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青春ボッチ  作者: 半端菜喜
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夢など無かった

おれは今日、高校生活初日を迎える。

俺の名前はよしはる。あだ名はティーよし。マリオに出てくる緑色の雑食恐竜の最初の五文字を取ったあだ名である。クッソ、マリオ(社会人)め!踏み台にしやがって。はぁ、朝っぱらから胸糞悪い。


高校生活は気を抜くとスグに#悪魔__テスト__#が目の前に現れると聞く。中学と進度が違うため俺みたいな平凡の少し下のやつはスッポンのように噛み付いて勉強からはなれることを許されない。中学の時は高校生は自由でいいなと思ったが、青春を謳歌することも出来ないのだろう。

あ、そうそう、勉強を始めるまでおれは時間がかかるから部活に入ろうと思ったが入らなかった。


キーンコーンカーンコーン…。


あ、1日終わったのか?考え事していると1日は早く終わるものだな。帰るか…。

とこのようにぼーっとした1日を過ごすのが俺の日常だ。さてと。帰るか。

ん?なんだ?あの女の子、めっちゃこっち見てるんやけど?なになになに?なんかしたか?おれはみんなに迷惑かけないように教室の隅っこで静かに1人で過ごしていたはずなのに。

まぁ、いいか、帰ろ。


はぁー、学校疲れたな~。

あ、そうだ。宿題の作文書くか。

テーマなんだっけ。たしか、「自分の経験」だったよな。よし、書こう!

「僕は、失敗した時に冷たい目でしか見られたことしか無かった。そして、見られながらすることは嫌いになり、1人で全てを終わらせようとしていた。そうすると自然とおれはみんなから隔離され、いや、自ら離れるようになり、群衆恐怖症や軽いコミュ障になった。そこで、クラスを見渡してみた。すると、みんなは青春を楽しんでいるのだ。彼らにしては失敗などは青春のスパイスでしか無いため、失敗したやつを責めるということは起きなかった。さらに隔離されることも無かった。つまり、青春の前では全てがスパイスになる。ならなぜ、人付き合いに失敗した人は青春とやらの中に入れないのか。青春を楽しんでいるやつらは自分にとって都合の良い事をするだけなのだ。まるで理不尽なこの世における社会では無いのだろうか。僕はそのような自分のことしか考えれない奴らがいるからこのような社会になるのだと考えた。これらから僕は結論をここに示す。青春を楽しむ自己中心的思考の愚か者共、砕け散れ。」

よし、書けた。ついでにストレス発散もしちまったな。まぁ、いいか。課題はこれだけかな?よし、友達に聞いてみようかなと思ったが友達とメアドまたはラインを交換していなかった。ボッチだから、仕方ないよな。まぁいいか。


次の日の朝、妹のもみじは兄である俺を起こしに来た。

「お兄ちゃん!起きてぇ!遅刻するよ!!」

「あ、あぁ、」

眠い…。

「ご飯作っといたからね!」

涙が出そうだ。こんな兄だが、もみじはしっかり者な上にかわいいし、コミュ障でも無ければ群衆恐怖症でもない。差は何なんだろうか。

「ありがと…ふぁぁ。」

「行ってくるね!」

「おう、いってらー。」

さて、おれも着替えて行くか。


こっちのサイトでは新作!

日常系を書いてみました。

感想貰えたら嬉しいです!

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