表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

エピローグ 暖かい日々

この星は本当に美しい。

ツクヨミは懐かしそうに地球を眺めていた。

それはアマテラスが愛した男が生きている星だからか。

それとも、

この星を浄化した娘の心が美しいからか。

それはきっとアマテラスである彼女自身も解らないだろう。

例えば100年後の世界が汚れてしまっていたとしてもこの瞬間の美しさは永遠だとおもう。

人間と神との間に生まれた子供。

あの子はこれからもずっと自分の母親の存在を知らずに生きていくだろう。

ツクヨミとスサノウは肩を並べて地球を見下ろした。

その視界の先にいたのは幸せそうに微笑む憂とその傍らで優しく見守っている稀吹のすがた。

「これが、姉さんの望んだ世界なんだよね。」

スサノウはツクヨミに笑いかけた。

「あぁ。」

「僕もいつか姉さんのように誰かの幸せを願える、そんな強いヤツになるよ。」

100年に一度浄化されるのは地球だけじゃない。

スサノウも一緒に代替わりされる。

先代の記憶を授かりながら。

だから、スサノウはいつの世でも幼い。

「僕も君のように人生をやり直すことが出来たなら良かった。」

月の都が消滅しても僕は消えない。なにもない場所に1人残される。

それは何度経験しても寂しい事だった。

でも、いま寂しいと思えないのは、僕が始めて気に入った人間たちが、幸せでいると思えたからだろうか。

100年後にはまた地球は浄化される。

憂や稀吹がいる星ではなくなってしまう。

だけどきっと僕はあの2人を見て過ごした暖かい16年間を忘れはしないだろう。



神話?だと思われます。実際の神話とは少し違うんで、信じないで下さい。フィクションなんで…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ