くは引いてくれないようだ。オレは元男なのだ正直気持ち悪い。

こうなったら誠が来るまでやり過ごすしかないか...?


「えーっと...お兄さんたち、どいてくれないかな?待ち合わせしてたんだけど」


そう考えているといつもの聞き覚えのある声が不良どもの後ろから聞こえた。

それは誠だった。


「あ?なんだテメェは!」


すると一人が誠に思いっきり殴りかかった



....が、拳はかすりもせず不良の体がふわりと浮き地面に伏せられた。


「かはっ?!」


「まだやる?」


すると誠は笑いながらもう一人に聞いたが正直めが笑っていない。


「きょ、今日はテメェの顔を立ててやんよ。じゃあな、行くぞおら」


すると地面に伏せられた一人を引きづり去って行った。


「大丈夫かいずみ!怪我はなかったか?!」


不良が去ったのを確認すると誠は血相を変えて俺の肩を掴んで聞いてきた。正直ビビる


「あ、あぁオレは大丈夫だ。むしろ今のが痛いぞ...」


「あ、す、すまん...力が入ってた..」


「にしてもお前強かったんだな〜あんな人をポーンと放り投げるとか」


「は、ははは...たまたまだたまたま...」


「そうか〜今のかっこよかったから教えてもらおうと思ったんだけどなーw」


オレは空気を変えようと思い適当に言ってみる


「そんなの使う日が来て欲しくないがなww」


「確かにそうだw」


いつもの誠に戻ったっぽいので話を変えてみる


「ところで今日はどこに行くんだ?ってかなんで待ち合わせ?別に家の前集合でも良かっただろうに」


「あーまぁ...気にすんな。とりあえず今日は昨日の件の償いってことだからこれから...そうだな...とりあえずファミレスでも言って考えるか」


「何も考えてなかったのかよ...」


オレたちは適当に話し合いながらファミレスに向かったのだった。


今回はちょっと長くなりそうだったので複数話に分けてみました。

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