【ゾンビタバコ問題】戦力の4人を「戦力外」にした広島の判断は妥当だったのか?【事実上のクビ】
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回はいわゆる「ゾンビたばこ」などと呼ばれる指定薬物エトミデートを使用した罪で有罪判決が下された元広島東洋カープに所属していた羽月氏、そして薬物売人と写真に納まっていた4氏が判決が下る前に戦力外になることは妥当だったのか? について僕の意見を語っていこうと思います。
質問者:
小園さんは去年のセリーグ首位打者、最高出塁率で今年のWBC日本代表にも選ばれたのに戦力外というのは完全に「制裁」という事なのでしょうね……。
まず、広島さんはどういう意図をもって4人を戦力外にしたんでしょうか?
◇「ゾンビたばこ事件」の全貌
筆者:
10月22日開催のドラフト会議が目前に迫っています。
こう言う疑惑がある選手がいる中ではせっかく有望選手を指名をしたとしても、続々と辞退する「指名拒否」という事が起きる――そう言ったことを回避するために行ったことが推測されますね。
質問者:
ゾンビたばこと言うのは2025年5月26日から指定薬物に https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/oshirase/20250703-1.html なったみたいですけど、羽月さんはいつ手を出してしまったんですか?
筆者:
26年5月15日に判決が確定したようですが、25年12月16日に吸引したという事で、完全にアウトのタイミングで吸引が確定したという事のようです。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026051500131&g=soc
現状、今回の戦力外になった4氏は羽月氏が告発し、FLASHという週刊誌のサイトに売人との写真が掲載されたのみになっています。
https://smart-flash.jp/sports/418499/
売人だった滝口氏は9月16日に有罪判決になっていますが、
その際の供述として、
「令和7年4月に羽月さんにエトミデートを渡しました。」
「6月から7月ごろに違法と知りました」
「羽月さん以外に売っていない。」
と証言しており、
今回戦力外になった4人に対しては売っていないとしているのです。
その上で、この記事は滝口氏の証言なども書いてありますが、 https://news.livedoor.com/article/detail/32355329/ ここにあるように広島県警は羽月氏以外からは薬物反応が出た人物はまだいないとしています。
質問者:
え!? それならちょっと広島さんは早まり過ぎたんじゃないですかね……?
筆者:
そう言う意見もあると思いますけど、後に違法になるような違法スレスレの薬物を敢えて入手して売る……そんな人は元から「まともか?」と言われると怪しいわけです。
そう言った怪しい人と交友を持っていることが写真という決定的な証拠がある――つまり、違法薬物を吸引していなかったとしても「ヤバい奴だ」という世間の認知が広まってしまっているんです。
ましてやプロ野球選手は子供に対して夢を見させるような職業じゃないですか? そんないかにもヤバい人たちが所属している――金で写真を揉み消したりすることが出来なかった以上は、4人の解雇はやむなしかなと思います。
更にドラフト会議では18歳前後の社会を知らない子供に近い人たちも預けるわけですからね。
4人に対して処分を何もしなければ有力選手の親が全力で反対し、実質的な「指名拒否」に遭っても仕方のないことだと思います。
質問者:
筆者:
また、広島の球団本部長は、https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/rcc/region/rcc-2981729 ここにあるような質疑応答で、
『中身は申し上げませんが、調査は半年以上、選手によっては5・6回実施している。それらを含めて、この時点で判断したと。
だから違反であればシーズン中の処分もあり得るが、それはなかった。この戦力外の時期は我々の判断ができるところなので、来季の契約は控えておこうという判断をしただけです。』
『疑念を感じることはあるんですけど、全部本当とも言えないし嘘とも言えない。我々もその調査の中で他の選手も含めてやっている中で、疑問があり、それを尋ねても、明確でなかったりすれば、一つの判断材料にせざるを得ないというところ。』
と具体的な犯罪は無かったために4選手と今シーズンの契約は続けたものの、調査の中で虚偽の報告みたいなことがあったために信頼関係が低下したという趣旨の発言をしています。
有力選手だったにも関わらず戦力外になったというのは4選手が異口同音に言った「信頼関係」を保てなかったということが球団側としても大きかったものと思われます。
◇「コンプライアンス違反かもしれない」だけで厳しい目に晒される
質問者:
確かに、我が子を預けるのにヘンな人を締め出す気もないのか……とか思っちゃいますものね。
小園さんに関しては戦力としてカウントしても不思議ではない中での戦力外と言うのはそう言った理由もありそうですね……。
筆者:
反社会的勢力の排除というのは大企業にとっては当然やらなくてはいけないことです。
それと繋がっていそうな人を排除出来ていないというのは、実際に同化とは別に世間の目から見た場合、コンプライアンス違反と言われても仕方のないことであり、責任もありますからね。
悪い芽を摘む意味では意味のある行為だとは思います。
広島の対応は少し遅かった可能性はありますけど、ギリギリ間に合ったのかなと言う感じはあります。
質問者:
今後戦力外になった4名はどうなるんでしょうか? 反省の意図があればプロ野球選手としてプレイできる可能性はあるんでしょうか?
筆者:
小園氏は日本代表クラスの実力が見込まれてまだ可能性はありますがが、残りはまず難しいでしょうね。実力もスタメンレベルでもないのに、リスクを背負ってまで入団させるチームがあるとは思えません。
その一番実力がある小園氏とて、余程の反省の色が見えない限りは厳しいと思いますよ。
これについては国内地方独立リーグにおいてもプロ野球よりは緩いとはいえ地元有力企業が支援していることから、採用することだけでイメージダウンに繋がるあると思うので、同様に厳しいと思います。
※戦力外通知の直後に「この態度」https://h1.nu/1F7Sp のインタビューだった感じなので日本では難しいのかなと個人的には思いました。
質問者:
でも皆さん現役を続行したいという事のようですけどどこで選手としてプレイするんでしょうか?
筆者:
2023年にチームメイトへのハラスメントの問題で事実上戦力外になった元楽天の安楽投手はメキシコで現在プレイしています。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/03/25/kiji/20250325s00001000157000c.html
海外であれば日本とは違ったコンプライアンスであったり、指定薬物の範囲が違ったりするので、可能性としてはゼロでは無いと思います。
質問者:
しかし、人付き合いを見極めなければ身を滅ぼしてしまうという事ですか……。
筆者:
ですが、プロ野球選手は成績を出せばそれこそ年棒だけで何億円――つまり、サラリーマンの生涯年収4,5億円と同じぐらいの金額を短い時間で稼げる可能性もあるわけです。
それだけのお金を出せるのは大企業だけであり、その大企業に所属して、プロとしての仕事をすることで子供に夢を見させている――その責任と言うのは計り知れないと思います。
違法か違法でないかよりも一段高いランクで人と接しなくてはいけないという事だと思いますね。
同じように政治家の方も政治資金などの問題で「違法でない」という事で逃げないで欲しいですけどね(笑)。




