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劣等生の非日常  作者: 大和小雪
第1章
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〜第四話〜よろしく!

さすがに長いと感じたので無理やり夏休み終わらせてしまいました!海イベとか楽しみにいていた人すいません!(もしかしたら番外編でやるかもです)

では前置きはこれくらいにして第四話どうぞ!

さて、とうとう来てしまった新学期...

オレは山本楓として学校に戻ることになっている。母さん達は心配すんなとか言って来るが無理な話だ。

「楓〜早くしないと誠君来ちゃうよ〜」

「わかってるーちょっと待って」

この新しい名前には未だ慣れないがささっと制服を着てリビングに向かう。

「いz..楓ー迎え着たぞー」

「へいへい、てか今いずみって呼ぼうとしただろ」

「しゃーないだろ...って制服似合ってんじゃねーか。さっさと行くぞ」

「そんな言われても嬉しくねーんだけど」

誠の背中を軽く叩きながら二人で学校に向かった。

「いやぁこれから楽しみだなぁ〜」

誠がこちらをチラチラ見ながら言ってくる

「何がだよこちとら緊張しかねぇってのに...」

「まぁまぁリラックスリラックス」

「へいへい...」

そんなこと言われてもなかなか緊張は取れず重い足を引きずって通学路を進むのだった。

ー学校ー

「うわぁ久しぶりだな〜っとんじゃオレ職員室いかねーとだから。また後でな誠。」

「おう、またな」

一応転入生ということでオレは職員室に向かう。


ガララッ

「失礼します..」

「おぉ君が楓...さんだね?話は聞いてるよ」

職員室に入り最初に気づいたのはいつも紺のジャージを着て眠そうな顔をしているオレの担任の山田先生だった。

「先生お久しぶりです。こんなになってしまいましたがこれからもよろしくお願いします」

「おう、なんかあったらどんどん相談してくれよ?俺と校長先生、それと保険の松本先生も事情は知っているから。」

「はい、わかりました。ありがとうございます」

「よし、じゃあ教室に行こうか」

「はい」

本当に信じてもらえたんだな..母さんどんなこと言ったのだろうか、と考えながら山田先生の後ろをついて行く。

「さて、じゃあ合図したら入って来てな」

はい、と言うと先生は軽く頷き教室に入っていった。

「はい、みんな席についてー早速だけど編入生を紹介しますっと。入って来てー」

先生の合図とともにオレは教室に入った。

「えっとー初めまして山本楓です。山本いずみの従姉妹です。これからよろしくお願いします」

変なことは言ってないはず!っと心の中でガッツポーズをしてクラスを見渡してみる

「えっとーじゃあ楓さんは空いてる席に座っちゃってね、あーあといずみ君ならデンマークに留学だそうだ、まぁそんな感じでホームルーム始めるぞー」

クラスから「マジかよ」とか「スッゲー」とか聞こえるけど本人ここにいますよ、とか思いながら空いてる席(元俺の席)に座る。

ーーーーー

かれこれ授業が終わって休み時間、案の定クラスのみんなに囲まれて動けなくなった。

「ねぇねぇ私佐藤葵(さとうあおい)!楓ちゃん...だっけ?これからよろしくね!前はどこにいたの?!」

「俺松田陸斗ってんだ!よろしく!」

「私(ry

ってな感じで複数人から質問ぜめが来てしまった。

オレ聖徳太子じゃねーからわかんねーっつーの...ってか名前は一応知ってるし...

「はいはいそこまでそこまで、楓がショートするっての。」

っとオレの前の誠が助け舟を出してくれた...が、

「ちょっとまってなんで呼び捨て!?もしかしてそう言うこと?!」

「は?!お前ずるいぞ誠ぉ!!!」

はい。もっとややこしくなりました()

ーーーーー

みんなの誤解を解いてやっと一息、

「ハァ〜誠なんかすまん...助け舟出してくれたのに...」

「あぁーうん..俺も気をつけりゃよかったよ...」

二人でぐったりしながら休み時間は終わった

ーーーーー

かれこれあって放課後。

「あー疲れたー」

「お疲れさんwんじゃ帰ろーぜ」

「そうだな」

久々の学校もようやく終わりオレは疲れた体を引きずって誠とともに家に帰るのだった。



「あー久々の学校疲れたー」

「はいはいお疲れさん、にしてもお前立ち回りだいぶマシになったんじゃねーの?」

「あーまじ?んー素直に喜べん」

「まぁ今は女なんだしいいだろ」

「そうだぞ!楓として生きて行くつもりならしっかり立ち回りを覚えとくんだぞ!」

「「先生!?」」

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